こんにちは!カイクンです。
今回はグラフィックデザイナーからUIUXデザイナーに転職したの経験があるShooo Chnさんが、どうUIUXデザインを学んで転職の壁を乗り越えたのかをインタビューしました!
1. グラフィックの経験も武器になる
2. “体験価値”への興味を大切に
3. まずは勉強計画を細かく立てる
4. 毎日少しでも手を動かす
5. ポートフォリオは最初に“自分”を見せる
6. テンプレートでサイトを作るのもアリ
7. 転職活動に正攻法はない。まずは行動+改善
8. 実務未経験でも“周辺スキル”をアピール
9. 会社研究を徹底する
10. キャリアの手段化を意識する
カイクン(インタビュアー)
「はい、じゃあ始めていきたいと思います。今日はラフな感じで大丈夫なので、好きなタイミングで水とか飲んでくださいね。僕もコーヒー飲みながらやっていきます☕ じゃあ早速お願いします!」
shooo chn(ゲスト)
「お願いします! ちょっと水飲ませていただきますね。はい、オッケーです。」
カイクン
「今日は、未経験からUI/UXデザイナーに転職が決まったshooo chnさんをお呼びしました。まずは軽く自己紹介をお願いできますか?」
shooo chn
「はい、shooo chnと申します。これまで約18年間、自動車関係のグラフィックデザインをメインにやってきました。クライアントワークが中心で、カタログや広告、その他ビジュアル関連の案件が多かったんです。
さらに、会社の都合で5年ほどタイに駐在していたんですが、その間に海外の視点や新しい働き方に触れて、『これから先のキャリアはどうしよう?』って考えるようになりました。
そして今年の5月から、UI/UXを扱う制作会社に転職が決まりまして、今はそのスタートを楽しみにしているところです✨」
カイクン
「すごい! タイでの海外経験は珍しいですね。ゴールデンウィーク明けからとなると、あと少しゆっくりできる期間もありそうですね。」
shooo chn
「そうなんです。ちょうど3月で前職を辞めたので、4月は少し自分の勉強や家族との時間に使いつつ、しっかりリフレッシュしてから5月に臨もうと思ってます。」
カイクン
「グラフィック一筋だったshooo chnさんが、UI/UXに興味を持ったきっかけはどんなところなんでしょう?」
shooo chn
「タイに行って、いろんな国の人や働き方に触れたことで、自分の“デザイン観”みたいなものが変わったんですよね。グラフィックは見た目を作り込む面白さがあるんですけど、最近は“体験”そのものをどう設計するかの重要度が増していると感じて。
たまたま日本に戻る1年前くらいに、UXという分野にたどり着いて、『顧客価値やユーザ体験に寄り添うデザイン』にすごく惹かれました。そこからUI/UXを調べているときにカイクンさんのボノの教材を見つけて、勉強を始めたって感じですね。」
カイクン
「確かに今、ただのビジュアルだけではなく、ユーザ体験そのものをどう作るかっていう需要は高まってますよね。」
shooo chn
「そうなんです。やっていくうちに『ウェブデザインの延長』というよりは『機能や設計を含めたデザイン』に魅力を感じるようになりました。そこは直感的に“これ面白いかも✨”と思って始めたのが大きいですね。」
カイクン
「では、実際に勉強を始めてから転職の内定をもらうまでの流れについて教えてください。」
shooo chn
「はい。勉強を始めたのが去年(〇年)の3月くらいで、まずはカイクンさんのボノカリキュラムをベースにUI/UXの基礎を学んでいました。
その後、ポートフォリオを作り始めたのが10月くらい。ちょうどタイから日本に帰ってきたタイミングですね。そこから1~2か月でポートフォリオの基盤を作って、12月あたりから本格的に転職活動を始めました。内定が出たのが今年(〇年)の2月なので、トータルで11ヶ月程度かかりました。」
カイクン
「社会人をしながらの学習は大変じゃなかったですか?」
shooo chn
「正直きついところもありましたけど、タイでは仕事の時間をある程度自分で管理できたので、朝と夜、あと昼休みとか細切れ時間に勉強する感じですね。毎日少しでも触れるルールは守ってました。」
カイクン
「学習計画はどう立ててましたか? 1日どのくらい勉強していたとか、モチベーションが落ちない工夫など、教えてください。」
shooo chn
「僕はNotionでガントチャートを作り、『この月はビジュアル基礎をやる』『この週でOOUI関連の動画を終わらせる』みたいに細かく日割りでスケジュールを組んでました。もちろんズレることもあるんですけど、“とにかく1日に少しでも勉強する”ことを目標にして、ゼロの日を作らないようにしました。開いてみると不思議とちょっと頑張ろうって思えるんです😅」
カイクン
「わかる! 手を動かすまでが大変で、そこを乗り越えれば意外と進められますよね。」
shooo chn
「そうですね。あと、分からないところが出たら他の人のノートや書籍も積極的に参照しました。わからないまま止まらないように『とりあえず調べる、真似してみる』みたいな感じで。モチベーションが落ちそうになったら『自分が本当にやりたいのはUI/UXなんだ』っていう最初のワクワクを思い出すようにしてました✨」
カイクン
「ポートフォリオはWebサイトで作ったんですよね? こだわった点や気をつけた点はありますか?」
shooo chn
「最初はNotionを検討したけど、STUDIOのテンプレートを見て『これなら見栄えも良さそう』と思って使いました。工数を減らしつつ、きちんとデザイナーらしい外観にできるのが良かったです。
あとは、カイクンさんやリデザイナーさんのフィードバックで大きく変えたのが“最初に自分を出す”っていう構成ですね。プロフィールを後ろに持ってきていたら、『そもそもどんな人が作ったものか分からないから、採用担当としては興味を持ちづらい』というアドバイスをいただいて。
そこでアバウトページを上部に置いて、『タイにいた経験』『グラフィック歴18年』などを書いたら、『ベテランだけどUI/UXは未経験なんだな』と興味を持ってもらえるようになりました!」
カイクン
「確かに、その人のバックグラウンドが見えると、読み手も『この人のポートフォリオをもっと見たい』って思いますからね。」
shooo chn
「そうですよね。ポートフォリオ自体の内容も、ただ作品を並べるだけじゃなくて、『ユーザインタビューをこうやって反映した』みたいなプロセスをきちんと書いて、UXデザインへの理解をアピールしました。」
カイクン
「その後、転職活動を始めてみてどうでしたか?」
shooo chn
「最初はWantedlyとかでバンバン応募して、書類選考通るところもあったんです。でもカジュアル面談で終わったり、採用計画が変わったと言われたり、結局ダメだったことが多かったですね…。
自動車関連でUXをやっている会社とかからスカウトは来たものの、実際話すと『今は即戦力が欲しい』とか、『30代後半のポジションはこういう経験が必要』と言われて。自分としても『グラフィックデザイン18年やってるし大丈夫でしょ』くらいに思ってた部分があったので、そこで思いっきり打ちのめされました😢」
カイクン
「大変でしたね。そこからどう立ち直ったんですか?」
shooo chn
「一気に50社くらい応募して、全部やり切ったあとに一旦ストップしました。そこでカイクンさんやリデザイナーさんに『ちょっと視点を変えてみよう』『実務経験を詰めるジュニアポジションも視野に入れよう』というアドバイスをもらって、改めて会社を選び直したんです。
それで受けた会社で、下調べをがっつりして臨んだら初回面接が3時間くらい盛り上がって、結局そのまま内定をいただきました✨」
カイクン
「なるほど。そこではどう自分の強みをアピールしたんですか?」
shooo chn
「実務未経験のUI/UXデザイナーではあるものの、18年のグラフィック経験やクライアントとの折衝経験は充分活かせます、と伝えました。具体的には『グラフィックという領域で長くやってきたので、プロジェクトの要件定義やディレクション、クライアントとのコミュニケーションには強みがある』という話ですね。
すると先方も『うちは制作会社なので、1つの領域だけじゃなくて色々対応できる人を求めていた。ジェネラリストとして動けそうですね』と言ってくれて、“じゃあUI/UXはこれから一緒に伸ばしていこう”という流れで採用してもらえました。」
カイクン
「素晴らしい! UI/UXデザインではコミュニケーション力やヒアリング力ってめちゃくちゃ重要ですからね。」
shooo chn
「ですね。面接でそこをしっかり“言語化”して伝えるだけでも、未経験だけど『コミュニケーションとデザイン力がセットになっている』人材として見てもらえたのが大きかったです。」
カイクン
「最後に、shooo chnさんの今後の目標や展望を教えてください!」
shooo chn
「今回入る会社は、UI/UXだけでなくグラフィックやディレクションなども手がけているので、まずは実務経験を積んでUXデザインの案件にも積極的に関わりたいですね。
ただ僕自身は、家族との時間やリモートワークで得られるライフスタイルの充実も大事にしてるんです。なので、『UI/UXだけ極める』というよりは、『デザインを通じて自分や周りの生活の質を上げる』という大きなゴールを見据えて、楽しみながらキャリアを伸ばしていきたいと思っています。
もし将来的に“もっとUX特化の仕事がしたい!”と強く思ったら、そこでまたステップアップを考えるかもしれませんが、今はまずこの新しい環境でワクワクする案件に挑戦するのが楽しみですね✨」
カイクン
「いいですね! キャリアを手段として捉えている感じが大人な視点だなと思います。では今日はここまで。ありがとうございました!」
shooo chn
「ありがとうございました! こちらこそ、またいろいろ相談させてください✨」
こんにちは!カイクンです。
今回はグラフィックデザイナーからUIUXデザイナーに転職したの経験があるShooo Chnさんが、どうUIUXデザインを学んで転職の壁を乗り越えたのかをインタビューしました!
1. グラフィックの経験も武器になる
2. “体験価値”への興味を大切に
3. まずは勉強計画を細かく立てる
4. 毎日少しでも手を動かす
5. ポートフォリオは最初に“自分”を見せる
6. テンプレートでサイトを作るのもアリ
7. 転職活動に正攻法はない。まずは行動+改善
8. 実務未経験でも“周辺スキル”をアピール
9. 会社研究を徹底する
10. キャリアの手段化を意識する
カイクン(インタビュアー)
「はい、じゃあ始めていきたいと思います。今日はラフな感じで大丈夫なので、好きなタイミングで水とか飲んでくださいね。僕もコーヒー飲みながらやっていきます☕ じゃあ早速お願いします!」
shooo chn(ゲスト)
「お願いします! ちょっと水飲ませていただきますね。はい、オッケーです。」
カイクン
「今日は、未経験からUI/UXデザイナーに転職が決まったshooo chnさんをお呼びしました。まずは軽く自己紹介をお願いできますか?」
shooo chn
「はい、shooo chnと申します。これまで約18年間、自動車関係のグラフィックデザインをメインにやってきました。クライアントワークが中心で、カタログや広告、その他ビジュアル関連の案件が多かったんです。
さらに、会社の都合で5年ほどタイに駐在していたんですが、その間に海外の視点や新しい働き方に触れて、『これから先のキャリアはどうしよう?』って考えるようになりました。
そして今年の5月から、UI/UXを扱う制作会社に転職が決まりまして、今はそのスタートを楽しみにしているところです✨」
カイクン
「すごい! タイでの海外経験は珍しいですね。ゴールデンウィーク明けからとなると、あと少しゆっくりできる期間もありそうですね。」
shooo chn
「そうなんです。ちょうど3月で前職を辞めたので、4月は少し自分の勉強や家族との時間に使いつつ、しっかりリフレッシュしてから5月に臨もうと思ってます。」
カイクン
「グラフィック一筋だったshooo chnさんが、UI/UXに興味を持ったきっかけはどんなところなんでしょう?」
shooo chn
「タイに行って、いろんな国の人や働き方に触れたことで、自分の“デザイン観”みたいなものが変わったんですよね。グラフィックは見た目を作り込む面白さがあるんですけど、最近は“体験”そのものをどう設計するかの重要度が増していると感じて。
たまたま日本に戻る1年前くらいに、UXという分野にたどり着いて、『顧客価値やユーザ体験に寄り添うデザイン』にすごく惹かれました。そこからUI/UXを調べているときにカイクンさんのボノの教材を見つけて、勉強を始めたって感じですね。」
カイクン
「確かに今、ただのビジュアルだけではなく、ユーザ体験そのものをどう作るかっていう需要は高まってますよね。」
shooo chn
「そうなんです。やっていくうちに『ウェブデザインの延長』というよりは『機能や設計を含めたデザイン』に魅力を感じるようになりました。そこは直感的に“これ面白いかも✨”と思って始めたのが大きいですね。」
カイクン
「では、実際に勉強を始めてから転職の内定をもらうまでの流れについて教えてください。」
shooo chn
「はい。勉強を始めたのが去年(〇年)の3月くらいで、まずはカイクンさんのボノカリキュラムをベースにUI/UXの基礎を学んでいました。
その後、ポートフォリオを作り始めたのが10月くらい。ちょうどタイから日本に帰ってきたタイミングですね。そこから1~2か月でポートフォリオの基盤を作って、12月あたりから本格的に転職活動を始めました。内定が出たのが今年(〇年)の2月なので、トータルで11ヶ月程度かかりました。」
カイクン
「社会人をしながらの学習は大変じゃなかったですか?」
shooo chn
「正直きついところもありましたけど、タイでは仕事の時間をある程度自分で管理できたので、朝と夜、あと昼休みとか細切れ時間に勉強する感じですね。毎日少しでも触れるルールは守ってました。」
カイクン
「学習計画はどう立ててましたか? 1日どのくらい勉強していたとか、モチベーションが落ちない工夫など、教えてください。」
shooo chn
「僕はNotionでガントチャートを作り、『この月はビジュアル基礎をやる』『この週でOOUI関連の動画を終わらせる』みたいに細かく日割りでスケジュールを組んでました。もちろんズレることもあるんですけど、“とにかく1日に少しでも勉強する”ことを目標にして、ゼロの日を作らないようにしました。開いてみると不思議とちょっと頑張ろうって思えるんです😅」
カイクン
「わかる! 手を動かすまでが大変で、そこを乗り越えれば意外と進められますよね。」
shooo chn
「そうですね。あと、分からないところが出たら他の人のノートや書籍も積極的に参照しました。わからないまま止まらないように『とりあえず調べる、真似してみる』みたいな感じで。モチベーションが落ちそうになったら『自分が本当にやりたいのはUI/UXなんだ』っていう最初のワクワクを思い出すようにしてました✨」
カイクン
「ポートフォリオはWebサイトで作ったんですよね? こだわった点や気をつけた点はありますか?」
shooo chn
「最初はNotionを検討したけど、STUDIOのテンプレートを見て『これなら見栄えも良さそう』と思って使いました。工数を減らしつつ、きちんとデザイナーらしい外観にできるのが良かったです。
あとは、カイクンさんやリデザイナーさんのフィードバックで大きく変えたのが“最初に自分を出す”っていう構成ですね。プロフィールを後ろに持ってきていたら、『そもそもどんな人が作ったものか分からないから、採用担当としては興味を持ちづらい』というアドバイスをいただいて。
そこでアバウトページを上部に置いて、『タイにいた経験』『グラフィック歴18年』などを書いたら、『ベテランだけどUI/UXは未経験なんだな』と興味を持ってもらえるようになりました!」
カイクン
「確かに、その人のバックグラウンドが見えると、読み手も『この人のポートフォリオをもっと見たい』って思いますからね。」
shooo chn
「そうですよね。ポートフォリオ自体の内容も、ただ作品を並べるだけじゃなくて、『ユーザインタビューをこうやって反映した』みたいなプロセスをきちんと書いて、UXデザインへの理解をアピールしました。」
カイクン
「その後、転職活動を始めてみてどうでしたか?」
shooo chn
「最初はWantedlyとかでバンバン応募して、書類選考通るところもあったんです。でもカジュアル面談で終わったり、採用計画が変わったと言われたり、結局ダメだったことが多かったですね…。
自動車関連でUXをやっている会社とかからスカウトは来たものの、実際話すと『今は即戦力が欲しい』とか、『30代後半のポジションはこういう経験が必要』と言われて。自分としても『グラフィックデザイン18年やってるし大丈夫でしょ』くらいに思ってた部分があったので、そこで思いっきり打ちのめされました😢」
カイクン
「大変でしたね。そこからどう立ち直ったんですか?」
shooo chn
「一気に50社くらい応募して、全部やり切ったあとに一旦ストップしました。そこでカイクンさんやリデザイナーさんに『ちょっと視点を変えてみよう』『実務経験を詰めるジュニアポジションも視野に入れよう』というアドバイスをもらって、改めて会社を選び直したんです。
それで受けた会社で、下調べをがっつりして臨んだら初回面接が3時間くらい盛り上がって、結局そのまま内定をいただきました✨」
カイクン
「なるほど。そこではどう自分の強みをアピールしたんですか?」
shooo chn
「実務未経験のUI/UXデザイナーではあるものの、18年のグラフィック経験やクライアントとの折衝経験は充分活かせます、と伝えました。具体的には『グラフィックという領域で長くやってきたので、プロジェクトの要件定義やディレクション、クライアントとのコミュニケーションには強みがある』という話ですね。
すると先方も『うちは制作会社なので、1つの領域だけじゃなくて色々対応できる人を求めていた。ジェネラリストとして動けそうですね』と言ってくれて、“じゃあUI/UXはこれから一緒に伸ばしていこう”という流れで採用してもらえました。」
カイクン
「素晴らしい! UI/UXデザインではコミュニケーション力やヒアリング力ってめちゃくちゃ重要ですからね。」
shooo chn
「ですね。面接でそこをしっかり“言語化”して伝えるだけでも、未経験だけど『コミュニケーションとデザイン力がセットになっている』人材として見てもらえたのが大きかったです。」
カイクン
「最後に、shooo chnさんの今後の目標や展望を教えてください!」
shooo chn
「今回入る会社は、UI/UXだけでなくグラフィックやディレクションなども手がけているので、まずは実務経験を積んでUXデザインの案件にも積極的に関わりたいですね。
ただ僕自身は、家族との時間やリモートワークで得られるライフスタイルの充実も大事にしてるんです。なので、『UI/UXだけ極める』というよりは、『デザインを通じて自分や周りの生活の質を上げる』という大きなゴールを見据えて、楽しみながらキャリアを伸ばしていきたいと思っています。
もし将来的に“もっとUX特化の仕事がしたい!”と強く思ったら、そこでまたステップアップを考えるかもしれませんが、今はまずこの新しい環境でワクワクする案件に挑戦するのが楽しみですね✨」
カイクン
「いいですね! キャリアを手段として捉えている感じが大人な視点だなと思います。では今日はここまで。ありがとうございました!」
shooo chn
「ありがとうございました! こちらこそ、またいろいろ相談させてください✨」
こんにちは!カイクンです。
今回はグラフィックデザイナーからUIUXデザイナーに転職したの経験があるShooo Chnさんが、どうUIUXデザインを学んで転職の壁を乗り越えたのかをインタビューしました!
1. グラフィックの経験も武器になる
2. “体験価値”への興味を大切に
3. まずは勉強計画を細かく立てる
4. 毎日少しでも手を動かす
5. ポートフォリオは最初に“自分”を見せる
6. テンプレートでサイトを作るのもアリ
7. 転職活動に正攻法はない。まずは行動+改善
8. 実務未経験でも“周辺スキル”をアピール
9. 会社研究を徹底する
10. キャリアの手段化を意識する
カイクン(インタビュアー)
「はい、じゃあ始めていきたいと思います。今日はラフな感じで大丈夫なので、好きなタイミングで水とか飲んでくださいね。僕もコーヒー飲みながらやっていきます☕ じゃあ早速お願いします!」
shooo chn(ゲスト)
「お願いします! ちょっと水飲ませていただきますね。はい、オッケーです。」
カイクン
「今日は、未経験からUI/UXデザイナーに転職が決まったshooo chnさんをお呼びしました。まずは軽く自己紹介をお願いできますか?」
shooo chn
「はい、shooo chnと申します。これまで約18年間、自動車関係のグラフィックデザインをメインにやってきました。クライアントワークが中心で、カタログや広告、その他ビジュアル関連の案件が多かったんです。
さらに、会社の都合で5年ほどタイに駐在していたんですが、その間に海外の視点や新しい働き方に触れて、『これから先のキャリアはどうしよう?』って考えるようになりました。
そして今年の5月から、UI/UXを扱う制作会社に転職が決まりまして、今はそのスタートを楽しみにしているところです✨」
カイクン
「すごい! タイでの海外経験は珍しいですね。ゴールデンウィーク明けからとなると、あと少しゆっくりできる期間もありそうですね。」
shooo chn
「そうなんです。ちょうど3月で前職を辞めたので、4月は少し自分の勉強や家族との時間に使いつつ、しっかりリフレッシュしてから5月に臨もうと思ってます。」
カイクン
「グラフィック一筋だったshooo chnさんが、UI/UXに興味を持ったきっかけはどんなところなんでしょう?」
shooo chn
「タイに行って、いろんな国の人や働き方に触れたことで、自分の“デザイン観”みたいなものが変わったんですよね。グラフィックは見た目を作り込む面白さがあるんですけど、最近は“体験”そのものをどう設計するかの重要度が増していると感じて。
たまたま日本に戻る1年前くらいに、UXという分野にたどり着いて、『顧客価値やユーザ体験に寄り添うデザイン』にすごく惹かれました。そこからUI/UXを調べているときにカイクンさんのボノの教材を見つけて、勉強を始めたって感じですね。」
カイクン
「確かに今、ただのビジュアルだけではなく、ユーザ体験そのものをどう作るかっていう需要は高まってますよね。」
shooo chn
「そうなんです。やっていくうちに『ウェブデザインの延長』というよりは『機能や設計を含めたデザイン』に魅力を感じるようになりました。そこは直感的に“これ面白いかも✨”と思って始めたのが大きいですね。」
カイクン
「では、実際に勉強を始めてから転職の内定をもらうまでの流れについて教えてください。」
shooo chn
「はい。勉強を始めたのが去年(〇年)の3月くらいで、まずはカイクンさんのボノカリキュラムをベースにUI/UXの基礎を学んでいました。
その後、ポートフォリオを作り始めたのが10月くらい。ちょうどタイから日本に帰ってきたタイミングですね。そこから1~2か月でポートフォリオの基盤を作って、12月あたりから本格的に転職活動を始めました。内定が出たのが今年(〇年)の2月なので、トータルで11ヶ月程度かかりました。」
カイクン
「社会人をしながらの学習は大変じゃなかったですか?」
shooo chn
「正直きついところもありましたけど、タイでは仕事の時間をある程度自分で管理できたので、朝と夜、あと昼休みとか細切れ時間に勉強する感じですね。毎日少しでも触れるルールは守ってました。」
カイクン
「学習計画はどう立ててましたか? 1日どのくらい勉強していたとか、モチベーションが落ちない工夫など、教えてください。」
shooo chn
「僕はNotionでガントチャートを作り、『この月はビジュアル基礎をやる』『この週でOOUI関連の動画を終わらせる』みたいに細かく日割りでスケジュールを組んでました。もちろんズレることもあるんですけど、“とにかく1日に少しでも勉強する”ことを目標にして、ゼロの日を作らないようにしました。開いてみると不思議とちょっと頑張ろうって思えるんです😅」
カイクン
「わかる! 手を動かすまでが大変で、そこを乗り越えれば意外と進められますよね。」
shooo chn
「そうですね。あと、分からないところが出たら他の人のノートや書籍も積極的に参照しました。わからないまま止まらないように『とりあえず調べる、真似してみる』みたいな感じで。モチベーションが落ちそうになったら『自分が本当にやりたいのはUI/UXなんだ』っていう最初のワクワクを思い出すようにしてました✨」
カイクン
「ポートフォリオはWebサイトで作ったんですよね? こだわった点や気をつけた点はありますか?」
shooo chn
「最初はNotionを検討したけど、STUDIOのテンプレートを見て『これなら見栄えも良さそう』と思って使いました。工数を減らしつつ、きちんとデザイナーらしい外観にできるのが良かったです。
あとは、カイクンさんやリデザイナーさんのフィードバックで大きく変えたのが“最初に自分を出す”っていう構成ですね。プロフィールを後ろに持ってきていたら、『そもそもどんな人が作ったものか分からないから、採用担当としては興味を持ちづらい』というアドバイスをいただいて。
そこでアバウトページを上部に置いて、『タイにいた経験』『グラフィック歴18年』などを書いたら、『ベテランだけどUI/UXは未経験なんだな』と興味を持ってもらえるようになりました!」
カイクン
「確かに、その人のバックグラウンドが見えると、読み手も『この人のポートフォリオをもっと見たい』って思いますからね。」
shooo chn
「そうですよね。ポートフォリオ自体の内容も、ただ作品を並べるだけじゃなくて、『ユーザインタビューをこうやって反映した』みたいなプロセスをきちんと書いて、UXデザインへの理解をアピールしました。」
カイクン
「その後、転職活動を始めてみてどうでしたか?」
shooo chn
「最初はWantedlyとかでバンバン応募して、書類選考通るところもあったんです。でもカジュアル面談で終わったり、採用計画が変わったと言われたり、結局ダメだったことが多かったですね…。
自動車関連でUXをやっている会社とかからスカウトは来たものの、実際話すと『今は即戦力が欲しい』とか、『30代後半のポジションはこういう経験が必要』と言われて。自分としても『グラフィックデザイン18年やってるし大丈夫でしょ』くらいに思ってた部分があったので、そこで思いっきり打ちのめされました😢」
カイクン
「大変でしたね。そこからどう立ち直ったんですか?」
shooo chn
「一気に50社くらい応募して、全部やり切ったあとに一旦ストップしました。そこでカイクンさんやリデザイナーさんに『ちょっと視点を変えてみよう』『実務経験を詰めるジュニアポジションも視野に入れよう』というアドバイスをもらって、改めて会社を選び直したんです。
それで受けた会社で、下調べをがっつりして臨んだら初回面接が3時間くらい盛り上がって、結局そのまま内定をいただきました✨」
カイクン
「なるほど。そこではどう自分の強みをアピールしたんですか?」
shooo chn
「実務未経験のUI/UXデザイナーではあるものの、18年のグラフィック経験やクライアントとの折衝経験は充分活かせます、と伝えました。具体的には『グラフィックという領域で長くやってきたので、プロジェクトの要件定義やディレクション、クライアントとのコミュニケーションには強みがある』という話ですね。
すると先方も『うちは制作会社なので、1つの領域だけじゃなくて色々対応できる人を求めていた。ジェネラリストとして動けそうですね』と言ってくれて、“じゃあUI/UXはこれから一緒に伸ばしていこう”という流れで採用してもらえました。」
カイクン
「素晴らしい! UI/UXデザインではコミュニケーション力やヒアリング力ってめちゃくちゃ重要ですからね。」
shooo chn
「ですね。面接でそこをしっかり“言語化”して伝えるだけでも、未経験だけど『コミュニケーションとデザイン力がセットになっている』人材として見てもらえたのが大きかったです。」
カイクン
「最後に、shooo chnさんの今後の目標や展望を教えてください!」
shooo chn
「今回入る会社は、UI/UXだけでなくグラフィックやディレクションなども手がけているので、まずは実務経験を積んでUXデザインの案件にも積極的に関わりたいですね。
ただ僕自身は、家族との時間やリモートワークで得られるライフスタイルの充実も大事にしてるんです。なので、『UI/UXだけ極める』というよりは、『デザインを通じて自分や周りの生活の質を上げる』という大きなゴールを見据えて、楽しみながらキャリアを伸ばしていきたいと思っています。
もし将来的に“もっとUX特化の仕事がしたい!”と強く思ったら、そこでまたステップアップを考えるかもしれませんが、今はまずこの新しい環境でワクワクする案件に挑戦するのが楽しみですね✨」
カイクン
「いいですね! キャリアを手段として捉えている感じが大人な視点だなと思います。では今日はここまで。ありがとうございました!」
shooo chn
「ありがとうございました! こちらこそ、またいろいろ相談させてください✨」
0 Comments