シリーズ目次

Figma入門

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1.Figma入門シリーズについて知ろう
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1.Figma入門シリーズについて知ろう

1.Figma入門シリーズについて知ろう

【24年アプデ最新】現役デザイナーが解説!Figma(フィグマ)の使い方と便利な基本を解説。UIデザイン、Webデザインで活躍するデザインツール
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【24年アプデ最新】現役デザイナーが解説!Figma(フィグマ)の使い方と便利な基本を解説。UIデザイン、Webデザインで活躍するデザインツール

【24年アプデ最新】現役デザイナーが解説!Figma(フィグマ)の使い方と便利な基本を解説。UIデザイン、Webデザインで活躍するデザインツール

Figma講座#1:バナーデザインでFigmaの使い方を学ぶ - 世界が注目するデザインツールFigmaの使い方特徴、機能、料金、人気の理由を解説します
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Figma講座#1:バナーデザインでFigmaの使い方を学ぶ - 世界が注目するデザインツールFigmaの使い方特徴、機能、料金、人気の理由を解説します

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2. バナーをデザインしてみよう
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2. バナーをデザインしてみよう

2. バナーをデザインしてみよう

使い方講座#2:バナーをつくろう! - デザインする前にセットアップ。管理画面の使い方を知る
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使い方講座#2:バナーをつくろう! - デザインする前にセットアップ。管理画面の使い方を知る

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使い方講座#3:バナーをつくろう!- オブジェクトの配置&ツールの構造を知る
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使い方講座#3:バナーをつくろう!- オブジェクトの配置&ツールの構造を知る

使い方講座#3:バナーをつくろう!- オブジェクトの配置&ツールの構造を知る

【Figma】使い方講座#4:バナーをつくろう! - サイズの調整方法を身につけてバナーを完成させる
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【Figma】使い方講座#4:バナーをつくろう! - サイズの調整方法を身につけてバナーを完成させる

【Figma】使い方講座#4:バナーをつくろう! - サイズの調整方法を身につけてバナーを完成させる

3.UIをトレースしよう!
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 3.UIをトレースしよう!

3.UIをトレースしよう!

【Figma】使い方講座#5:YoutubeUIをつくる!! - アニメーションやオートレイアウト機能などもカバーするUI編のコンテンツを紹介
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【Figma】使い方講座#5:YoutubeUIをつくる!! - アニメーションやオートレイアウト機能などもカバーするUI編のコンテンツを紹介

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#6:コンポーネント、ロゴ、アイコンを使ってヘッダーUIをデザインする【Figma入門】
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#6:コンポーネント、ロゴ、アイコンを使ってヘッダーUIをデザインする【Figma入門】

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#7:ボトムナビゲーションの作り方。繰り返しのパーツ/アイコン設置【Figma入門】
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#7:ボトムナビゲーションの作り方。繰り返しのパーツ/アイコン設置【Figma入門】

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#8:動画コンテンツのUIデザイン。画像のマスクと境界線の使い方【Figma入門】
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#8:動画コンテンツのUIデザイン。画像のマスクと境界線の使い方【Figma入門】

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#9: 動画閲覧ページを作る_UIづくりテクニックの総集編です【Figma入門】
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#9: 動画閲覧ページを作る_UIづくりテクニックの総集編です【Figma入門】

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4. 便利な操作を覚えよう
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4. 便利な操作を覚えよう

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#10:カラーパレット機能 - 良く使う色を登録して効率よく、一貫した配色を可能にしよう【Figma入門】
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#10:カラーパレット機能 - 良く使う色を登録して効率よく、一貫した配色を可能にしよう【Figma入門】

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#11:プロトタイプ機能 - ホバーや遷移を付けて画面を触れる形にデザインしよう【Figma入門】
8:43
#11:プロトタイプ機能 - ホバーや遷移を付けて画面を触れる形にデザインしよう【Figma入門】

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#12:オートレイアウト機能 - 繰り返しのUIレイアウトが抜群にラクになる方法を解説【Figma入門】
08:51
#12:オートレイアウト機能 - 繰り返しのUIレイアウトが抜群にラクになる方法を解説【Figma入門】

#12:オートレイアウト機能 - 繰り返しのUIレイアウトが抜群にラクになる方法を解説【Figma入門】

#13:コンポーネント機能 - UIを部品として効率よく設計しよう【Figma入門】
11:54
#13:コンポーネント機能 - UIを部品として効率よく設計しよう【Figma入門】

#13:コンポーネント機能 - UIを部品として効率よく設計しよう【Figma入門】

#14:アニメーション機能 - 本物かのように動くアニメーションをUIに付ける方法【Figma入門】
13:42
#14:アニメーション機能 - 本物かのように動くアニメーションをUIに付ける方法【Figma入門】

#14:アニメーション機能 - 本物かのように動くアニメーションをUIに付ける方法【Figma入門】

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【24年アプデ最新】現役デザイナーが解説!Figma(フィグマ)の使い方と便利な基本を解説。UIデザイン、Webデザインで活躍するデザインツール

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Figmaとは?

Figmaは、UI/UXデザインやWebデザインなどのデジタルデザインに特化したツールで、その最大の特徴はブラウザベースの設計にあります。インターネットブラウザさえあれば、誰でも簡単にアクセスでき、チームメンバーとのスムーズな共有やコラボレーションが可能です。さらに、コンポーネント機能による再利用可能なUIパーツの管理や、バリアブルズ・スタイル機能による配色・フォントの一元管理など、現代のデジタルデザインに不可欠な機能が充実しています。本記事では、Figmaを使って実現できることを詳しく解説していきます。

Figmaのサービスサイトhttps://www.figma.com/ja-jp/

目次

  1. Figmaの基本情報
    • Figmaとは
    • Figmaでできること
    • Figmaのメリット・特徴
  2. はじめ方ガイド
    • アカウント登録
    • 基本的な使い方
    • ホーム画面の見方
    • ボタンUIをデザインしよう
  3. デザインの基本機能
    • 画面構成
    • 基本ツールの使い方
    • シンプルなデザイン制作
  4. 特徴的な機能の解説
    • オートレイアウト
    • プロトタイプ
    • コンポーネント
    • バリアント
    • スタイル登録
    • バリアブル
  5. 最新機能
    • AIでのUI生成機能
    • レイヤー名自動入力
    • 画像切り抜き
    • Devモード
  6. まとめ

無料のFigma初心者コース

BONO では無料のFigma入門コースを提供しています。
動画のやり方を見ながら、真似することで、Figma操作の基本を誰でも習得できます

Figma&UIデザインコース
https://www.bo-no.design/rdm/uidezainru-men

Figmaをこれから学びたい方はぜひ活用してみてください。

Figmaでできること

Figmaの真の強みは、これらの機能が単独で存在するのではなく、シームレスに連携している点にあります。UIデザインからプロトタイプ作成、チームコラボレーションまで、一つのプラットフォームで完結できることは、現代のデザインワークフローにおいて大きなアドバンテージとなっています。

デザイナーだけでなく、エンジニア、プロジェクトマネージャー、そしてクライアントまで、プロジェクトに関わる全ての人々がスムーズにコミュニケーションを取れる環境を提供するFigma。これからのデジタルプロダクト開発において、ますます重要なツールとなっていくことでしょう。

初心者の方も、まずは基本的な機能から少しずつ試してみることをお勧めします。Figmaの持つ可能性を、ぜひ御社のプロジェクトでも活用してみてください

Figmaが得意な7つのデザイン

現代のデザインワークフローにおいて、Figmaは以下の7つの主要な機能を提供しています:

  1. UIデザイン
  2. Webデザイン
  3. 簡単なバナー作成
  4. スライド作成
  5. プロトタイプ作成
  6. チームコラボレーション
  7. デザインシステムの管理

それぞれの機能について、実践的な活用方法を見ていきましょう。

UIデザイン:モダンな開発環境との親和性

デジタルプロダクトの設計において、UIデザインは最も重要な要素の一つです。Figmaは特にUIデザインにおいて卓越した機能を提供しており、開発チームとの協業を強力にサポートします。

主要な機能と特徴:

  • コンポーネント機能:再利用可能なUI要素の作成と管理
  • バリアブルズ機能:デザインの一貫性を保つための変数管理
  • オートレイアウト機能:レスポンシブデザインの効率的な実現

これらの機能により、デザインからエンジニアリングへの橋渡しがスムーズになります。例えば、コンポーネント機能を使用することで、ボタンやフォームといったUIパーツを一元管理でき、デザインの一貫性を保ちながら効率的な開発が可能になります。

Webデザイン:効率的なサイト制作を実現

Webデザインの現場でも、Figmaは強力な味方となります。従来のデザインツールと比べて、特に以下の点で優位性を発揮します:

効率化をもたらす機能:

  • パーツの使い回しが容易(コンポーネント機能)
  • ナビゲーションなどの共通要素を一元管理
  • 一箇所の編集が全体に反映される

例えば、Webサイトのヘッダーやフッターといった共通パーツを一度作成すれば、それを複数のページで使い回すことができます。さらに、元となるコンポーネントを編集すれば、そのパーツを使用している全てのページに変更が反映されます。

バナー作成:手軽さと実用性の両立

グラフィックデザインツールとしても、Figmaは十分な機能を備えています。特に基本的なバナーデザインにおいては、以下のような用途で活躍します:

活用シーン:

  • YouTubeサムネイルの作成
  • SNS投稿用バナー
  • オンライン広告素材
  • 基本的な販促物制作

高度なエフェクトや質感表現が必要な場合はPhotoshopが適していますが、基本的な平面デザインであれば、Figmaの機能で十分にカバーできます。実際、多くのクリエイターがFigmaだけでコンテンツのサムネイル制作を行っています。

スライド作成:プレゼンテーションの新しいカタチ

Figmaは従来のプレゼンテーションツールとは一線を画す、新しいスライド作成環境を提供します:

スライド作成の特徴:

  • 豊富な出力オプション(PowerPoint、Googleスライド)
  • プラグインによる拡張機能
  • PDFエクスポート機能
  • 専用サービス「Figmaスライド」の活用

特筆すべきは、新しく登場した「Figmaスライド」です。このサービスにより、Figmaのデザイン機能を最大限に活かしながら、プレゼンテーション特化の環境で作業することが可能になりました。

プロトタイプ作成:アイデアを素早くカタチに

Figmaの強みの一つは、デザインとプロトタイプ作成を同一ツール内で完結できる点です:

プロトタイプ機能の特徴:

  • デザインデータと画面遷移の統合
  • インタラクティブな操作確認
  • 共有とフィードバックの容易さ
  • リアルタイムでの更新と反映

デザインからプロトタイプまでをシームレスに作成できることで、アイデアの検証やユーザビリティテストがより効率的に行えます。

チームコラボレーション:共創を加速する環境

ブラウザベースのツールであることを活かし、Figmaは優れたコラボレーション機能を提供します:

コラボレーションの利点:

  • リンク共有による即時アクセス
  • アプリケーションのインストール不要
  • リアルタイムでの共同編集
  • コメント機能によるフィードバック

チームメンバーやステークホルダーとの円滑なコミュニケーションを実現し、プロジェクトの進行を加速させます。

デザインシステムの管理:一貫性と効率性の両立

Figmaはデザインシステムの構築と管理において、特に優れた機能を提供します:

デザインシステム管理の特徴:

  • コンポーネントライブラリの一元管理
  • スタイル設定の標準化
  • バリアブルによる柔軟な変更管理
  • チーム間での共有と同期

これらの機能により:

  • サービス・ブランドの一貫性維持
  • デザインの効率化
  • チーム間での統一された表現
  • アップデートの容易な管理

が実現可能となります。

Figmaのメリット

デジタルデザインツールとして急速に普及しているFigma。その人気の背景には、他のデザインツールにはない独自の特長があります。従来のデザインツールが抱えていた課題を解決し、より効率的でシームレスなデザインワークフローを実現しています。今回は、Figmaの主要な4つのメリットについて、実践的な活用シーンを交えながら詳しく解説していきます。

1. UIデザイン・Webデザインに特化した機能性

Figmaの最大の特長は、デジタルプロダクト制作に特化した機能群です。特に、UIデザインやWebデザインにおいて、その真価を発揮します。従来のデザインツールでは、デザインとコードの間に大きなギャップが存在していましたが、Figmaはそのギャップを最小限に抑える革新的な機能を提供しています。

プログラミングを意識した設計が可能

オートレイアウト機能

  • 実際のコードベースに近い論理的なレイアウト構築
  • 実装可能な範囲内でのデザイン制作
  • エンジニアとの認識齟齬を防ぐ

例えば、従来のデザインツールでは、デザイナーが思い描いた通りにレイアウトを組むことができても、それが実際の実装では再現が難しいということがよくありました。Figmaのオートレイアウト機能を使用すると、FlexboxやGridといったWebの標準的なレイアウトシステムに近い形でデザインを構築できます。これにより、デザインの段階から実装の制約を考慮することができ、後々の手戻りを防ぐことができます。

効率的なUI管理:

  • バリアブルズ機能
    • カラーやタイポグラフィの一元管理
    • ブランドガイドラインの厳密な適用
    • デザインシステムの効率的な運用
  • スタイル機能
    • UIパーツの一元管理
    • 一貫性のあるデザインシステムの構築
    • 効率的な要素の使い回し

これらの機能を活用することで、例えばブランドカラーやフォントサイズといった基本的な要素から、ボタンやフォームといった複雑なUIコンポーネントまで、一貫性を保ちながら効率的に管理することができます。特に大規模なプロジェクトやチーム開発において、この機能の価値は計り知れません。

2. ブラウザベースの利便性

従来のデザインツールと一線を画すFigmaの特長として、ブラウザベースの設計が挙げられます。この特徴は、特にリモートワークが一般化した現代のワークスタイルと相性が良く、場所を問わない柔軟な働き方を可能にします。

ブラウザベースのメリット:

  • アプリケーションのインストール不要
    • 新しいPCでもすぐに作業開始可能
    • ストレージ容量を気にする必要なし
    • 常に最新版を利用可能
  • どこからでもアクセス可能
    • オフィス、自宅、出張先でも同じ環境
    • デバイスを選ばない柔軟性
    • クラウドベースの自動保存
  • URLリンクによる即時共有
    • メールやチャットで簡単に共有
    • 権限設定による安全な共有
    • バージョン管理の容易さ

ただし、以下の点には注意が必要です:

  • モバイルデバイスでは閲覧のみ可能
  • 編集機能はデスクトップブラウザに最適化
  • オフライン作業には別途デスクトップアプリが必要

3. リアルタイムコラボレーションの実現

Figmaは、チームでのデザイン制作を強力にサポートします。特に、複数のステークホルダーが関わる現代のプロダクト開発において、このコラボレーション機能は非常に重要な役割を果たします。

コラボレーション機能の特長:

  • デザイナー間の連携
    • リアルタイムでの共同編集
      • 複数デザイナーによる同時作業
      • 変更の即時反映
      • 作業の重複を防止
    • 具体的なフィードバックの付与
      • コメント機能による詳細な指摘
      • 画面上での直接マーキング
      • フィードバックの履歴管理
    • デザインの即時共有
      • インスペクター機能による仕様確認
      • アセットの即時出力
      • バージョン管理の一元化
  • ステークホルダーとの協業
    • 進捗の細かな共有
      • プロトタイプの即時プレビュー
      • 意思決定の迅速化
      • 認識齟齬の防止
    • ビジネスサイドからの直接フィードバック
      • 非デザイナーでも使いやすいインターフェース
      • リアルタイムでの意見交換
      • プロジェクトの透明性向上

例えば、従来のワークフローでは、デザインの共有やフィードバックのやり取りに多くの時間と手間が必要でした。Figmaでは、デザインの作成から共有、フィードバック、修正までのサイクルを大幅に短縮することができます。また、プロジェクトの進行状況を常に全員が把握できることで、より効率的な意思決定が可能になります。

4. 充実した無料プランの提供

2024年現在、Figmaは機能制限付きながら、無料プランを提供しています。これは、デザインツールの導入を検討している個人やチームにとって、大きなメリットとなっています。

無料プランの特徴:

  • 基本機能の充実
    • UIデザインの核となる機能を完備
    • プロトタイプ作成も可能
    • 共有・コラボレーション機能も利用可能
  • 学習環境としての適性
    • 豊富な公式チュートリアルやコミュニティリソース
    • 実践的なスキル習得が可能
    • プロフェッショナルツールでの実地訓練

※具体的な制限事項や料金プランの詳細については、別途「料金プラン」の記事でご紹介いたします。

料金プラン

Figmaには4つの料金プランが用意されており、個人からエンタープライズまで、様々な規模や目的に応じて選択することができます。各プランの詳細を見ていきましょう。

無料で使い始められる、スターターチーム(無料プラン)

個人やスモールチームの入門に最適な無料プランです。基本的な機能を備えており、Figmaを始めるのに十分な機能を提供しています。

主な機能:

  • コラボレーション機能
    • 最大3個のファイルしか作成ができない
    • 共同コラボレーション用デザインファイル
  • ファイル管理
    • 個人用ドラフト数無制限
    • 基本的なファイルインスペクション機能

ユースケース:

  • 個人での学習
  • 少人数でのプロジェクト
  • Figmaの機能検証

有料プランと無料プランの違いについて(2024-25年)

現在、有料プランにはプロフェッショナル・ビジネス・エンタープライズの3つがあります。有料プランにする特徴としてはチーム間のコラボレーション機能の解放があります。

□ 無料プラン(スターターチーム)の主な制限

  1. 編集の制限
    • 最大3個のファイルしか作成ができない
    • それ以上のチーム作業には有料プランが必要
    • コンポーネントなどを登録する「ライブラリ」をファイル間で共有できない
  2. コラボレーション機能の制限
    • 共同作業用のデザインファイルに制限あり
    • 基本的なファイルインスペクションのみ
  3. ドラフトの制限
    • 個人用ドラフトは無制限だが、共有・チーム作業に制限

□ 有料プランで解放される重要機能

デザイン面での拡張機能

  • ✅ Figmaファイル数が無制限に
  • ✅ チームライブラリの利用が可能に
  • ✅ 高度なプロトタイピング機能
  • ✅ デザインシステムの本格的な構築と管理

開発連携の強化

  • ✅ 高度なインスペクション機能
  • ✅ VS Code連携
  • ✅ 開発者向けの詳細な仕様書出力
  • ✅ アノテーション(注釈)機能の充実

プロジェクト管理の向上

  • ✅ バージョン履歴の無制限保存
  • ✅ プライベートプロジェクトの作成
  • ✅ チーム間でのファイル共有が容易に

Figmaのはじめかた

アカウント登録

Figma.comにアクセスして、新規登録からアカウントを作成しましょう。Figmaは日本語に対応しているので日本語のサイトにアクセスすると良いでしょう。

「無料で始める」のボタンからアカウント作成をはじめましょう。

メール認証をしよう

登録時に入力したメールアドレスに確認のメールが届きます。メールから確認のリンクをクリックして始めましょう。

認証メールをクリックする、「表示名」の登録が始まります。Figmaで使用したいアカウント名を入力しましょう(あとから変更できます)

そのあといくつかアンケートが出てくるので回答しましょう。

そのあといくつかアンケートが出てくるので回答しましょう。プランも無料から使い始めることができます。

そのあといくつかアンケートが出てくるので回答しましょう。
プランも無料から使い始めることができます。

Figmaのホーム画面(チーム画面)について

Figmaの登録が成功したら、Figma操作の起点になるホーム/チーム画面についての使い方を把握しておきましょう。ここではファイルを作成したり、ファイルの管理・閲覧などができます。

主に左のサイドバーの「管理:ナビ」と右側の「ファイル・作成」に分かれます。管理・ナビでは、ファイルの整理や管理をしたりすることが主になります。ファイル・作成のエリアでは現在選択しているプロジェクトなどの中にあるファイルの一覧を確認することができます。

アカウント

自分のアカウント管理や設定は、アカウントをクリックして詳細を選択することで可能になります。メールアドレスの変更などの自分の情報の編集確認や、テーマの変更でダークモードに対応できたりします。

最近

最近開いたり、作成されたファイルが一覧で閲覧できます。無料プランのように作成できるファイルに限りがある場合はほとんどの場合はこちらを見ることで、ファイルを探すことができるでしょう。

チーム

Figmaはチームごとにプランの課金が基本的には行われます(エンタープライズなどのプランを除く)。そのためチームをクリックすることで今誰がチームの編集権限を持っているかなどを確認することができます。

プロジェクト

ファイルに対する”フォルダ”のような概念です。複数のファイルをプロジェクトに所属することで、ファイル管理を容易にすることができます。

新規Figmaファイル作成

ファイルを新規作成できる導線になります。主に以下のようなものを作成できます。基本的なデザイン作業に関しては「デザインファイル」を作成して編集することがメインになります。

  • デザインファイル
  • FigJam
  • Figmaスライド
  • インポート

メインはデザインファイルを作成を使ってデザインを作成しましょう。FigJamはオンライン上で付箋やマインドマップを使ってアイデアをブレストしたりすることに特化したツールになります。会議のメモをしたりするときにも使うことができます。

Figmaスライドは2024年からリリースした新しいツールです。Figmaの仕組みを使ってスライドを作成・管理することができます。

インポートはSketchファイルなど、他のデザインツールからFigmaに変換することができる作成方法です。

作成済ファイル一覧

選択しているプロジェクトや、表示方法(”最新”のようなもの)のファイルの一覧が閲覧できます。こちらをクリックすることで、ファイルを開いて確認・編集することが可能です。

デザインファイル、FigJam、スライドの3種類はマウスホバーすると表示されるアイコンの違いでも確認することが可能です。

各ファイルに表示されている画像サムネイルも、ファイル内で設定することで変更することができるので管理をすることもできます。

Figmaデザインファイル:基本の使い方

続いて、デザインする上で最も活用するFigmaデザインファイルの基本の解説をしていきます。まずはファイルを開くと表示される各要素について認識をしておきましょう。

全てを暗記するというよりは使いながら慣れていくのがお勧めです。まずは全体像を把握して全体の機能を把握して慣れる確率を上げましょう。

デザインファイル画面の構成

それぞれ役目ごとにブロックを分けて解説をしていきます。今回以下のようにブロックを分けてみました。

1 : ナビゲーション

2 : ファイルの中身

3 : ツール

4 : プロパティ

1 : ナビゲーション-左サイドパネル

主にデザインファイルに対しての操作をする機能や、ホーム画面に戻る導線があります。

Figmaのロゴアイコン:

こちらをクリックすることでデザインファイルから、ホーム画面へ戻ることができます。

ファイル名:

スクリーンショットで「無題」と書いているところをクリックすると、ファイルのタイトルを編集することができます。

1 : ナビゲーション-右サイドパネル

共有:Figmaファイルのシェア

ファイルをシェアすることができます。シェアする際にリンク設定を”公開”にすることで、同じチームにいないアカウントの人でも、ファイルの閲覧・コピーなどが可能になり、コラボレーションに便利です

再生ボタン:デザインのプレビュー確認

プロトタイプ機能のプレビューをすることができます。パソコンブラウザで自分のデザインを確認したり、スマホアプリを使うことでスマホでの表示を確認することができます。

2 : ファイルの中身

このエリアで、編集中のファイルの中身を確認することができます。

レイヤー:要素を確認できる

デザインを作っているとさまざまな要素を追加していきますが、それが「レイヤー」の部分に階層で現れます。

ページ:シートを管理できる

また「ページ」を増やすことで、全く別のシートでデザインを作り始めることも可能になります。例えば、作成しているときのバージョンをページで管理したり、「ラフ」と「確定版」のように別けることも可能です。

3 : ツール

実際にデザインを作成するときに使う道具が置かれている場所になります。例えばテキストを配置したり、複数の要素をグループにまとめたり、四角形を置いたりするツールが用意されています。またアクションでFigma内の要素を検索したりすることもできます。

また選択するとツールの中に他ツールが格納されています(スクショの黒いメニュー)。その中から他のツールを選択できます。また右側に書いてあるアルファベットはショートカット表記になっています。半角で該当するキーボードを押すことですぐにそのツールを呼び出すことができます。

移動ツール・拡大縮小

Figmaを操作する上での基本ツールです。編集したい、移動したいオブジェクトの選択ができる「移動」ツールはかなり多用します。ショートカット”V”でいつでも呼び出すことができるので、覚えておくと良いでしょう。

手のひらツールはMacbookについているトラックパッドや、Spaceキーを押しながらクリック移動でも代替利用することができます。

「拡大縮小機能」も画像の拡大などで覚えておくと便利です。同じ比率で指定した倍率に拡大・縮小をしてくれるツールです。

フレーム・セクション

フレームツールは他のデザインツールでいうところのグループに近い機能です。Figmaでは基本的にFrame/フレームの箱を使ってキャンバス、デザインする範囲、を指定したり、複数の要素を1つの箱としてまとめたりします。

セクションツールはデザインファイル上の要素を整理する際に便利な機能です。デザインに干渉しないグループを呼び出すことができ、整理することが容易になるツールです。慣れてきた初心者はぜひ覚えておくと、ファイル整理の速度を劇的に上げることができるでしょう。

Figmaのセクションツールに関して詳しくはこちらの動画でも解説しています。

図形:長方形

長方形や直線などの図形を呼び出すことができます。UI作成上は慣れてくるFrameフレームツールを使って線を引いたり、四角を作ったりすることが多いためあまり使わないかもしれませんが、グラフィカルな要素を作るときに使うツールになるので覚えておきましょう。

画像や動画の貼り付けも可能ですが、画像や動画ファイルをFigmaにそのままドラッグ&ドロップすることでも貼り付けすることはできます。

ペン/鉛筆 ツール

イラストレーターで使えるようなベクターでパスを編集できるペンツールです。Figma自体がベクターファイルに対応しているため、簡単なパス作業でのグラフィック作成はFigmaでも可能です。

鉛筆ツールはドラッグすることで線を引けるツールです。会議中に場所を示すなどで使うと便利です。

コメント

Figmaのファイル上にコメントを残すことができる機能です。自分用のメモを書いたり、他の人に伝えるメモを書いたりするときに使用することができます。

メモを残すとその残した場所に追従する形でメモが残ります。Figmaでコラボレーションするときに便利な機能です。ただ、ホバー・クリックしないと中身がわからないので多用しすぎると少し煩雑になってしまうので、使い所やチームでのルール決めなどは必要な場合があります。

テキスト

文字を配置するツールです。こちらもUIデザインやWebデザイン、バナー作成している時には基本の機能になるため頻繁に使うツールになるでしょう。ショートカットは”T”を押すことでいつでも呼び出すことができます。

アクション

2024年のUI3にFigmaがアップデートされてから登場した機能です。メインではFigmaファイル上の操作を検索することができたり、プラグインやAI機能を呼び出すことができます。

操作に迷った時は検索することでツールを出してくれますし、プラグインやAI機能など、Figmaのプラスαの機能を呼び出す際に触ることになる場所です。

4 : プロパティ

Figmaの右パネルは選択中のオブジェクトに沿った内容が表示され、選択中のものを編集するために必要な情報が表示されます。例えば「テキスト」をクリック選択しているときには、テキストサイズを変更するためのボックスなどが表示されます。

中身を編集したいときは左のパネルに表示される、というのを知っておくと慣れる速度が早まるでしょう。

プロパティ:何も選択してないとき

バリアブルやスタイルという、繰り返し使用するUI要素を登録できる機能へアクセスできます。”ローカル”という表現がついていますが、これは開いているファイルだけの繰り返し設定する内容を登録できるという意味です。

有料プランにすることで、チーム内の他ファイルに使いまわせる「ライブラリ」という機能を使うことで、ローカルで登録した内容を他ファイルに使い回すことも可能です。

プロパティ:選択中

選択中の際は、その選択したオブジェクトを編集できる要素が表示されます。

エクスポート:出力・書き出し

Figmaでは選択したものをJPG/PNG/SVG/PDFに書き出すことが可能です。選択したもの状態で「エクスポート」を選択することで、書き出しサイズの倍率とファイル形式を選択して、素材として書き出すことができます。

エンジニアリングで必要な画像素材や、説明に必要なイメージはこちらから書き出しましょう。

Figmaの特徴的な基本機能

オートレイアウト

Webの標準的なFlexboxの考え方を採用し、レスポンシブデザインを効率的に実現します。

要素間の余白や配置を自動で調整し、コンテンツ量の変更にも柔軟に対応。実装を考慮したデザインが可能です。

オートレイアウトの主な特徴

  1. 動的なレイアウト調整
  • テキスト量に応じて自動的にサイズが変化
  • コンテンツの追加・削除に柔軟に対応
  • プログラミングのフレックスボックスに似た挙動
  1. レスポンシブデザイン対応
  • 画面サイズに応じて適切に変化するレイアウト
  • モバイルからデスクトップまで一貫したデザインの維持
  • 効率的なマルチデバイス対応

より詳しく学ぶには

  1. 動画による詳細解説実践的な使い方や具体的なテクニックについて、動画で詳しく解説しています。https://youtu.be/bPDcUlv7C7A?si=EjHelXqR7D57oGrz
  2. 無料チュートリアル実際にデザインを作りながらオートレイアウトを学べる、ハンズオン形式の無料チュートリアルを提供しています。以下のリソースをご活用ください。https://www.bo-no.design/contents/figma-elementary01

学習リソース

動画やチュートリアルの内容は、実際のURLを参照することをお勧めします。これらのリソースでは、段階的にオートレイアウトの基礎から応用まで学ぶことができます。

プロトタイプ

Figmaのプロトタイプ機能を使うことで、静的なデザインに動きや画面遷移を追加し、実際のプロダクトに近い形でデザインを確認・共有することができます。

1. インタラクション設定

UIやWebサイト上でのインタラクション(クリックによる画面の移動や、ボタンを押すことでの状態変化など)をFigmaで作成したデザインファイルに設定することができます。

  • ボタンクリック時の動作、
  • リンクによる画面遷移を設定できる
  • アニメーション効果の追加

2. マルチデバイス対応プレビュー

プロトタイプ機能で設定した動きをプレビューで確認することができます。

□ デスクトップでの確認

  • 実際の使用環境に近い形でデザインを確認
  • インタラクションの動作確認
  • ユーザー体験の検証

□ スマートフォンでの確認

  • Figmaのモバイルアプリを使用
  • 実機での見え方やインタラクションを確認
  • より正確なモバイル体験の検証

3. チーム共有機能

プレビューを他のユーザーでも確認するためにリンクでシェアすることが可能です。

  • プロトタイプの共有が可能
  • チームメンバーへの簡単な共有
  • フィードバックの収集が容易

シェア 機能

Figmaはブラウザベースのツールであり、これにより驚くほど簡単にデザインの共有が可能です。

誰でもシェアされたデザインデータをがワンクリックで閲覧可能になります。またリンクの公開設定をチームのみ、または閲覧課に設定することもできるので 自分のチームにいないメンバーにもデザインデータをシェアすることが可能になります

リンクによる簡単共有

  • リンク生成によるワンクリック共有
  • メールやSlackなど、様々なツールでリンクを共有可能
  • 誰でも簡単にデザインデータを閲覧可能

アクセス権限の設定

  • チームメンバーのみの制限
  • 特定の閲覧者のみに制限
  • 外部チームメンバーとの共有も可能

プロトタイプの共有

  • プロトタイプのみの共有が可能
  • プレビュー画面から専用のシェア機能を利用
  • インタラクティブな要素の確認に最適

Figmaはブラウザをベースにしているのでシェアが簡単に可能です リンクを生成することでメールやスラックなどに貼れ、 シェアは同様にプロトタイプのみのシェアも可能になっています プロトタイプが表示されるプレビューの画面でシェアを押すことによってプロトタイプのシェアをすることが可能です

コメント機能

Figmaはデザインファイルに直接コメントを残すことができます。

コメント機能を選択してクリックすることによって、コメントしたい箇所を選択してコメントを残すことができます。また、コメント機能は範囲をドラッグで指定することによって、一定の範囲に対してのコメントを残すことも可能になります。

コメントの基本機能

  • デザインファイルに直接コメントを追加可能
  • 視覚的で直感的な操作
  • リアルタイムでのフィードバックが可能

コメントの残し方

  • コメント機能を選択してクリック
  • 特定の箇所を指定してコメントを追加
  • ドラッグによる範囲指定も可能

コメント機能の活用メリット

  • デザインデータへの具体的なフィードバック
  • 視覚的な補足説明の追加
  • チーム内でのコミュニケーション効率化

コンポーネント

コンポーネントは、デザインの再利用性と一貫性を高めるFigmaの中核機能です。ボタンやナビゲーション、カードなどのUIパーツを一元管理することで、効率的なデザイン作業と品質の維持を実現します

コンポーネントの基本概念

  • 再利用可能なUIパーツの登録システム
  • 親子関係による効率的な管理
  • デザインの一貫性を保つための機能

コンポーネントの主な特徴

  • 一度作成したUIの再利用が可能
  • 親コンポーネントの変更が子に自動反映
  • チーム全体でのUI統一性の確保

実践的な活用方法

  • サービス共通のボタンをコンポーネント化
  • ヘッダーやフッターなどの共通要素の管理
  • デザインシステムの構築と運用

バリアント/Variants

コンポーネントをさらに強力に活用するための機能として、バリアントが提供されています。この機能により、UIの状態管理がより直感的かつ効率的になります。

バリアントの基本概念

  • コンポーネントの状態管理機能
  • 複数のUIパターンを一元管理
  • 効率的なUIバリエーション管理

バリアントの活用例

  • テキストのみのボタン
  • アイコン付きボタン
  • 異なる状態のUIパターン
  • サイズバリエーション

バリアントのメリット

  • 柔軟なUI設計が可能
  • 効率的なUIパーツ管理
  • 状態管理の簡素化

スタイル登録

スタイル登録は、デザインの基本要素を定義・管理するための機能です。テキストスタイルやシャドウなど、細かなデザイン要素を統一的に管理することができます。

スタイル登録の基本機能

  • フォントサイズの段階的な定義
  • シャドウの強さの設定
  • カラーパレットの管理
  • エフェクトの統一管理

スタイル登録の特徴

  • 細かなデザイン要素の管理
  • 一貫性のある表現の実現
  • 効率的なスタイル適用

バリアブル/Variables

バリアブルは、Figmaでのデザインシステム構築をより強力にサポートする新機能です。デザインの基本要素をトークン化し、より体系的な管理を可能にします。

バリアブル/Variablesの主な機能

  • エレメント要素の定義と管理
  • カラーシステムの一元管理
  • フォントサイズの体系化
  • デザイントークンの活用

活用のメリット

  • 一貫したデザインの実現
  • 効率的な要素管理
  • システマティックな運用
  • 変更の一括適用が可能

詳細な使い方の解説動画

バリアブル機能の具体的な活用方法については、詳細なチュートリアルを提供しています。Variables機能の基本から応用まで、ステップバイステップで学ぶことができます。

バリアブル/Variables機能の使い方はこちらの記事で解説しています。https://www.bo-no.design/contents/figma-variables-turtorial

Figmaの新しい機能

AI機能

2024年、デザインツールの定番であるFigmaに新しいAI機能が追加されました。本記事では、実務でよく使う可能性の高いAI機能と開発者向け機能について、初心者にもわかりやすく解説していきます。

First Draft機能

First Draft(ファーストドラフト)は、UIやウェブサイトのデザインデータをAIが自動生成してくれる新機能です。よく見かけるパターンのデザインであれば、イメージに近いものを瞬時に生成してくれます。例えば「お問い合わせフォームページ」などはすぐに近いものを出してくれるでしょう。

具体的な使用例:

  • チャットUIを作りたい場合
    • 「2人がチャットしている画面を作成して」と入力するだけで、基本的なチャットUIを生成
  • ウェブサイトの料金表を作りたい場合
    • 「3つのプランを比較する料金ページ」と指示すれば、比較表のドラフトを生成

※注意点:

この機能は完成品のデザインではなく、アイデアの第一段階となる「ドラフト」を生成することが目的です。

レイヤー名の自動入力

Figmaでは、AIが自動でレイヤー名を付けてくれる機能が存在します。これはかなり便利で、レイヤーの構造をAIが読み取ることで、適したレイヤー名に全て変更してくれます。

□ 使い方:

  1. 名前を変更したいレイヤーを選択(グループ/フレームも可能)
  2. アクションメニューから「レイヤー名の変更」を選択
  3. AIが構造を解析し、適切な名前を自動で設定

画像の自動切り抜き

写真から特定の要素だけを抽出したい場合に便利な機能です。簡単な画像の切り抜き素材が欲しい場合はFigmaだけで完結して行うことができます。

特徴:

  • 人物などの被写体を自動で検出して切り抜き
  • 操作は簡単:画像を選択して「自動切り抜き」を選択するだけ

注意点:

  • 2024年現在、実用的な精度
  • 画像サイズが若干小さくなることがある
  • 高解像度での出力が重要な場合は、Photoshopの使用を推奨

Devモード

開発者向けの特別なモードで、デザインからコーディングへの移行を支援します。開発者がデザインデータを見ることに特化したWebモードという機能もFigmaには存在します。有料プランへの加入が必要です。

主な機能:

  • 開発用コメントやアノテーションの追加
    • デブモード限定で表示される説明文の追加が可能
  • デザイン要素の数値情報
    • 余白やサイズなどの情報を簡単にメモ
  • コード変換機能
    • デザインデータを自動でHTML/CSSに変換
    • コピー&ペーストでフロントエンドコードとして利用可能

まとめ

Figmaは、現代のデジタルデザインワークフローを大きく変革するツールとして急速に普及しています。その特徴と機能を振り返ってみましょう。

Figmaの主要な特徴

  • ブラウザベースで、場所を選ばずアクセス可能
  • 直感的な操作性と充実した機能群
  • UIデザインからプロトタイプまで一気通貫で制作可能
  • チームコラボレーションに最適化された設計

基本機能から応用まで

  • オートレイアウトによる効率的なデザイン制作
  • コンポーネントとバリアントによるデザインシステムの構築
  • プロトタイプ機能による動的な表現
  • スタイルやバリアブルによる一貫性のある管理

2024年の新機能

  • First Draftによるデザイン自動生成
  • AIを活用したレイヤー名の自動入力
  • 画像の自動切り抜き機能
  • 開発者向けDevモードの強化

今後の展望

デザインツールとしてのFigmaは、単なる作図ツールの域を超え、チーム全体のデザインワークフローを効率化するプラットフォームへと進化しています。特に2024年に追加されたAI機能により、デザイナーの作業効率は更に向上することが期待されます。

初心者の方も、基本的な機能から段階的に習得することで、効率的なデザインワークフローを構築することができます。Figmaの持つ可能性を最大限に活用し、より良いデザイン制作に取り組んでみましょう

Figmaの登録はこちらからhttps://www.figma.com/ja-jp/

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詳しくはBONOのUIUXコース、または、BONOのサイトをご覧ください。

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Figmaとは?

Figmaは、UI/UXデザインやWebデザインなどのデジタルデザインに特化したツールで、その最大の特徴はブラウザベースの設計にあります。インターネットブラウザさえあれば、誰でも簡単にアクセスでき、チームメンバーとのスムーズな共有やコラボレーションが可能です。さらに、コンポーネント機能による再利用可能なUIパーツの管理や、バリアブルズ・スタイル機能による配色・フォントの一元管理など、現代のデジタルデザインに不可欠な機能が充実しています。本記事では、Figmaを使って実現できることを詳しく解説していきます。

Figmaのサービスサイトhttps://www.figma.com/ja-jp/

目次

  1. Figmaの基本情報
    • Figmaとは
    • Figmaでできること
    • Figmaのメリット・特徴
  2. はじめ方ガイド
    • アカウント登録
    • 基本的な使い方
    • ホーム画面の見方
    • ボタンUIをデザインしよう
  3. デザインの基本機能
    • 画面構成
    • 基本ツールの使い方
    • シンプルなデザイン制作
  4. 特徴的な機能の解説
    • オートレイアウト
    • プロトタイプ
    • コンポーネント
    • バリアント
    • スタイル登録
    • バリアブル
  5. 最新機能
    • AIでのUI生成機能
    • レイヤー名自動入力
    • 画像切り抜き
    • Devモード
  6. まとめ

無料のFigma初心者コース

BONO では無料のFigma入門コースを提供しています。
動画のやり方を見ながら、真似することで、Figma操作の基本を誰でも習得できます

Figma&UIデザインコース
https://www.bo-no.design/rdm/uidezainru-men

Figmaをこれから学びたい方はぜひ活用してみてください。

Figmaでできること

Figmaの真の強みは、これらの機能が単独で存在するのではなく、シームレスに連携している点にあります。UIデザインからプロトタイプ作成、チームコラボレーションまで、一つのプラットフォームで完結できることは、現代のデザインワークフローにおいて大きなアドバンテージとなっています。

デザイナーだけでなく、エンジニア、プロジェクトマネージャー、そしてクライアントまで、プロジェクトに関わる全ての人々がスムーズにコミュニケーションを取れる環境を提供するFigma。これからのデジタルプロダクト開発において、ますます重要なツールとなっていくことでしょう。

初心者の方も、まずは基本的な機能から少しずつ試してみることをお勧めします。Figmaの持つ可能性を、ぜひ御社のプロジェクトでも活用してみてください

Figmaが得意な7つのデザイン

現代のデザインワークフローにおいて、Figmaは以下の7つの主要な機能を提供しています:

  1. UIデザイン
  2. Webデザイン
  3. 簡単なバナー作成
  4. スライド作成
  5. プロトタイプ作成
  6. チームコラボレーション
  7. デザインシステムの管理

それぞれの機能について、実践的な活用方法を見ていきましょう。

UIデザイン:モダンな開発環境との親和性

デジタルプロダクトの設計において、UIデザインは最も重要な要素の一つです。Figmaは特にUIデザインにおいて卓越した機能を提供しており、開発チームとの協業を強力にサポートします。

主要な機能と特徴:

  • コンポーネント機能:再利用可能なUI要素の作成と管理
  • バリアブルズ機能:デザインの一貫性を保つための変数管理
  • オートレイアウト機能:レスポンシブデザインの効率的な実現

これらの機能により、デザインからエンジニアリングへの橋渡しがスムーズになります。例えば、コンポーネント機能を使用することで、ボタンやフォームといったUIパーツを一元管理でき、デザインの一貫性を保ちながら効率的な開発が可能になります。

Webデザイン:効率的なサイト制作を実現

Webデザインの現場でも、Figmaは強力な味方となります。従来のデザインツールと比べて、特に以下の点で優位性を発揮します:

効率化をもたらす機能:

  • パーツの使い回しが容易(コンポーネント機能)
  • ナビゲーションなどの共通要素を一元管理
  • 一箇所の編集が全体に反映される

例えば、Webサイトのヘッダーやフッターといった共通パーツを一度作成すれば、それを複数のページで使い回すことができます。さらに、元となるコンポーネントを編集すれば、そのパーツを使用している全てのページに変更が反映されます。

バナー作成:手軽さと実用性の両立

グラフィックデザインツールとしても、Figmaは十分な機能を備えています。特に基本的なバナーデザインにおいては、以下のような用途で活躍します:

活用シーン:

  • YouTubeサムネイルの作成
  • SNS投稿用バナー
  • オンライン広告素材
  • 基本的な販促物制作

高度なエフェクトや質感表現が必要な場合はPhotoshopが適していますが、基本的な平面デザインであれば、Figmaの機能で十分にカバーできます。実際、多くのクリエイターがFigmaだけでコンテンツのサムネイル制作を行っています。

スライド作成:プレゼンテーションの新しいカタチ

Figmaは従来のプレゼンテーションツールとは一線を画す、新しいスライド作成環境を提供します:

スライド作成の特徴:

  • 豊富な出力オプション(PowerPoint、Googleスライド)
  • プラグインによる拡張機能
  • PDFエクスポート機能
  • 専用サービス「Figmaスライド」の活用

特筆すべきは、新しく登場した「Figmaスライド」です。このサービスにより、Figmaのデザイン機能を最大限に活かしながら、プレゼンテーション特化の環境で作業することが可能になりました。

プロトタイプ作成:アイデアを素早くカタチに

Figmaの強みの一つは、デザインとプロトタイプ作成を同一ツール内で完結できる点です:

プロトタイプ機能の特徴:

  • デザインデータと画面遷移の統合
  • インタラクティブな操作確認
  • 共有とフィードバックの容易さ
  • リアルタイムでの更新と反映

デザインからプロトタイプまでをシームレスに作成できることで、アイデアの検証やユーザビリティテストがより効率的に行えます。

チームコラボレーション:共創を加速する環境

ブラウザベースのツールであることを活かし、Figmaは優れたコラボレーション機能を提供します:

コラボレーションの利点:

  • リンク共有による即時アクセス
  • アプリケーションのインストール不要
  • リアルタイムでの共同編集
  • コメント機能によるフィードバック

チームメンバーやステークホルダーとの円滑なコミュニケーションを実現し、プロジェクトの進行を加速させます。

デザインシステムの管理:一貫性と効率性の両立

Figmaはデザインシステムの構築と管理において、特に優れた機能を提供します:

デザインシステム管理の特徴:

  • コンポーネントライブラリの一元管理
  • スタイル設定の標準化
  • バリアブルによる柔軟な変更管理
  • チーム間での共有と同期

これらの機能により:

  • サービス・ブランドの一貫性維持
  • デザインの効率化
  • チーム間での統一された表現
  • アップデートの容易な管理

が実現可能となります。

Figmaのメリット

デジタルデザインツールとして急速に普及しているFigma。その人気の背景には、他のデザインツールにはない独自の特長があります。従来のデザインツールが抱えていた課題を解決し、より効率的でシームレスなデザインワークフローを実現しています。今回は、Figmaの主要な4つのメリットについて、実践的な活用シーンを交えながら詳しく解説していきます。

1. UIデザイン・Webデザインに特化した機能性

Figmaの最大の特長は、デジタルプロダクト制作に特化した機能群です。特に、UIデザインやWebデザインにおいて、その真価を発揮します。従来のデザインツールでは、デザインとコードの間に大きなギャップが存在していましたが、Figmaはそのギャップを最小限に抑える革新的な機能を提供しています。

プログラミングを意識した設計が可能

オートレイアウト機能

  • 実際のコードベースに近い論理的なレイアウト構築
  • 実装可能な範囲内でのデザイン制作
  • エンジニアとの認識齟齬を防ぐ

例えば、従来のデザインツールでは、デザイナーが思い描いた通りにレイアウトを組むことができても、それが実際の実装では再現が難しいということがよくありました。Figmaのオートレイアウト機能を使用すると、FlexboxやGridといったWebの標準的なレイアウトシステムに近い形でデザインを構築できます。これにより、デザインの段階から実装の制約を考慮することができ、後々の手戻りを防ぐことができます。

効率的なUI管理:

  • バリアブルズ機能
    • カラーやタイポグラフィの一元管理
    • ブランドガイドラインの厳密な適用
    • デザインシステムの効率的な運用
  • スタイル機能
    • UIパーツの一元管理
    • 一貫性のあるデザインシステムの構築
    • 効率的な要素の使い回し

これらの機能を活用することで、例えばブランドカラーやフォントサイズといった基本的な要素から、ボタンやフォームといった複雑なUIコンポーネントまで、一貫性を保ちながら効率的に管理することができます。特に大規模なプロジェクトやチーム開発において、この機能の価値は計り知れません。

2. ブラウザベースの利便性

従来のデザインツールと一線を画すFigmaの特長として、ブラウザベースの設計が挙げられます。この特徴は、特にリモートワークが一般化した現代のワークスタイルと相性が良く、場所を問わない柔軟な働き方を可能にします。

ブラウザベースのメリット:

  • アプリケーションのインストール不要
    • 新しいPCでもすぐに作業開始可能
    • ストレージ容量を気にする必要なし
    • 常に最新版を利用可能
  • どこからでもアクセス可能
    • オフィス、自宅、出張先でも同じ環境
    • デバイスを選ばない柔軟性
    • クラウドベースの自動保存
  • URLリンクによる即時共有
    • メールやチャットで簡単に共有
    • 権限設定による安全な共有
    • バージョン管理の容易さ

ただし、以下の点には注意が必要です:

  • モバイルデバイスでは閲覧のみ可能
  • 編集機能はデスクトップブラウザに最適化
  • オフライン作業には別途デスクトップアプリが必要

3. リアルタイムコラボレーションの実現

Figmaは、チームでのデザイン制作を強力にサポートします。特に、複数のステークホルダーが関わる現代のプロダクト開発において、このコラボレーション機能は非常に重要な役割を果たします。

コラボレーション機能の特長:

  • デザイナー間の連携
    • リアルタイムでの共同編集
      • 複数デザイナーによる同時作業
      • 変更の即時反映
      • 作業の重複を防止
    • 具体的なフィードバックの付与
      • コメント機能による詳細な指摘
      • 画面上での直接マーキング
      • フィードバックの履歴管理
    • デザインの即時共有
      • インスペクター機能による仕様確認
      • アセットの即時出力
      • バージョン管理の一元化
  • ステークホルダーとの協業
    • 進捗の細かな共有
      • プロトタイプの即時プレビュー
      • 意思決定の迅速化
      • 認識齟齬の防止
    • ビジネスサイドからの直接フィードバック
      • 非デザイナーでも使いやすいインターフェース
      • リアルタイムでの意見交換
      • プロジェクトの透明性向上

例えば、従来のワークフローでは、デザインの共有やフィードバックのやり取りに多くの時間と手間が必要でした。Figmaでは、デザインの作成から共有、フィードバック、修正までのサイクルを大幅に短縮することができます。また、プロジェクトの進行状況を常に全員が把握できることで、より効率的な意思決定が可能になります。

4. 充実した無料プランの提供

2024年現在、Figmaは機能制限付きながら、無料プランを提供しています。これは、デザインツールの導入を検討している個人やチームにとって、大きなメリットとなっています。

無料プランの特徴:

  • 基本機能の充実
    • UIデザインの核となる機能を完備
    • プロトタイプ作成も可能
    • 共有・コラボレーション機能も利用可能
  • 学習環境としての適性
    • 豊富な公式チュートリアルやコミュニティリソース
    • 実践的なスキル習得が可能
    • プロフェッショナルツールでの実地訓練

※具体的な制限事項や料金プランの詳細については、別途「料金プラン」の記事でご紹介いたします。

料金プラン

Figmaには4つの料金プランが用意されており、個人からエンタープライズまで、様々な規模や目的に応じて選択することができます。各プランの詳細を見ていきましょう。

無料で使い始められる、スターターチーム(無料プラン)

個人やスモールチームの入門に最適な無料プランです。基本的な機能を備えており、Figmaを始めるのに十分な機能を提供しています。

主な機能:

  • コラボレーション機能
    • 最大3個のファイルしか作成ができない
    • 共同コラボレーション用デザインファイル
  • ファイル管理
    • 個人用ドラフト数無制限
    • 基本的なファイルインスペクション機能

ユースケース:

  • 個人での学習
  • 少人数でのプロジェクト
  • Figmaの機能検証

有料プランと無料プランの違いについて(2024-25年)

現在、有料プランにはプロフェッショナル・ビジネス・エンタープライズの3つがあります。有料プランにする特徴としてはチーム間のコラボレーション機能の解放があります。

□ 無料プラン(スターターチーム)の主な制限

  1. 編集の制限
    • 最大3個のファイルしか作成ができない
    • それ以上のチーム作業には有料プランが必要
    • コンポーネントなどを登録する「ライブラリ」をファイル間で共有できない
  2. コラボレーション機能の制限
    • 共同作業用のデザインファイルに制限あり
    • 基本的なファイルインスペクションのみ
  3. ドラフトの制限
    • 個人用ドラフトは無制限だが、共有・チーム作業に制限

□ 有料プランで解放される重要機能

デザイン面での拡張機能

  • ✅ Figmaファイル数が無制限に
  • ✅ チームライブラリの利用が可能に
  • ✅ 高度なプロトタイピング機能
  • ✅ デザインシステムの本格的な構築と管理

開発連携の強化

  • ✅ 高度なインスペクション機能
  • ✅ VS Code連携
  • ✅ 開発者向けの詳細な仕様書出力
  • ✅ アノテーション(注釈)機能の充実

プロジェクト管理の向上

  • ✅ バージョン履歴の無制限保存
  • ✅ プライベートプロジェクトの作成
  • ✅ チーム間でのファイル共有が容易に

Figmaのはじめかた

アカウント登録

Figma.comにアクセスして、新規登録からアカウントを作成しましょう。Figmaは日本語に対応しているので日本語のサイトにアクセスすると良いでしょう。

「無料で始める」のボタンからアカウント作成をはじめましょう。

メール認証をしよう

登録時に入力したメールアドレスに確認のメールが届きます。メールから確認のリンクをクリックして始めましょう。

認証メールをクリックする、「表示名」の登録が始まります。Figmaで使用したいアカウント名を入力しましょう(あとから変更できます)

そのあといくつかアンケートが出てくるので回答しましょう。

そのあといくつかアンケートが出てくるので回答しましょう。プランも無料から使い始めることができます。

そのあといくつかアンケートが出てくるので回答しましょう。
プランも無料から使い始めることができます。

Figmaのホーム画面(チーム画面)について

Figmaの登録が成功したら、Figma操作の起点になるホーム/チーム画面についての使い方を把握しておきましょう。ここではファイルを作成したり、ファイルの管理・閲覧などができます。

主に左のサイドバーの「管理:ナビ」と右側の「ファイル・作成」に分かれます。管理・ナビでは、ファイルの整理や管理をしたりすることが主になります。ファイル・作成のエリアでは現在選択しているプロジェクトなどの中にあるファイルの一覧を確認することができます。

アカウント

自分のアカウント管理や設定は、アカウントをクリックして詳細を選択することで可能になります。メールアドレスの変更などの自分の情報の編集確認や、テーマの変更でダークモードに対応できたりします。

最近

最近開いたり、作成されたファイルが一覧で閲覧できます。無料プランのように作成できるファイルに限りがある場合はほとんどの場合はこちらを見ることで、ファイルを探すことができるでしょう。

チーム

Figmaはチームごとにプランの課金が基本的には行われます(エンタープライズなどのプランを除く)。そのためチームをクリックすることで今誰がチームの編集権限を持っているかなどを確認することができます。

プロジェクト

ファイルに対する”フォルダ”のような概念です。複数のファイルをプロジェクトに所属することで、ファイル管理を容易にすることができます。

新規Figmaファイル作成

ファイルを新規作成できる導線になります。主に以下のようなものを作成できます。基本的なデザイン作業に関しては「デザインファイル」を作成して編集することがメインになります。

  • デザインファイル
  • FigJam
  • Figmaスライド
  • インポート

メインはデザインファイルを作成を使ってデザインを作成しましょう。FigJamはオンライン上で付箋やマインドマップを使ってアイデアをブレストしたりすることに特化したツールになります。会議のメモをしたりするときにも使うことができます。

Figmaスライドは2024年からリリースした新しいツールです。Figmaの仕組みを使ってスライドを作成・管理することができます。

インポートはSketchファイルなど、他のデザインツールからFigmaに変換することができる作成方法です。

作成済ファイル一覧

選択しているプロジェクトや、表示方法(”最新”のようなもの)のファイルの一覧が閲覧できます。こちらをクリックすることで、ファイルを開いて確認・編集することが可能です。

デザインファイル、FigJam、スライドの3種類はマウスホバーすると表示されるアイコンの違いでも確認することが可能です。

各ファイルに表示されている画像サムネイルも、ファイル内で設定することで変更することができるので管理をすることもできます。

Figmaデザインファイル:基本の使い方

続いて、デザインする上で最も活用するFigmaデザインファイルの基本の解説をしていきます。まずはファイルを開くと表示される各要素について認識をしておきましょう。

全てを暗記するというよりは使いながら慣れていくのがお勧めです。まずは全体像を把握して全体の機能を把握して慣れる確率を上げましょう。

デザインファイル画面の構成

それぞれ役目ごとにブロックを分けて解説をしていきます。今回以下のようにブロックを分けてみました。

1 : ナビゲーション

2 : ファイルの中身

3 : ツール

4 : プロパティ

1 : ナビゲーション-左サイドパネル

主にデザインファイルに対しての操作をする機能や、ホーム画面に戻る導線があります。

Figmaのロゴアイコン:

こちらをクリックすることでデザインファイルから、ホーム画面へ戻ることができます。

ファイル名:

スクリーンショットで「無題」と書いているところをクリックすると、ファイルのタイトルを編集することができます。

1 : ナビゲーション-右サイドパネル

共有:Figmaファイルのシェア

ファイルをシェアすることができます。シェアする際にリンク設定を”公開”にすることで、同じチームにいないアカウントの人でも、ファイルの閲覧・コピーなどが可能になり、コラボレーションに便利です

再生ボタン:デザインのプレビュー確認

プロトタイプ機能のプレビューをすることができます。パソコンブラウザで自分のデザインを確認したり、スマホアプリを使うことでスマホでの表示を確認することができます。

2 : ファイルの中身

このエリアで、編集中のファイルの中身を確認することができます。

レイヤー:要素を確認できる

デザインを作っているとさまざまな要素を追加していきますが、それが「レイヤー」の部分に階層で現れます。

ページ:シートを管理できる

また「ページ」を増やすことで、全く別のシートでデザインを作り始めることも可能になります。例えば、作成しているときのバージョンをページで管理したり、「ラフ」と「確定版」のように別けることも可能です。

3 : ツール

実際にデザインを作成するときに使う道具が置かれている場所になります。例えばテキストを配置したり、複数の要素をグループにまとめたり、四角形を置いたりするツールが用意されています。またアクションでFigma内の要素を検索したりすることもできます。

また選択するとツールの中に他ツールが格納されています(スクショの黒いメニュー)。その中から他のツールを選択できます。また右側に書いてあるアルファベットはショートカット表記になっています。半角で該当するキーボードを押すことですぐにそのツールを呼び出すことができます。

移動ツール・拡大縮小

Figmaを操作する上での基本ツールです。編集したい、移動したいオブジェクトの選択ができる「移動」ツールはかなり多用します。ショートカット”V”でいつでも呼び出すことができるので、覚えておくと良いでしょう。

手のひらツールはMacbookについているトラックパッドや、Spaceキーを押しながらクリック移動でも代替利用することができます。

「拡大縮小機能」も画像の拡大などで覚えておくと便利です。同じ比率で指定した倍率に拡大・縮小をしてくれるツールです。

フレーム・セクション

フレームツールは他のデザインツールでいうところのグループに近い機能です。Figmaでは基本的にFrame/フレームの箱を使ってキャンバス、デザインする範囲、を指定したり、複数の要素を1つの箱としてまとめたりします。

セクションツールはデザインファイル上の要素を整理する際に便利な機能です。デザインに干渉しないグループを呼び出すことができ、整理することが容易になるツールです。慣れてきた初心者はぜひ覚えておくと、ファイル整理の速度を劇的に上げることができるでしょう。

Figmaのセクションツールに関して詳しくはこちらの動画でも解説しています。

図形:長方形

長方形や直線などの図形を呼び出すことができます。UI作成上は慣れてくるFrameフレームツールを使って線を引いたり、四角を作ったりすることが多いためあまり使わないかもしれませんが、グラフィカルな要素を作るときに使うツールになるので覚えておきましょう。

画像や動画の貼り付けも可能ですが、画像や動画ファイルをFigmaにそのままドラッグ&ドロップすることでも貼り付けすることはできます。

ペン/鉛筆 ツール

イラストレーターで使えるようなベクターでパスを編集できるペンツールです。Figma自体がベクターファイルに対応しているため、簡単なパス作業でのグラフィック作成はFigmaでも可能です。

鉛筆ツールはドラッグすることで線を引けるツールです。会議中に場所を示すなどで使うと便利です。

コメント

Figmaのファイル上にコメントを残すことができる機能です。自分用のメモを書いたり、他の人に伝えるメモを書いたりするときに使用することができます。

メモを残すとその残した場所に追従する形でメモが残ります。Figmaでコラボレーションするときに便利な機能です。ただ、ホバー・クリックしないと中身がわからないので多用しすぎると少し煩雑になってしまうので、使い所やチームでのルール決めなどは必要な場合があります。

テキスト

文字を配置するツールです。こちらもUIデザインやWebデザイン、バナー作成している時には基本の機能になるため頻繁に使うツールになるでしょう。ショートカットは”T”を押すことでいつでも呼び出すことができます。

アクション

2024年のUI3にFigmaがアップデートされてから登場した機能です。メインではFigmaファイル上の操作を検索することができたり、プラグインやAI機能を呼び出すことができます。

操作に迷った時は検索することでツールを出してくれますし、プラグインやAI機能など、Figmaのプラスαの機能を呼び出す際に触ることになる場所です。

4 : プロパティ

Figmaの右パネルは選択中のオブジェクトに沿った内容が表示され、選択中のものを編集するために必要な情報が表示されます。例えば「テキスト」をクリック選択しているときには、テキストサイズを変更するためのボックスなどが表示されます。

中身を編集したいときは左のパネルに表示される、というのを知っておくと慣れる速度が早まるでしょう。

プロパティ:何も選択してないとき

バリアブルやスタイルという、繰り返し使用するUI要素を登録できる機能へアクセスできます。”ローカル”という表現がついていますが、これは開いているファイルだけの繰り返し設定する内容を登録できるという意味です。

有料プランにすることで、チーム内の他ファイルに使いまわせる「ライブラリ」という機能を使うことで、ローカルで登録した内容を他ファイルに使い回すことも可能です。

プロパティ:選択中

選択中の際は、その選択したオブジェクトを編集できる要素が表示されます。

エクスポート:出力・書き出し

Figmaでは選択したものをJPG/PNG/SVG/PDFに書き出すことが可能です。選択したもの状態で「エクスポート」を選択することで、書き出しサイズの倍率とファイル形式を選択して、素材として書き出すことができます。

エンジニアリングで必要な画像素材や、説明に必要なイメージはこちらから書き出しましょう。

Figmaの特徴的な基本機能

オートレイアウト

Webの標準的なFlexboxの考え方を採用し、レスポンシブデザインを効率的に実現します。

要素間の余白や配置を自動で調整し、コンテンツ量の変更にも柔軟に対応。実装を考慮したデザインが可能です。

オートレイアウトの主な特徴

  1. 動的なレイアウト調整
  • テキスト量に応じて自動的にサイズが変化
  • コンテンツの追加・削除に柔軟に対応
  • プログラミングのフレックスボックスに似た挙動
  1. レスポンシブデザイン対応
  • 画面サイズに応じて適切に変化するレイアウト
  • モバイルからデスクトップまで一貫したデザインの維持
  • 効率的なマルチデバイス対応

より詳しく学ぶには

  1. 動画による詳細解説実践的な使い方や具体的なテクニックについて、動画で詳しく解説しています。https://youtu.be/bPDcUlv7C7A?si=EjHelXqR7D57oGrz
  2. 無料チュートリアル実際にデザインを作りながらオートレイアウトを学べる、ハンズオン形式の無料チュートリアルを提供しています。以下のリソースをご活用ください。https://www.bo-no.design/contents/figma-elementary01

学習リソース

動画やチュートリアルの内容は、実際のURLを参照することをお勧めします。これらのリソースでは、段階的にオートレイアウトの基礎から応用まで学ぶことができます。

プロトタイプ

Figmaのプロトタイプ機能を使うことで、静的なデザインに動きや画面遷移を追加し、実際のプロダクトに近い形でデザインを確認・共有することができます。

1. インタラクション設定

UIやWebサイト上でのインタラクション(クリックによる画面の移動や、ボタンを押すことでの状態変化など)をFigmaで作成したデザインファイルに設定することができます。

  • ボタンクリック時の動作、
  • リンクによる画面遷移を設定できる
  • アニメーション効果の追加

2. マルチデバイス対応プレビュー

プロトタイプ機能で設定した動きをプレビューで確認することができます。

□ デスクトップでの確認

  • 実際の使用環境に近い形でデザインを確認
  • インタラクションの動作確認
  • ユーザー体験の検証

□ スマートフォンでの確認

  • Figmaのモバイルアプリを使用
  • 実機での見え方やインタラクションを確認
  • より正確なモバイル体験の検証

3. チーム共有機能

プレビューを他のユーザーでも確認するためにリンクでシェアすることが可能です。

  • プロトタイプの共有が可能
  • チームメンバーへの簡単な共有
  • フィードバックの収集が容易

シェア 機能

Figmaはブラウザベースのツールであり、これにより驚くほど簡単にデザインの共有が可能です。

誰でもシェアされたデザインデータをがワンクリックで閲覧可能になります。またリンクの公開設定をチームのみ、または閲覧課に設定することもできるので 自分のチームにいないメンバーにもデザインデータをシェアすることが可能になります

リンクによる簡単共有

  • リンク生成によるワンクリック共有
  • メールやSlackなど、様々なツールでリンクを共有可能
  • 誰でも簡単にデザインデータを閲覧可能

アクセス権限の設定

  • チームメンバーのみの制限
  • 特定の閲覧者のみに制限
  • 外部チームメンバーとの共有も可能

プロトタイプの共有

  • プロトタイプのみの共有が可能
  • プレビュー画面から専用のシェア機能を利用
  • インタラクティブな要素の確認に最適

Figmaはブラウザをベースにしているのでシェアが簡単に可能です リンクを生成することでメールやスラックなどに貼れ、 シェアは同様にプロトタイプのみのシェアも可能になっています プロトタイプが表示されるプレビューの画面でシェアを押すことによってプロトタイプのシェアをすることが可能です

コメント機能

Figmaはデザインファイルに直接コメントを残すことができます。

コメント機能を選択してクリックすることによって、コメントしたい箇所を選択してコメントを残すことができます。また、コメント機能は範囲をドラッグで指定することによって、一定の範囲に対してのコメントを残すことも可能になります。

コメントの基本機能

  • デザインファイルに直接コメントを追加可能
  • 視覚的で直感的な操作
  • リアルタイムでのフィードバックが可能

コメントの残し方

  • コメント機能を選択してクリック
  • 特定の箇所を指定してコメントを追加
  • ドラッグによる範囲指定も可能

コメント機能の活用メリット

  • デザインデータへの具体的なフィードバック
  • 視覚的な補足説明の追加
  • チーム内でのコミュニケーション効率化

コンポーネント

コンポーネントは、デザインの再利用性と一貫性を高めるFigmaの中核機能です。ボタンやナビゲーション、カードなどのUIパーツを一元管理することで、効率的なデザイン作業と品質の維持を実現します

コンポーネントの基本概念

  • 再利用可能なUIパーツの登録システム
  • 親子関係による効率的な管理
  • デザインの一貫性を保つための機能

コンポーネントの主な特徴

  • 一度作成したUIの再利用が可能
  • 親コンポーネントの変更が子に自動反映
  • チーム全体でのUI統一性の確保

実践的な活用方法

  • サービス共通のボタンをコンポーネント化
  • ヘッダーやフッターなどの共通要素の管理
  • デザインシステムの構築と運用

バリアント/Variants

コンポーネントをさらに強力に活用するための機能として、バリアントが提供されています。この機能により、UIの状態管理がより直感的かつ効率的になります。

バリアントの基本概念

  • コンポーネントの状態管理機能
  • 複数のUIパターンを一元管理
  • 効率的なUIバリエーション管理

バリアントの活用例

  • テキストのみのボタン
  • アイコン付きボタン
  • 異なる状態のUIパターン
  • サイズバリエーション

バリアントのメリット

  • 柔軟なUI設計が可能
  • 効率的なUIパーツ管理
  • 状態管理の簡素化

スタイル登録

スタイル登録は、デザインの基本要素を定義・管理するための機能です。テキストスタイルやシャドウなど、細かなデザイン要素を統一的に管理することができます。

スタイル登録の基本機能

  • フォントサイズの段階的な定義
  • シャドウの強さの設定
  • カラーパレットの管理
  • エフェクトの統一管理

スタイル登録の特徴

  • 細かなデザイン要素の管理
  • 一貫性のある表現の実現
  • 効率的なスタイル適用

バリアブル/Variables

バリアブルは、Figmaでのデザインシステム構築をより強力にサポートする新機能です。デザインの基本要素をトークン化し、より体系的な管理を可能にします。

バリアブル/Variablesの主な機能

  • エレメント要素の定義と管理
  • カラーシステムの一元管理
  • フォントサイズの体系化
  • デザイントークンの活用

活用のメリット

  • 一貫したデザインの実現
  • 効率的な要素管理
  • システマティックな運用
  • 変更の一括適用が可能

詳細な使い方の解説動画

バリアブル機能の具体的な活用方法については、詳細なチュートリアルを提供しています。Variables機能の基本から応用まで、ステップバイステップで学ぶことができます。

バリアブル/Variables機能の使い方はこちらの記事で解説しています。https://www.bo-no.design/contents/figma-variables-turtorial

Figmaの新しい機能

AI機能

2024年、デザインツールの定番であるFigmaに新しいAI機能が追加されました。本記事では、実務でよく使う可能性の高いAI機能と開発者向け機能について、初心者にもわかりやすく解説していきます。

First Draft機能

First Draft(ファーストドラフト)は、UIやウェブサイトのデザインデータをAIが自動生成してくれる新機能です。よく見かけるパターンのデザインであれば、イメージに近いものを瞬時に生成してくれます。例えば「お問い合わせフォームページ」などはすぐに近いものを出してくれるでしょう。

具体的な使用例:

  • チャットUIを作りたい場合
    • 「2人がチャットしている画面を作成して」と入力するだけで、基本的なチャットUIを生成
  • ウェブサイトの料金表を作りたい場合
    • 「3つのプランを比較する料金ページ」と指示すれば、比較表のドラフトを生成

※注意点:

この機能は完成品のデザインではなく、アイデアの第一段階となる「ドラフト」を生成することが目的です。

レイヤー名の自動入力

Figmaでは、AIが自動でレイヤー名を付けてくれる機能が存在します。これはかなり便利で、レイヤーの構造をAIが読み取ることで、適したレイヤー名に全て変更してくれます。

□ 使い方:

  1. 名前を変更したいレイヤーを選択(グループ/フレームも可能)
  2. アクションメニューから「レイヤー名の変更」を選択
  3. AIが構造を解析し、適切な名前を自動で設定

画像の自動切り抜き

写真から特定の要素だけを抽出したい場合に便利な機能です。簡単な画像の切り抜き素材が欲しい場合はFigmaだけで完結して行うことができます。

特徴:

  • 人物などの被写体を自動で検出して切り抜き
  • 操作は簡単:画像を選択して「自動切り抜き」を選択するだけ

注意点:

  • 2024年現在、実用的な精度
  • 画像サイズが若干小さくなることがある
  • 高解像度での出力が重要な場合は、Photoshopの使用を推奨

Devモード

開発者向けの特別なモードで、デザインからコーディングへの移行を支援します。開発者がデザインデータを見ることに特化したWebモードという機能もFigmaには存在します。有料プランへの加入が必要です。

主な機能:

  • 開発用コメントやアノテーションの追加
    • デブモード限定で表示される説明文の追加が可能
  • デザイン要素の数値情報
    • 余白やサイズなどの情報を簡単にメモ
  • コード変換機能
    • デザインデータを自動でHTML/CSSに変換
    • コピー&ペーストでフロントエンドコードとして利用可能

まとめ

Figmaは、現代のデジタルデザインワークフローを大きく変革するツールとして急速に普及しています。その特徴と機能を振り返ってみましょう。

Figmaの主要な特徴

  • ブラウザベースで、場所を選ばずアクセス可能
  • 直感的な操作性と充実した機能群
  • UIデザインからプロトタイプまで一気通貫で制作可能
  • チームコラボレーションに最適化された設計

基本機能から応用まで

  • オートレイアウトによる効率的なデザイン制作
  • コンポーネントとバリアントによるデザインシステムの構築
  • プロトタイプ機能による動的な表現
  • スタイルやバリアブルによる一貫性のある管理

2024年の新機能

  • First Draftによるデザイン自動生成
  • AIを活用したレイヤー名の自動入力
  • 画像の自動切り抜き機能
  • 開発者向けDevモードの強化

今後の展望

デザインツールとしてのFigmaは、単なる作図ツールの域を超え、チーム全体のデザインワークフローを効率化するプラットフォームへと進化しています。特に2024年に追加されたAI機能により、デザイナーの作業効率は更に向上することが期待されます。

初心者の方も、基本的な機能から段階的に習得することで、効率的なデザインワークフローを構築することができます。Figmaの持つ可能性を最大限に活用し、より良いデザイン制作に取り組んでみましょう

Figmaの登録はこちらからhttps://www.figma.com/ja-jp/

BONOではUIUXデザインのスキルが伸ばせるコースを提供しています

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現場歴10年以上のデザイナーが考案・更新している「学習ロードマップ」のコースに沿って、3つの基礎を身につけ、デザイナーを目指すことができます。

詳しくはBONOのUIUXコース、または、BONOのサイトをご覧ください。

UIUXデザインコース
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Figmaとは?

Figmaは、UI/UXデザインやWebデザインなどのデジタルデザインに特化したツールで、その最大の特徴はブラウザベースの設計にあります。インターネットブラウザさえあれば、誰でも簡単にアクセスでき、チームメンバーとのスムーズな共有やコラボレーションが可能です。さらに、コンポーネント機能による再利用可能なUIパーツの管理や、バリアブルズ・スタイル機能による配色・フォントの一元管理など、現代のデジタルデザインに不可欠な機能が充実しています。本記事では、Figmaを使って実現できることを詳しく解説していきます。

Figmaのサービスサイトhttps://www.figma.com/ja-jp/

目次

  1. Figmaの基本情報
    • Figmaとは
    • Figmaでできること
    • Figmaのメリット・特徴
  2. はじめ方ガイド
    • アカウント登録
    • 基本的な使い方
    • ホーム画面の見方
    • ボタンUIをデザインしよう
  3. デザインの基本機能
    • 画面構成
    • 基本ツールの使い方
    • シンプルなデザイン制作
  4. 特徴的な機能の解説
    • オートレイアウト
    • プロトタイプ
    • コンポーネント
    • バリアント
    • スタイル登録
    • バリアブル
  5. 最新機能
    • AIでのUI生成機能
    • レイヤー名自動入力
    • 画像切り抜き
    • Devモード
  6. まとめ

無料のFigma初心者コース

BONO では無料のFigma入門コースを提供しています。
動画のやり方を見ながら、真似することで、Figma操作の基本を誰でも習得できます

Figma&UIデザインコース
https://www.bo-no.design/rdm/uidezainru-men

Figmaをこれから学びたい方はぜひ活用してみてください。

Figmaでできること

Figmaの真の強みは、これらの機能が単独で存在するのではなく、シームレスに連携している点にあります。UIデザインからプロトタイプ作成、チームコラボレーションまで、一つのプラットフォームで完結できることは、現代のデザインワークフローにおいて大きなアドバンテージとなっています。

デザイナーだけでなく、エンジニア、プロジェクトマネージャー、そしてクライアントまで、プロジェクトに関わる全ての人々がスムーズにコミュニケーションを取れる環境を提供するFigma。これからのデジタルプロダクト開発において、ますます重要なツールとなっていくことでしょう。

初心者の方も、まずは基本的な機能から少しずつ試してみることをお勧めします。Figmaの持つ可能性を、ぜひ御社のプロジェクトでも活用してみてください

Figmaが得意な7つのデザイン

現代のデザインワークフローにおいて、Figmaは以下の7つの主要な機能を提供しています:

  1. UIデザイン
  2. Webデザイン
  3. 簡単なバナー作成
  4. スライド作成
  5. プロトタイプ作成
  6. チームコラボレーション
  7. デザインシステムの管理

それぞれの機能について、実践的な活用方法を見ていきましょう。

UIデザイン:モダンな開発環境との親和性

デジタルプロダクトの設計において、UIデザインは最も重要な要素の一つです。Figmaは特にUIデザインにおいて卓越した機能を提供しており、開発チームとの協業を強力にサポートします。

主要な機能と特徴:

  • コンポーネント機能:再利用可能なUI要素の作成と管理
  • バリアブルズ機能:デザインの一貫性を保つための変数管理
  • オートレイアウト機能:レスポンシブデザインの効率的な実現

これらの機能により、デザインからエンジニアリングへの橋渡しがスムーズになります。例えば、コンポーネント機能を使用することで、ボタンやフォームといったUIパーツを一元管理でき、デザインの一貫性を保ちながら効率的な開発が可能になります。

Webデザイン:効率的なサイト制作を実現

Webデザインの現場でも、Figmaは強力な味方となります。従来のデザインツールと比べて、特に以下の点で優位性を発揮します:

効率化をもたらす機能:

  • パーツの使い回しが容易(コンポーネント機能)
  • ナビゲーションなどの共通要素を一元管理
  • 一箇所の編集が全体に反映される

例えば、Webサイトのヘッダーやフッターといった共通パーツを一度作成すれば、それを複数のページで使い回すことができます。さらに、元となるコンポーネントを編集すれば、そのパーツを使用している全てのページに変更が反映されます。

バナー作成:手軽さと実用性の両立

グラフィックデザインツールとしても、Figmaは十分な機能を備えています。特に基本的なバナーデザインにおいては、以下のような用途で活躍します:

活用シーン:

  • YouTubeサムネイルの作成
  • SNS投稿用バナー
  • オンライン広告素材
  • 基本的な販促物制作

高度なエフェクトや質感表現が必要な場合はPhotoshopが適していますが、基本的な平面デザインであれば、Figmaの機能で十分にカバーできます。実際、多くのクリエイターがFigmaだけでコンテンツのサムネイル制作を行っています。

スライド作成:プレゼンテーションの新しいカタチ

Figmaは従来のプレゼンテーションツールとは一線を画す、新しいスライド作成環境を提供します:

スライド作成の特徴:

  • 豊富な出力オプション(PowerPoint、Googleスライド)
  • プラグインによる拡張機能
  • PDFエクスポート機能
  • 専用サービス「Figmaスライド」の活用

特筆すべきは、新しく登場した「Figmaスライド」です。このサービスにより、Figmaのデザイン機能を最大限に活かしながら、プレゼンテーション特化の環境で作業することが可能になりました。

プロトタイプ作成:アイデアを素早くカタチに

Figmaの強みの一つは、デザインとプロトタイプ作成を同一ツール内で完結できる点です:

プロトタイプ機能の特徴:

  • デザインデータと画面遷移の統合
  • インタラクティブな操作確認
  • 共有とフィードバックの容易さ
  • リアルタイムでの更新と反映

デザインからプロトタイプまでをシームレスに作成できることで、アイデアの検証やユーザビリティテストがより効率的に行えます。

チームコラボレーション:共創を加速する環境

ブラウザベースのツールであることを活かし、Figmaは優れたコラボレーション機能を提供します:

コラボレーションの利点:

  • リンク共有による即時アクセス
  • アプリケーションのインストール不要
  • リアルタイムでの共同編集
  • コメント機能によるフィードバック

チームメンバーやステークホルダーとの円滑なコミュニケーションを実現し、プロジェクトの進行を加速させます。

デザインシステムの管理:一貫性と効率性の両立

Figmaはデザインシステムの構築と管理において、特に優れた機能を提供します:

デザインシステム管理の特徴:

  • コンポーネントライブラリの一元管理
  • スタイル設定の標準化
  • バリアブルによる柔軟な変更管理
  • チーム間での共有と同期

これらの機能により:

  • サービス・ブランドの一貫性維持
  • デザインの効率化
  • チーム間での統一された表現
  • アップデートの容易な管理

が実現可能となります。

Figmaのメリット

デジタルデザインツールとして急速に普及しているFigma。その人気の背景には、他のデザインツールにはない独自の特長があります。従来のデザインツールが抱えていた課題を解決し、より効率的でシームレスなデザインワークフローを実現しています。今回は、Figmaの主要な4つのメリットについて、実践的な活用シーンを交えながら詳しく解説していきます。

1. UIデザイン・Webデザインに特化した機能性

Figmaの最大の特長は、デジタルプロダクト制作に特化した機能群です。特に、UIデザインやWebデザインにおいて、その真価を発揮します。従来のデザインツールでは、デザインとコードの間に大きなギャップが存在していましたが、Figmaはそのギャップを最小限に抑える革新的な機能を提供しています。

プログラミングを意識した設計が可能

オートレイアウト機能

  • 実際のコードベースに近い論理的なレイアウト構築
  • 実装可能な範囲内でのデザイン制作
  • エンジニアとの認識齟齬を防ぐ

例えば、従来のデザインツールでは、デザイナーが思い描いた通りにレイアウトを組むことができても、それが実際の実装では再現が難しいということがよくありました。Figmaのオートレイアウト機能を使用すると、FlexboxやGridといったWebの標準的なレイアウトシステムに近い形でデザインを構築できます。これにより、デザインの段階から実装の制約を考慮することができ、後々の手戻りを防ぐことができます。

効率的なUI管理:

  • バリアブルズ機能
    • カラーやタイポグラフィの一元管理
    • ブランドガイドラインの厳密な適用
    • デザインシステムの効率的な運用
  • スタイル機能
    • UIパーツの一元管理
    • 一貫性のあるデザインシステムの構築
    • 効率的な要素の使い回し

これらの機能を活用することで、例えばブランドカラーやフォントサイズといった基本的な要素から、ボタンやフォームといった複雑なUIコンポーネントまで、一貫性を保ちながら効率的に管理することができます。特に大規模なプロジェクトやチーム開発において、この機能の価値は計り知れません。

2. ブラウザベースの利便性

従来のデザインツールと一線を画すFigmaの特長として、ブラウザベースの設計が挙げられます。この特徴は、特にリモートワークが一般化した現代のワークスタイルと相性が良く、場所を問わない柔軟な働き方を可能にします。

ブラウザベースのメリット:

  • アプリケーションのインストール不要
    • 新しいPCでもすぐに作業開始可能
    • ストレージ容量を気にする必要なし
    • 常に最新版を利用可能
  • どこからでもアクセス可能
    • オフィス、自宅、出張先でも同じ環境
    • デバイスを選ばない柔軟性
    • クラウドベースの自動保存
  • URLリンクによる即時共有
    • メールやチャットで簡単に共有
    • 権限設定による安全な共有
    • バージョン管理の容易さ

ただし、以下の点には注意が必要です:

  • モバイルデバイスでは閲覧のみ可能
  • 編集機能はデスクトップブラウザに最適化
  • オフライン作業には別途デスクトップアプリが必要

3. リアルタイムコラボレーションの実現

Figmaは、チームでのデザイン制作を強力にサポートします。特に、複数のステークホルダーが関わる現代のプロダクト開発において、このコラボレーション機能は非常に重要な役割を果たします。

コラボレーション機能の特長:

  • デザイナー間の連携
    • リアルタイムでの共同編集
      • 複数デザイナーによる同時作業
      • 変更の即時反映
      • 作業の重複を防止
    • 具体的なフィードバックの付与
      • コメント機能による詳細な指摘
      • 画面上での直接マーキング
      • フィードバックの履歴管理
    • デザインの即時共有
      • インスペクター機能による仕様確認
      • アセットの即時出力
      • バージョン管理の一元化
  • ステークホルダーとの協業
    • 進捗の細かな共有
      • プロトタイプの即時プレビュー
      • 意思決定の迅速化
      • 認識齟齬の防止
    • ビジネスサイドからの直接フィードバック
      • 非デザイナーでも使いやすいインターフェース
      • リアルタイムでの意見交換
      • プロジェクトの透明性向上

例えば、従来のワークフローでは、デザインの共有やフィードバックのやり取りに多くの時間と手間が必要でした。Figmaでは、デザインの作成から共有、フィードバック、修正までのサイクルを大幅に短縮することができます。また、プロジェクトの進行状況を常に全員が把握できることで、より効率的な意思決定が可能になります。

4. 充実した無料プランの提供

2024年現在、Figmaは機能制限付きながら、無料プランを提供しています。これは、デザインツールの導入を検討している個人やチームにとって、大きなメリットとなっています。

無料プランの特徴:

  • 基本機能の充実
    • UIデザインの核となる機能を完備
    • プロトタイプ作成も可能
    • 共有・コラボレーション機能も利用可能
  • 学習環境としての適性
    • 豊富な公式チュートリアルやコミュニティリソース
    • 実践的なスキル習得が可能
    • プロフェッショナルツールでの実地訓練

※具体的な制限事項や料金プランの詳細については、別途「料金プラン」の記事でご紹介いたします。

料金プラン

Figmaには4つの料金プランが用意されており、個人からエンタープライズまで、様々な規模や目的に応じて選択することができます。各プランの詳細を見ていきましょう。

無料で使い始められる、スターターチーム(無料プラン)

個人やスモールチームの入門に最適な無料プランです。基本的な機能を備えており、Figmaを始めるのに十分な機能を提供しています。

主な機能:

  • コラボレーション機能
    • 最大3個のファイルしか作成ができない
    • 共同コラボレーション用デザインファイル
  • ファイル管理
    • 個人用ドラフト数無制限
    • 基本的なファイルインスペクション機能

ユースケース:

  • 個人での学習
  • 少人数でのプロジェクト
  • Figmaの機能検証

有料プランと無料プランの違いについて(2024-25年)

現在、有料プランにはプロフェッショナル・ビジネス・エンタープライズの3つがあります。有料プランにする特徴としてはチーム間のコラボレーション機能の解放があります。

□ 無料プラン(スターターチーム)の主な制限

  1. 編集の制限
    • 最大3個のファイルしか作成ができない
    • それ以上のチーム作業には有料プランが必要
    • コンポーネントなどを登録する「ライブラリ」をファイル間で共有できない
  2. コラボレーション機能の制限
    • 共同作業用のデザインファイルに制限あり
    • 基本的なファイルインスペクションのみ
  3. ドラフトの制限
    • 個人用ドラフトは無制限だが、共有・チーム作業に制限

□ 有料プランで解放される重要機能

デザイン面での拡張機能

  • ✅ Figmaファイル数が無制限に
  • ✅ チームライブラリの利用が可能に
  • ✅ 高度なプロトタイピング機能
  • ✅ デザインシステムの本格的な構築と管理

開発連携の強化

  • ✅ 高度なインスペクション機能
  • ✅ VS Code連携
  • ✅ 開発者向けの詳細な仕様書出力
  • ✅ アノテーション(注釈)機能の充実

プロジェクト管理の向上

  • ✅ バージョン履歴の無制限保存
  • ✅ プライベートプロジェクトの作成
  • ✅ チーム間でのファイル共有が容易に

Figmaのはじめかた

アカウント登録

Figma.comにアクセスして、新規登録からアカウントを作成しましょう。Figmaは日本語に対応しているので日本語のサイトにアクセスすると良いでしょう。

「無料で始める」のボタンからアカウント作成をはじめましょう。

メール認証をしよう

登録時に入力したメールアドレスに確認のメールが届きます。メールから確認のリンクをクリックして始めましょう。

認証メールをクリックする、「表示名」の登録が始まります。Figmaで使用したいアカウント名を入力しましょう(あとから変更できます)

そのあといくつかアンケートが出てくるので回答しましょう。

そのあといくつかアンケートが出てくるので回答しましょう。プランも無料から使い始めることができます。

そのあといくつかアンケートが出てくるので回答しましょう。
プランも無料から使い始めることができます。

Figmaのホーム画面(チーム画面)について

Figmaの登録が成功したら、Figma操作の起点になるホーム/チーム画面についての使い方を把握しておきましょう。ここではファイルを作成したり、ファイルの管理・閲覧などができます。

主に左のサイドバーの「管理:ナビ」と右側の「ファイル・作成」に分かれます。管理・ナビでは、ファイルの整理や管理をしたりすることが主になります。ファイル・作成のエリアでは現在選択しているプロジェクトなどの中にあるファイルの一覧を確認することができます。

アカウント

自分のアカウント管理や設定は、アカウントをクリックして詳細を選択することで可能になります。メールアドレスの変更などの自分の情報の編集確認や、テーマの変更でダークモードに対応できたりします。

最近

最近開いたり、作成されたファイルが一覧で閲覧できます。無料プランのように作成できるファイルに限りがある場合はほとんどの場合はこちらを見ることで、ファイルを探すことができるでしょう。

チーム

Figmaはチームごとにプランの課金が基本的には行われます(エンタープライズなどのプランを除く)。そのためチームをクリックすることで今誰がチームの編集権限を持っているかなどを確認することができます。

プロジェクト

ファイルに対する”フォルダ”のような概念です。複数のファイルをプロジェクトに所属することで、ファイル管理を容易にすることができます。

新規Figmaファイル作成

ファイルを新規作成できる導線になります。主に以下のようなものを作成できます。基本的なデザイン作業に関しては「デザインファイル」を作成して編集することがメインになります。

  • デザインファイル
  • FigJam
  • Figmaスライド
  • インポート

メインはデザインファイルを作成を使ってデザインを作成しましょう。FigJamはオンライン上で付箋やマインドマップを使ってアイデアをブレストしたりすることに特化したツールになります。会議のメモをしたりするときにも使うことができます。

Figmaスライドは2024年からリリースした新しいツールです。Figmaの仕組みを使ってスライドを作成・管理することができます。

インポートはSketchファイルなど、他のデザインツールからFigmaに変換することができる作成方法です。

作成済ファイル一覧

選択しているプロジェクトや、表示方法(”最新”のようなもの)のファイルの一覧が閲覧できます。こちらをクリックすることで、ファイルを開いて確認・編集することが可能です。

デザインファイル、FigJam、スライドの3種類はマウスホバーすると表示されるアイコンの違いでも確認することが可能です。

各ファイルに表示されている画像サムネイルも、ファイル内で設定することで変更することができるので管理をすることもできます。

Figmaデザインファイル:基本の使い方

続いて、デザインする上で最も活用するFigmaデザインファイルの基本の解説をしていきます。まずはファイルを開くと表示される各要素について認識をしておきましょう。

全てを暗記するというよりは使いながら慣れていくのがお勧めです。まずは全体像を把握して全体の機能を把握して慣れる確率を上げましょう。

デザインファイル画面の構成

それぞれ役目ごとにブロックを分けて解説をしていきます。今回以下のようにブロックを分けてみました。

1 : ナビゲーション

2 : ファイルの中身

3 : ツール

4 : プロパティ

1 : ナビゲーション-左サイドパネル

主にデザインファイルに対しての操作をする機能や、ホーム画面に戻る導線があります。

Figmaのロゴアイコン:

こちらをクリックすることでデザインファイルから、ホーム画面へ戻ることができます。

ファイル名:

スクリーンショットで「無題」と書いているところをクリックすると、ファイルのタイトルを編集することができます。

1 : ナビゲーション-右サイドパネル

共有:Figmaファイルのシェア

ファイルをシェアすることができます。シェアする際にリンク設定を”公開”にすることで、同じチームにいないアカウントの人でも、ファイルの閲覧・コピーなどが可能になり、コラボレーションに便利です

再生ボタン:デザインのプレビュー確認

プロトタイプ機能のプレビューをすることができます。パソコンブラウザで自分のデザインを確認したり、スマホアプリを使うことでスマホでの表示を確認することができます。

2 : ファイルの中身

このエリアで、編集中のファイルの中身を確認することができます。

レイヤー:要素を確認できる

デザインを作っているとさまざまな要素を追加していきますが、それが「レイヤー」の部分に階層で現れます。

ページ:シートを管理できる

また「ページ」を増やすことで、全く別のシートでデザインを作り始めることも可能になります。例えば、作成しているときのバージョンをページで管理したり、「ラフ」と「確定版」のように別けることも可能です。

3 : ツール

実際にデザインを作成するときに使う道具が置かれている場所になります。例えばテキストを配置したり、複数の要素をグループにまとめたり、四角形を置いたりするツールが用意されています。またアクションでFigma内の要素を検索したりすることもできます。

また選択するとツールの中に他ツールが格納されています(スクショの黒いメニュー)。その中から他のツールを選択できます。また右側に書いてあるアルファベットはショートカット表記になっています。半角で該当するキーボードを押すことですぐにそのツールを呼び出すことができます。

移動ツール・拡大縮小

Figmaを操作する上での基本ツールです。編集したい、移動したいオブジェクトの選択ができる「移動」ツールはかなり多用します。ショートカット”V”でいつでも呼び出すことができるので、覚えておくと良いでしょう。

手のひらツールはMacbookについているトラックパッドや、Spaceキーを押しながらクリック移動でも代替利用することができます。

「拡大縮小機能」も画像の拡大などで覚えておくと便利です。同じ比率で指定した倍率に拡大・縮小をしてくれるツールです。

フレーム・セクション

フレームツールは他のデザインツールでいうところのグループに近い機能です。Figmaでは基本的にFrame/フレームの箱を使ってキャンバス、デザインする範囲、を指定したり、複数の要素を1つの箱としてまとめたりします。

セクションツールはデザインファイル上の要素を整理する際に便利な機能です。デザインに干渉しないグループを呼び出すことができ、整理することが容易になるツールです。慣れてきた初心者はぜひ覚えておくと、ファイル整理の速度を劇的に上げることができるでしょう。

Figmaのセクションツールに関して詳しくはこちらの動画でも解説しています。

図形:長方形

長方形や直線などの図形を呼び出すことができます。UI作成上は慣れてくるFrameフレームツールを使って線を引いたり、四角を作ったりすることが多いためあまり使わないかもしれませんが、グラフィカルな要素を作るときに使うツールになるので覚えておきましょう。

画像や動画の貼り付けも可能ですが、画像や動画ファイルをFigmaにそのままドラッグ&ドロップすることでも貼り付けすることはできます。

ペン/鉛筆 ツール

イラストレーターで使えるようなベクターでパスを編集できるペンツールです。Figma自体がベクターファイルに対応しているため、簡単なパス作業でのグラフィック作成はFigmaでも可能です。

鉛筆ツールはドラッグすることで線を引けるツールです。会議中に場所を示すなどで使うと便利です。

コメント

Figmaのファイル上にコメントを残すことができる機能です。自分用のメモを書いたり、他の人に伝えるメモを書いたりするときに使用することができます。

メモを残すとその残した場所に追従する形でメモが残ります。Figmaでコラボレーションするときに便利な機能です。ただ、ホバー・クリックしないと中身がわからないので多用しすぎると少し煩雑になってしまうので、使い所やチームでのルール決めなどは必要な場合があります。

テキスト

文字を配置するツールです。こちらもUIデザインやWebデザイン、バナー作成している時には基本の機能になるため頻繁に使うツールになるでしょう。ショートカットは”T”を押すことでいつでも呼び出すことができます。

アクション

2024年のUI3にFigmaがアップデートされてから登場した機能です。メインではFigmaファイル上の操作を検索することができたり、プラグインやAI機能を呼び出すことができます。

操作に迷った時は検索することでツールを出してくれますし、プラグインやAI機能など、Figmaのプラスαの機能を呼び出す際に触ることになる場所です。

4 : プロパティ

Figmaの右パネルは選択中のオブジェクトに沿った内容が表示され、選択中のものを編集するために必要な情報が表示されます。例えば「テキスト」をクリック選択しているときには、テキストサイズを変更するためのボックスなどが表示されます。

中身を編集したいときは左のパネルに表示される、というのを知っておくと慣れる速度が早まるでしょう。

プロパティ:何も選択してないとき

バリアブルやスタイルという、繰り返し使用するUI要素を登録できる機能へアクセスできます。”ローカル”という表現がついていますが、これは開いているファイルだけの繰り返し設定する内容を登録できるという意味です。

有料プランにすることで、チーム内の他ファイルに使いまわせる「ライブラリ」という機能を使うことで、ローカルで登録した内容を他ファイルに使い回すことも可能です。

プロパティ:選択中

選択中の際は、その選択したオブジェクトを編集できる要素が表示されます。

エクスポート:出力・書き出し

Figmaでは選択したものをJPG/PNG/SVG/PDFに書き出すことが可能です。選択したもの状態で「エクスポート」を選択することで、書き出しサイズの倍率とファイル形式を選択して、素材として書き出すことができます。

エンジニアリングで必要な画像素材や、説明に必要なイメージはこちらから書き出しましょう。

Figmaの特徴的な基本機能

オートレイアウト

Webの標準的なFlexboxの考え方を採用し、レスポンシブデザインを効率的に実現します。

要素間の余白や配置を自動で調整し、コンテンツ量の変更にも柔軟に対応。実装を考慮したデザインが可能です。

オートレイアウトの主な特徴

  1. 動的なレイアウト調整
  • テキスト量に応じて自動的にサイズが変化
  • コンテンツの追加・削除に柔軟に対応
  • プログラミングのフレックスボックスに似た挙動
  1. レスポンシブデザイン対応
  • 画面サイズに応じて適切に変化するレイアウト
  • モバイルからデスクトップまで一貫したデザインの維持
  • 効率的なマルチデバイス対応

より詳しく学ぶには

  1. 動画による詳細解説実践的な使い方や具体的なテクニックについて、動画で詳しく解説しています。https://youtu.be/bPDcUlv7C7A?si=EjHelXqR7D57oGrz
  2. 無料チュートリアル実際にデザインを作りながらオートレイアウトを学べる、ハンズオン形式の無料チュートリアルを提供しています。以下のリソースをご活用ください。https://www.bo-no.design/contents/figma-elementary01

学習リソース

動画やチュートリアルの内容は、実際のURLを参照することをお勧めします。これらのリソースでは、段階的にオートレイアウトの基礎から応用まで学ぶことができます。

プロトタイプ

Figmaのプロトタイプ機能を使うことで、静的なデザインに動きや画面遷移を追加し、実際のプロダクトに近い形でデザインを確認・共有することができます。

1. インタラクション設定

UIやWebサイト上でのインタラクション(クリックによる画面の移動や、ボタンを押すことでの状態変化など)をFigmaで作成したデザインファイルに設定することができます。

  • ボタンクリック時の動作、
  • リンクによる画面遷移を設定できる
  • アニメーション効果の追加

2. マルチデバイス対応プレビュー

プロトタイプ機能で設定した動きをプレビューで確認することができます。

□ デスクトップでの確認

  • 実際の使用環境に近い形でデザインを確認
  • インタラクションの動作確認
  • ユーザー体験の検証

□ スマートフォンでの確認

  • Figmaのモバイルアプリを使用
  • 実機での見え方やインタラクションを確認
  • より正確なモバイル体験の検証

3. チーム共有機能

プレビューを他のユーザーでも確認するためにリンクでシェアすることが可能です。

  • プロトタイプの共有が可能
  • チームメンバーへの簡単な共有
  • フィードバックの収集が容易

シェア 機能

Figmaはブラウザベースのツールであり、これにより驚くほど簡単にデザインの共有が可能です。

誰でもシェアされたデザインデータをがワンクリックで閲覧可能になります。またリンクの公開設定をチームのみ、または閲覧課に設定することもできるので 自分のチームにいないメンバーにもデザインデータをシェアすることが可能になります

リンクによる簡単共有

  • リンク生成によるワンクリック共有
  • メールやSlackなど、様々なツールでリンクを共有可能
  • 誰でも簡単にデザインデータを閲覧可能

アクセス権限の設定

  • チームメンバーのみの制限
  • 特定の閲覧者のみに制限
  • 外部チームメンバーとの共有も可能

プロトタイプの共有

  • プロトタイプのみの共有が可能
  • プレビュー画面から専用のシェア機能を利用
  • インタラクティブな要素の確認に最適

Figmaはブラウザをベースにしているのでシェアが簡単に可能です リンクを生成することでメールやスラックなどに貼れ、 シェアは同様にプロトタイプのみのシェアも可能になっています プロトタイプが表示されるプレビューの画面でシェアを押すことによってプロトタイプのシェアをすることが可能です

コメント機能

Figmaはデザインファイルに直接コメントを残すことができます。

コメント機能を選択してクリックすることによって、コメントしたい箇所を選択してコメントを残すことができます。また、コメント機能は範囲をドラッグで指定することによって、一定の範囲に対してのコメントを残すことも可能になります。

コメントの基本機能

  • デザインファイルに直接コメントを追加可能
  • 視覚的で直感的な操作
  • リアルタイムでのフィードバックが可能

コメントの残し方

  • コメント機能を選択してクリック
  • 特定の箇所を指定してコメントを追加
  • ドラッグによる範囲指定も可能

コメント機能の活用メリット

  • デザインデータへの具体的なフィードバック
  • 視覚的な補足説明の追加
  • チーム内でのコミュニケーション効率化

コンポーネント

コンポーネントは、デザインの再利用性と一貫性を高めるFigmaの中核機能です。ボタンやナビゲーション、カードなどのUIパーツを一元管理することで、効率的なデザイン作業と品質の維持を実現します

コンポーネントの基本概念

  • 再利用可能なUIパーツの登録システム
  • 親子関係による効率的な管理
  • デザインの一貫性を保つための機能

コンポーネントの主な特徴

  • 一度作成したUIの再利用が可能
  • 親コンポーネントの変更が子に自動反映
  • チーム全体でのUI統一性の確保

実践的な活用方法

  • サービス共通のボタンをコンポーネント化
  • ヘッダーやフッターなどの共通要素の管理
  • デザインシステムの構築と運用

バリアント/Variants

コンポーネントをさらに強力に活用するための機能として、バリアントが提供されています。この機能により、UIの状態管理がより直感的かつ効率的になります。

バリアントの基本概念

  • コンポーネントの状態管理機能
  • 複数のUIパターンを一元管理
  • 効率的なUIバリエーション管理

バリアントの活用例

  • テキストのみのボタン
  • アイコン付きボタン
  • 異なる状態のUIパターン
  • サイズバリエーション

バリアントのメリット

  • 柔軟なUI設計が可能
  • 効率的なUIパーツ管理
  • 状態管理の簡素化

スタイル登録

スタイル登録は、デザインの基本要素を定義・管理するための機能です。テキストスタイルやシャドウなど、細かなデザイン要素を統一的に管理することができます。

スタイル登録の基本機能

  • フォントサイズの段階的な定義
  • シャドウの強さの設定
  • カラーパレットの管理
  • エフェクトの統一管理

スタイル登録の特徴

  • 細かなデザイン要素の管理
  • 一貫性のある表現の実現
  • 効率的なスタイル適用

バリアブル/Variables

バリアブルは、Figmaでのデザインシステム構築をより強力にサポートする新機能です。デザインの基本要素をトークン化し、より体系的な管理を可能にします。

バリアブル/Variablesの主な機能

  • エレメント要素の定義と管理
  • カラーシステムの一元管理
  • フォントサイズの体系化
  • デザイントークンの活用

活用のメリット

  • 一貫したデザインの実現
  • 効率的な要素管理
  • システマティックな運用
  • 変更の一括適用が可能

詳細な使い方の解説動画

バリアブル機能の具体的な活用方法については、詳細なチュートリアルを提供しています。Variables機能の基本から応用まで、ステップバイステップで学ぶことができます。

バリアブル/Variables機能の使い方はこちらの記事で解説しています。https://www.bo-no.design/contents/figma-variables-turtorial

Figmaの新しい機能

AI機能

2024年、デザインツールの定番であるFigmaに新しいAI機能が追加されました。本記事では、実務でよく使う可能性の高いAI機能と開発者向け機能について、初心者にもわかりやすく解説していきます。

First Draft機能

First Draft(ファーストドラフト)は、UIやウェブサイトのデザインデータをAIが自動生成してくれる新機能です。よく見かけるパターンのデザインであれば、イメージに近いものを瞬時に生成してくれます。例えば「お問い合わせフォームページ」などはすぐに近いものを出してくれるでしょう。

具体的な使用例:

  • チャットUIを作りたい場合
    • 「2人がチャットしている画面を作成して」と入力するだけで、基本的なチャットUIを生成
  • ウェブサイトの料金表を作りたい場合
    • 「3つのプランを比較する料金ページ」と指示すれば、比較表のドラフトを生成

※注意点:

この機能は完成品のデザインではなく、アイデアの第一段階となる「ドラフト」を生成することが目的です。

レイヤー名の自動入力

Figmaでは、AIが自動でレイヤー名を付けてくれる機能が存在します。これはかなり便利で、レイヤーの構造をAIが読み取ることで、適したレイヤー名に全て変更してくれます。

□ 使い方:

  1. 名前を変更したいレイヤーを選択(グループ/フレームも可能)
  2. アクションメニューから「レイヤー名の変更」を選択
  3. AIが構造を解析し、適切な名前を自動で設定

画像の自動切り抜き

写真から特定の要素だけを抽出したい場合に便利な機能です。簡単な画像の切り抜き素材が欲しい場合はFigmaだけで完結して行うことができます。

特徴:

  • 人物などの被写体を自動で検出して切り抜き
  • 操作は簡単:画像を選択して「自動切り抜き」を選択するだけ

注意点:

  • 2024年現在、実用的な精度
  • 画像サイズが若干小さくなることがある
  • 高解像度での出力が重要な場合は、Photoshopの使用を推奨

Devモード

開発者向けの特別なモードで、デザインからコーディングへの移行を支援します。開発者がデザインデータを見ることに特化したWebモードという機能もFigmaには存在します。有料プランへの加入が必要です。

主な機能:

  • 開発用コメントやアノテーションの追加
    • デブモード限定で表示される説明文の追加が可能
  • デザイン要素の数値情報
    • 余白やサイズなどの情報を簡単にメモ
  • コード変換機能
    • デザインデータを自動でHTML/CSSに変換
    • コピー&ペーストでフロントエンドコードとして利用可能

まとめ

Figmaは、現代のデジタルデザインワークフローを大きく変革するツールとして急速に普及しています。その特徴と機能を振り返ってみましょう。

Figmaの主要な特徴

  • ブラウザベースで、場所を選ばずアクセス可能
  • 直感的な操作性と充実した機能群
  • UIデザインからプロトタイプまで一気通貫で制作可能
  • チームコラボレーションに最適化された設計

基本機能から応用まで

  • オートレイアウトによる効率的なデザイン制作
  • コンポーネントとバリアントによるデザインシステムの構築
  • プロトタイプ機能による動的な表現
  • スタイルやバリアブルによる一貫性のある管理

2024年の新機能

  • First Draftによるデザイン自動生成
  • AIを活用したレイヤー名の自動入力
  • 画像の自動切り抜き機能
  • 開発者向けDevモードの強化

今後の展望

デザインツールとしてのFigmaは、単なる作図ツールの域を超え、チーム全体のデザインワークフローを効率化するプラットフォームへと進化しています。特に2024年に追加されたAI機能により、デザイナーの作業効率は更に向上することが期待されます。

初心者の方も、基本的な機能から段階的に習得することで、効率的なデザインワークフローを構築することができます。Figmaの持つ可能性を最大限に活用し、より良いデザイン制作に取り組んでみましょう

Figmaの登録はこちらからhttps://www.figma.com/ja-jp/

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