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デザインがなんでも通る現場が不安…1人デザイナーのためのブラッシュアップ戦略
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デザインがなんでも通る現場が不安…1人デザイナーのためのブラッシュアップ戦略

2025
3
10
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こんにちは、カイクンです。
今回は、BONOでもらった一人デザイナーとして働いている方からの質問にお答えしていきます。

質問の内容を簡単にまとめると、

「デザインの提案をしても何も言われず、そのまま通ってしまう。より良いものを作るためにフィードバックをもらいたいけど、どうすればいいか?」

というお悩みです。

この問題、実はかなりよくある話です。
特にUI/UXデザインのような分野では、デザイナー以外の人がフィードバックをするのが難しく、結果として「デザイナーに任せればいい」という状態になりがち。

僕自身も、ミクシィではデザイナーが20人ほどいる環境でスタートしましたが、その後のキャリアではほとんどの時間を「一人デザイナー」として過ごしてきました。なので、この状況はとても共感できますし、僕自身が実践している対策も含めてお話ししていきます。

なぜフィードバックがもらえないのか?

そもそも、デザイナー以外の人がデザインに対して意見を言うのが難しい理由はいくつかあります。

1. デザインに詳しい人が少ない

デザインは義務教育で学ぶことがなく、業務でデザインに直接関わらない人は「何をどう見ればいいのか分からない」ことが多いです。特にUI/UXデザインの知識がある人は、社内でも限られていることがほとんど。

なので、デザイン職以外の人に意見をもらうときは「相手の専門性の観点から聞く」「相手の興味の観点からフィードバックしてもらう」などのアプローチを取ることで改善できる可能性があります。

2. 「デザインは専門家に任せるもの」と思われがち

「デザイナーに任せれば大丈夫」という信頼の表れでもあるのですが、それが結果として**「意見をもらえない」状態を生んでしまう**こともあります。なので、自分から”もっと意見が欲しい”、”こういう観点でどう思うか?考えて欲しい。”などのコミュニケーションとって、意見を求めていることの認識を合わせることで改善する可能性もあります。

3. 伝え方や共有方法が不十分な可能性

デザインの意図や背景をしっかり伝えないと、相手は何をフィードバックすればいいのか分かりません。
共有の仕方次第で、意見がもらえるかどうかが変わることもあります。

フィードバックをもらうための対策

ここからは、「周りの人から意見を引き出す方法」と「自分でデザインを改善する方法」 の2つの視点で考えていきます。

① 相手が何を重視しているかを把握する

フィードバックを求める相手が何を重要視して仕事をしているのかを知ることが大切です。

例えば、マーケターなら「数字」、エンジニアなら「開発のしやすさ」、プロダクトマネージャーなら「ビジネスの成果」など、それぞれの専門領域があります。その人が普段どんな視点で仕事をしているのかを理解し、その観点からフィードバックを求めると意見をもらいやすくなります。

② 「こういう意見がほしい」と具体的に伝える

「デザインどうですか?」と聞いても、相手は何を言えばいいのか分かりません。

「この画面の操作性を見てほしい」

「このUIの流れで、ユーザーが迷わないかチェックしてほしい」

といったように、具体的にフィードバックのポイントを伝えることが大事です。

③ デザインの背景をしっかり説明する

なぜそのデザインにしたのか、他にどんな選択肢があったのか、どの要件を優先したのかなどを伝えると、相手も意見を言いやすくなります。

また、画面共有のときだけでなく、FigmaのURLやプロトタイプを事前に共有するのも有効です。事前に目を通せる時間があれば、より具体的なフィードバックをもらえる可能性が高まります。

④ 「ここが不安」「ここが気になる」と自分の視点を共有する

「作ったデザインに違和感があるけど、うまく言語化できない…」ということもありますよね。その場合は、そのまま**「この部分に少し不安がある」**と伝えてみるのも効果的です。

「この配置に少し違和感があるけど、どう思いますか?」

「この動線で迷わないか心配なんですが、試してみてもらえますか?」

といった形で伝えると、相手も考えやすくなります。

⑤ ユーザビリティテストを実施する

デザインに関する意見をもらえないなら、実際に使う人に試してもらうのが一番です。

• 開発チームの外にいる営業やカスタマーサポートの人など、プロダクトに詳しくない人に使ってもらう

• 事前に説明しすぎず、**「この画面を見て、どう動きますか?」**と聞く

• クリックした場所や迷ったポイントを観察する

こうすることで、デザインの抜け漏れや分かりづらい点が見えてきます。

⑥ ビジュアルのクオリティはベンチマークでチェック

デザインの見た目に関するフィードバックは、デザイナー以外からはもらいにくいので、自分でベンチマークを作るのが効果的です。

参考にするデザインをいくつかピックアップしておく

自分のデザインと並べて比較する

「本当にこのクオリティで大丈夫か?」と客観視する

こうすることで、自分のデザインの精度を高めることができます。

⑦ 「新鮮な目」で自分のデザインを見直す

作業直後は気づけないポイントも多いので、時間をおいてから見直すのも有効です。

• 一晩寝かせて翌朝にプロトタイプを触る

• いつもと違う環境でチェックする(デスクではなくスマホで見る、違う場所で開く など)

時間を置くことで、違和感に気づきやすくなります。

まとめ:フィードバックがなくても自分で磨ける

一人デザイナーとして働く場合、フィードバックをもらう環境を作ることと、自分で気づく力を鍛えることの両方が大切です。

1. 周囲の人に具体的なポイントで意見を求める

2. ユーザビリティテストを活用する

3. ベンチマークを活用し、自分でデザインを磨く

この3つを意識するだけでも、確実にデザインの精度を上げることができます。

ぜひ試してみてください!🙌

メンバーBONOで質問募集中

僕が運営している**UI/UXデザインの学習コミュニティ「ボノ(BONO)」**では、匿名でも質問を受け付けています。
守秘義務がある場合でも、可能な範囲で質問を投稿すれば、僕や他のメンバーからアドバイスをもらえるかもしれません。

こんにちは、カイクンです。
今回は、BONOでもらった一人デザイナーとして働いている方からの質問にお答えしていきます。

質問の内容を簡単にまとめると、

「デザインの提案をしても何も言われず、そのまま通ってしまう。より良いものを作るためにフィードバックをもらいたいけど、どうすればいいか?」

というお悩みです。

この問題、実はかなりよくある話です。
特にUI/UXデザインのような分野では、デザイナー以外の人がフィードバックをするのが難しく、結果として「デザイナーに任せればいい」という状態になりがち。

僕自身も、ミクシィではデザイナーが20人ほどいる環境でスタートしましたが、その後のキャリアではほとんどの時間を「一人デザイナー」として過ごしてきました。なので、この状況はとても共感できますし、僕自身が実践している対策も含めてお話ししていきます。

なぜフィードバックがもらえないのか?

そもそも、デザイナー以外の人がデザインに対して意見を言うのが難しい理由はいくつかあります。

1. デザインに詳しい人が少ない

デザインは義務教育で学ぶことがなく、業務でデザインに直接関わらない人は「何をどう見ればいいのか分からない」ことが多いです。特にUI/UXデザインの知識がある人は、社内でも限られていることがほとんど。

なので、デザイン職以外の人に意見をもらうときは「相手の専門性の観点から聞く」「相手の興味の観点からフィードバックしてもらう」などのアプローチを取ることで改善できる可能性があります。

2. 「デザインは専門家に任せるもの」と思われがち

「デザイナーに任せれば大丈夫」という信頼の表れでもあるのですが、それが結果として**「意見をもらえない」状態を生んでしまう**こともあります。なので、自分から”もっと意見が欲しい”、”こういう観点でどう思うか?考えて欲しい。”などのコミュニケーションとって、意見を求めていることの認識を合わせることで改善する可能性もあります。

3. 伝え方や共有方法が不十分な可能性

デザインの意図や背景をしっかり伝えないと、相手は何をフィードバックすればいいのか分かりません。
共有の仕方次第で、意見がもらえるかどうかが変わることもあります。

フィードバックをもらうための対策

ここからは、「周りの人から意見を引き出す方法」と「自分でデザインを改善する方法」 の2つの視点で考えていきます。

① 相手が何を重視しているかを把握する

フィードバックを求める相手が何を重要視して仕事をしているのかを知ることが大切です。

例えば、マーケターなら「数字」、エンジニアなら「開発のしやすさ」、プロダクトマネージャーなら「ビジネスの成果」など、それぞれの専門領域があります。その人が普段どんな視点で仕事をしているのかを理解し、その観点からフィードバックを求めると意見をもらいやすくなります。

② 「こういう意見がほしい」と具体的に伝える

「デザインどうですか?」と聞いても、相手は何を言えばいいのか分かりません。

「この画面の操作性を見てほしい」

「このUIの流れで、ユーザーが迷わないかチェックしてほしい」

といったように、具体的にフィードバックのポイントを伝えることが大事です。

③ デザインの背景をしっかり説明する

なぜそのデザインにしたのか、他にどんな選択肢があったのか、どの要件を優先したのかなどを伝えると、相手も意見を言いやすくなります。

また、画面共有のときだけでなく、FigmaのURLやプロトタイプを事前に共有するのも有効です。事前に目を通せる時間があれば、より具体的なフィードバックをもらえる可能性が高まります。

④ 「ここが不安」「ここが気になる」と自分の視点を共有する

「作ったデザインに違和感があるけど、うまく言語化できない…」ということもありますよね。その場合は、そのまま**「この部分に少し不安がある」**と伝えてみるのも効果的です。

「この配置に少し違和感があるけど、どう思いますか?」

「この動線で迷わないか心配なんですが、試してみてもらえますか?」

といった形で伝えると、相手も考えやすくなります。

⑤ ユーザビリティテストを実施する

デザインに関する意見をもらえないなら、実際に使う人に試してもらうのが一番です。

• 開発チームの外にいる営業やカスタマーサポートの人など、プロダクトに詳しくない人に使ってもらう

• 事前に説明しすぎず、**「この画面を見て、どう動きますか?」**と聞く

• クリックした場所や迷ったポイントを観察する

こうすることで、デザインの抜け漏れや分かりづらい点が見えてきます。

⑥ ビジュアルのクオリティはベンチマークでチェック

デザインの見た目に関するフィードバックは、デザイナー以外からはもらいにくいので、自分でベンチマークを作るのが効果的です。

参考にするデザインをいくつかピックアップしておく

自分のデザインと並べて比較する

「本当にこのクオリティで大丈夫か?」と客観視する

こうすることで、自分のデザインの精度を高めることができます。

⑦ 「新鮮な目」で自分のデザインを見直す

作業直後は気づけないポイントも多いので、時間をおいてから見直すのも有効です。

• 一晩寝かせて翌朝にプロトタイプを触る

• いつもと違う環境でチェックする(デスクではなくスマホで見る、違う場所で開く など)

時間を置くことで、違和感に気づきやすくなります。

まとめ:フィードバックがなくても自分で磨ける

一人デザイナーとして働く場合、フィードバックをもらう環境を作ることと、自分で気づく力を鍛えることの両方が大切です。

1. 周囲の人に具体的なポイントで意見を求める

2. ユーザビリティテストを活用する

3. ベンチマークを活用し、自分でデザインを磨く

この3つを意識するだけでも、確実にデザインの精度を上げることができます。

ぜひ試してみてください!🙌

メンバーBONOで質問募集中

僕が運営している**UI/UXデザインの学習コミュニティ「ボノ(BONO)」**では、匿名でも質問を受け付けています。
守秘義務がある場合でも、可能な範囲で質問を投稿すれば、僕や他のメンバーからアドバイスをもらえるかもしれません。

こんにちは、カイクンです。
今回は、BONOでもらった一人デザイナーとして働いている方からの質問にお答えしていきます。

質問の内容を簡単にまとめると、

「デザインの提案をしても何も言われず、そのまま通ってしまう。より良いものを作るためにフィードバックをもらいたいけど、どうすればいいか?」

というお悩みです。

この問題、実はかなりよくある話です。
特にUI/UXデザインのような分野では、デザイナー以外の人がフィードバックをするのが難しく、結果として「デザイナーに任せればいい」という状態になりがち。

僕自身も、ミクシィではデザイナーが20人ほどいる環境でスタートしましたが、その後のキャリアではほとんどの時間を「一人デザイナー」として過ごしてきました。なので、この状況はとても共感できますし、僕自身が実践している対策も含めてお話ししていきます。

なぜフィードバックがもらえないのか?

そもそも、デザイナー以外の人がデザインに対して意見を言うのが難しい理由はいくつかあります。

1. デザインに詳しい人が少ない

デザインは義務教育で学ぶことがなく、業務でデザインに直接関わらない人は「何をどう見ればいいのか分からない」ことが多いです。特にUI/UXデザインの知識がある人は、社内でも限られていることがほとんど。

2. 「デザインは専門家に任せるもの」と思われがち

「デザイナーに任せれば大丈夫」という信頼の表れでもあるのですが、それが結果として**「意見をもらえない」状態を生んでしまう**こともあります。

3. 伝え方や共有方法が不十分な可能性

デザインの意図や背景をしっかり伝えないと、相手は何をフィードバックすればいいのか分かりません。
共有の仕方次第で、意見がもらえるかどうかが変わることもあります。

フィードバックをもらうための対策

ここからは、「周りの人から意見を引き出す方法」と「自分でデザインを改善する方法」 の2つの視点で考えていきます。

① 相手が何を重視しているかを把握する

フィードバックを求める相手が何を重要視して仕事をしているのかを知ることが大切です。

例えば、マーケターなら「数字」、エンジニアなら「開発のしやすさ」、プロダクトマネージャーなら「ビジネスの成果」など、それぞれの専門領域があります。その人が普段どんな視点で仕事をしているのかを理解し、その観点からフィードバックを求めると意見をもらいやすくなります。

② 「こういう意見がほしい」と具体的に伝える

「デザインどうですか?」と聞いても、相手は何を言えばいいのか分かりません。

「この画面の操作性を見てほしい」

「このUIの流れで、ユーザーが迷わないかチェックしてほしい」

といったように、具体的にフィードバックのポイントを伝えることが大事です。

③ デザインの背景をしっかり説明する

なぜそのデザインにしたのか、他にどんな選択肢があったのか、どの要件を優先したのかなどを伝えると、相手も意見を言いやすくなります。

また、画面共有のときだけでなく、FigmaのURLやプロトタイプを事前に共有するのも有効です。事前に目を通せる時間があれば、より具体的なフィードバックをもらえる可能性が高まります。

④ 「ここが不安」「ここが気になる」と自分の視点を共有する

「作ったデザインに違和感があるけど、うまく言語化できない…」ということもありますよね。その場合は、そのまま**「この部分に少し不安がある」**と伝えてみるのも効果的です。

「この配置に少し違和感があるけど、どう思いますか?」

「この動線で迷わないか心配なんですが、試してみてもらえますか?」

といった形で伝えると、相手も考えやすくなります。

⑤ ユーザビリティテストを実施する

デザインに関する意見をもらえないなら、実際に使う人に試してもらうのが一番です。

• 開発チームの外にいる営業やカスタマーサポートの人など、プロダクトに詳しくない人に使ってもらう

• 事前に説明しすぎず、**「この画面を見て、どう動きますか?」**と聞く

• クリックした場所や迷ったポイントを観察する

こうすることで、デザインの抜け漏れや分かりづらい点が見えてきます。

⑥ ビジュアルのクオリティはベンチマークでチェック

デザインの見た目に関するフィードバックは、デザイナー以外からはもらいにくいので、自分でベンチマークを作るのが効果的です。

参考にするデザインをいくつかピックアップしておく

自分のデザインと並べて比較する

「本当にこのクオリティで大丈夫か?」と客観視する

こうすることで、自分のデザインの精度を高めることができます。

⑦ 「新鮮な目」で自分のデザインを見直す

作業直後は気づけないポイントも多いので、時間をおいてから見直すのも有効です。

• 一晩寝かせて翌朝にプロトタイプを触る

• いつもと違う環境でチェックする(デスクではなくスマホで見る、違う場所で開く など)

時間を置くことで、違和感に気づきやすくなります。

まとめ:フィードバックがなくても自分で磨ける

一人デザイナーとして働く場合、フィードバックをもらう環境を作ることと、自分で気づく力を鍛えることの両方が大切です。

1. 周囲の人に具体的なポイントで意見を求める

2. ユーザビリティテストを活用する

3. ベンチマークを活用し、自分でデザインを磨く

この3つを意識するだけでも、確実にデザインの精度を上げることができます。

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