「デザイナー」と聞くと、見た目のデザインを作る仕事を思い浮かべるかもしれません。でも、UI(ユーザーインターフェース)を作る目的は、単に美しいデザインを作ることではなく、「良いソフトウェアを作ること」です。
では、「良いソフトウェア」とは何でしょうか?
それは、ユーザーが使うことで価値を得られ、なおかつビジネスとして成り立つソフトウェアのこと。つまり、使いやすさだけでなく、ユーザーにとって「これは使いたい!」と思える価値があることが重要です。
UI/UXデザイナーの仕事は、こうした「良いソフトウェア」を作るために、ユーザーにとって最適な操作体験(UX)を考え、それをUIとして形にすることです。
どんなに使いやすいデザインでも、ユーザーに価値を感じてもらえなければ、結局使われません。そこで、ユーザー体験を設計しながら、エンジニアやビジネスチームと協力してプロダクトを作り上げるのがUI/UXデザイナーの役割になります。
実際にUI/UXデザインがどのような工程で仕事をしているのか、ざっくりと流れを見てみましょう。※1つの職種で全てやるのではなく分業して取り組むことになります。
※特に、UI/UXデザイナーとしてのキャリアを始めたばかりの人は、6・7の後半部分を担当することが多いです。
こうしてみると、UI/UXデザイナーの仕事は「見た目を作る」だけではなく、プロダクトの設計やディレクション的な要素も含まれていることが分かります。そして、そのすべての目的は、「良いソフトウェアを作ること」にあります。
UI/UXデザインという仕事について、よくある誤解の一つが、「デザイナーはアーティスト」というイメージです。
確かに、有名なグラフィックデザイナーなどが一人の才能で素晴らしいデザインを生み出すことはあります。しかし、UI/UXデザインは少し違います。一人のデザイナーがすべてを決めるのではなく、エンジニアやビジネスチームと一緒に作り上げる仕事です。
例えば、デザイナーが「このUIが最適!」と思っても、エンジニアリングの制約があったり、ビジネスの目的に合わなかったりすることもあります。だからこそ、さまざまな専門領域の人と意見をすり合わせながら進めることが重要なのです。
また、デザイナー自身も単なる「見た目の設計者」ではなく、エンジニアリングやビジネスの視点を持ちながら、ユーザーにとって本当に価値のあるプロダクトを作ることが求められます。
「デザイン未経験でもUI/UXデザイナーになれるのでしょうか?」この質問は本当によくいただきます。
特に「デザインの経験がないし、IT業界も未経験だから難しそう…」と不安に思う方は多いかもしれません。ですが、未経験からでもUI/UXデザイナーになることは可能です。
実際に、BONOでは50人以上が未経験から転職を成功させており、ゼロからスキルを身につけて現場で活躍している人も多くいます。
とはいえ、どの企業でも未経験者を積極的に採用しているわけではありません。
未経験でも採用される会社がある一方で、即戦力を求める企業もあるため、スキルを身につけた後は自分に合う会社と巡り合う必要性やその会社に的確に自分の良さを伝える必要性もあります。
結論から言うと、未経験でも採用される企業はあります。ただし、すべての企業が未経験者を受け入れているわけではなく、会社によって方針が異なります。そのため企業を調べたり、調べてもわからないことが多いので面接や応募を通して、未経験でも採用を受け付けているのか?を自分の行動で知っていく必要があります。
企業の中には、以下のような状況にある会社もあります(一例です)
一方で、経験者のみの募集をしている企業も多く、そうした企業にいきなり応募するのは難しいのが現実です。
まずは、未経験者でもチャンスがある企業にアプローチすることが重要になります。
「デザイン」と聞くと、「美しいものを作る仕事」「特異なものを作る仕事」だと思われがちですが、実際にはそうではありません。本当に求められるのは、ユーザーの課題を解決し、ビジネスに貢献できるデザイナーです。
では、未経験からでもUI/UXデザイナーとして採用されやすい人には、どのような特徴があるのでしょうか?
UI/UXデザイナーに求められるスキルと考え方(2025年版)
•「このプロダクトをより良くするには?」と考える素養がありつつ、UIをデザインする基礎がある•見た目のデザインだけでなく、ユーザーの体験全体を設計できること•エンジニアやビジネスチームと協力し、プロダクトを形にできること
つまり、「デザインツールが使える」「きれいなUIが作れる」というスキルだけでは、現代のUI/UXデザイナーには不十分で、チームで**「このプロダクトはどうあるべきか?」を考え、それを実現するためのアプローチができる人が求められています。**未経験のうちに完璧に提案することは難しいのでそこまで求められていませんが、このプロダクトを作る上での基礎と素養があると感じられる人ほど採用確率は高まるはずです。
わたしのやっているBONOでは「3つの基礎」として、UI作成を中心に課題解決までのUIUXデザインに必要な基礎を身につけられるロードマップやコースを提供させていただいています。
✅ UIUXデザインコース
👉 https://www.bo-no.design/rdm/roadmap-uiuxdesigner
✅ UIUXデザイン学習ロードマップ
👉 https://www.bo-no.design/contents/rdm-howtostart-roadmap
UI/UXデザイナーを目指す上で、気になるのはやはり年収ではないでしょうか。
「やりたい仕事だけど、あまり稼げないなら躊躇してしまう…」というのは、誰しも考えることだと思います。そこで、実際の企業データや業界の傾向をもとに、UI/UXデザイナーの年収がどのくらいなのかを整理してみました。ざっくりとした目安ですが、以下のようになります。
この年収はあくまで目安ですが、業界のトレンドとしても大体このくらいのレンジに収まることが多いです。
※年収レンジについてはこちらのサービスの、レポートをもとにしています。
同じポジション・スキルでも、会社によって年収には大きな差があります。
例えば、
•I T企業やスタートアップは、デザイナーの重要性を理解している会社が多く、給与が高めの傾向。• 歴史のある企業や非IT業界では、デザイナー職の給与水準が比較的低めな場合も。• グローバル企業や外資系は、スキル次第でかなり高い報酬を得られることも。
また、「どれだけ会社に貢献できるか?」も、年収に直結します。
単にデザインができるだけでなく、ビジネスの成果につながるデザインを生み出せる人材は、企業から高く評価されます。
「デザイナー」というと、クリエイティブな才能が評価される職種に思われがちですが、UI/UXデザイナーの場合は、事業の成功に貢献できるかどうかが重要なポイントになります。
そのため、**「デザインを武器に、ビジネスの成長を推進できる人」**であれば、給与が高くなりやすい傾向があります。
近年、スタートアップなどでは**優秀なデザイナーに1000万円以上の年収を提示するケースも増えてきました。**ただし、これは単なる「UIデザインが得意な人」ではなく、プロダクトや事業の成長に直接貢献できるデザイナーに限られます。
例えば、
•プロダクト全体の設計に関わることができる•デザイン組織のリーダーとしてマネジメントも担当できる•ビジネス戦略とデザインを結びつけるスキルがある
母数は多くないかもしれませんし、それ相応の経験も必要ですが、こうした要素を持っているデザイナーは、企業にとって非常に価値が高いため、高い報酬を得やすくなります。
ここでは企業に所属する場合の年収について紹介しましたが、フリーランスという働き方もあります。フリーランスなら、自分のスキルと営業力次第で、収入をコントロールすることが可能です。
例えば、
といった柔軟な働き方も可能です。
もちろん、全員がすぐに成功できるわけではありませんが、スキルがあれば、自由度の高い働き方ができるのもUI/UXデザイナーの魅力のひとつです。
ここまでの内容でUI/UXデザイナーに興味を持った方が「何から勉強すればいいのか?」と持たないように最初のステップをお伝えします。
わたしの運営するBONOでは、UIUXデザイン学習のロードマップを詳しく解説していますが、ここではそのステップを簡単に紹介します。
基本的には、まず**デザインツール(現在はFigma)**の使い方を覚え、その後、UI/UXデザインの3つの基礎を身につけながら、実践的にアウトプットしていく流れがおすすめです。
✅ 参孝:UIUXデザイナーに転職するロードマップ
https://www.bo-no.design/rdm/roadmap-uiuxdesigner
最初に取り組むべきなのは、Figmaの基本操作を学ぶことです。
Figmaにはさまざまな機能がありますが、最初の段階で押さえておきたいのは以下のポイントです。
•UIの基本的な作成ができること
•オートレイアウト(Auto Layout)が使えること
•プロトタイピング機能を活用できること•コンポーネント機能の基礎を理解すること
特にオートレイアウトとプロトタイピングは、UIデザインを進める上で重要な機能なので、使いこなせるようになっておくと良いでしょう。また、Figmaの機能をただ覚えるのではなく、UIを作りながら「なぜこの機能を使うのか?」を意識しながら学ぶのがおすすめです。
この方法のほうが、単なるツールの使い方を学ぶよりも効率的にスキルが身につきます。
BONOでは、初心者向けのFigmaの操作を学べる無料の動画チュートリアルを公開していますので、ぜひ最初の学習に活用してみてください。
Figmaの基本を押さえたら、次に身につけるべきなのがUI/UXデザインの3つの基礎です。BONOでは、UI/UXデザインの学習において、次の3つを重要な基礎と定義しています。
1 見た目の基礎(UIデザインの基本)
UIデザインをする上での基本的な視覚表現に関するスキルです。具体的には、以下のような要素が含まれます。
•配色やフォントの基礎(視認性や可読性の確保)
•レイアウトの基本(ユーザーが迷わず操作できる構成)
•ボタンの配置やサイズ感など、使いやすさを考慮したデザイン
この部分をしっかり学ぶことで、UIの見た目を整えるだけでなく、ユーザーにとって使いやすいデザインを作る力が身につきます。
2 情報設計の基礎
UIは見た目だけで決まるものではなく、ユーザーが「何をしたいのか?」を実現するための設計が重要になります。
情報設計では、以下のような点を考えながらデザインを進めます。
•ユーザーが必要とする情報を整理し、適切に配置する•ナビゲーションやボタンの設計を考え、スムーズな導線を作る
•要件を満たすためのUI構造を設計する
この基礎を学ぶことで、見た目だけではなく、機能的で分かりやすいUIを作るスキルが身につきます。\
3 顧客理解と課題解決の基礎(UXデザインの基本)
UIデザインの最終的な目的は、単に見た目を作ることではなく、ユーザーに価値を提供することです。そのためには、ユーザーの課題を理解し、それを解決するためのUIを作ることが重要になります。BONOでは、UXデザインの基礎として以下のようなことを学ぶことを推奨しています。
•顧客をどのように理解するか?(ペルソナ設計やユーザーリサーチの基礎)
•ユーザーの課題をどのように見つけるか?(インタビューやアンケートの活用)
•課題を解決するUIを作る方法(小さな課題から実際にUIデザインを試してみる)
実際の現場では、UIデザイナーが顧客リサーチからUI作成まで全てを担当することは少ないですが、「なぜこのUIが必要なのか?」を理解しながらデザインを作れることが、デザイナーとしての価値を高めるポイントになります。
UI/UXデザインの学習を進めたら、次はポートフォリオを作ることが大切です。企業の採用では、履歴書や職務経歴書以上に、実際にどんなデザインができるのか? を示せるポートフォリオが重要になります。
ポイントとしては、
•Figmaを使ってUIデザインを作成した事例を載せる•3つの基礎を活かして、どのようにデザインを考えたかを説明する•課題を見つけ、解決するまでのプロセスをしっかり示す
特に、なぜそのデザインにしたのか?という意図を説明できることが大事です。企業は「見た目がいいUIを作れるか」だけではなく、「ロジカルにデザインを考えられるか?」を重視しているためです。
BONOでは、ポートフォリオ作成のサポートも行っているので、これからUI/UXデザイナーを目指す方は、ぜひ活用してみてください。
BONOでは、これらの学習をサポートするコンテンツを提供しているので、ぜひ活用しながら学びを深めてみてください!
最後に実際にBONOを活用してUI/UXデザイナーに転職を成功させた方の事例を紹介します。UI/UXデザイナーへの転職を目指している方にとって、「本当に未経験から転職できるの?」 という疑問は大きいと思います。
一人の事例を紹介しますが、他にも多くの転職成功事例があります。詳しくは以下のリンクからご覧ください。
✅ BONOの転職した人一覧ページ
👉 https://www.bo-no.design/rdm/users/all
Akihiroさんは、営業職からUI/UXデザイナーへ転職を成功させた事例です。UI/UXデザインの勉強を始める前に少しだけデザインツールを触ったことがある程度の経験でした。いわゆる「自主的に触ってことはある」レベルのスタートです。そんな彼が「BONO」を活用し、UI/UXデザインの基礎をしっかりと学び、ポートフォリオを作成したことで転職を成功させました。
転職を成功させた理由には、いくつかの重要なポイントがあります。
忙しい営業の仕事を続けながらも、計画的に学習を進めてスキルを磨きました。学びながら現職を続けることで、収入の不安を抱えずに新しいスキルを獲得できた点は、大きなポイントです。また時間を確保するために毎日継続できなくても、連休や土日など大きく時間を取れるタイミングで十分な時間をとってデザイン学習と制作に時間を充てることでスキル成長を成功させていました。
秋広さんは、自身がこれまで営業職で経験してきた人材業界に関連するウェブサービス会社を転職先に選びました。この選択は、これまでのキャリアを活かすだけでなく、業界の知識やネットワークを武器にできたことが転職成功の鍵となりました。
面接では、単に自分のポートフォリオを見せるだけではなく、転職先となる会社向けに自ら考案したサービスの提案内容も用意し、それを熱意をもってプレゼンしました。この「その会社のために考えたアクション」は、面接官に提案して、採用を後押しする要因になったかもしれません。
詳しくは、Akihiroさんのノートやインタビュー動画でより深く知ることができます。興味のある方はぜひ以下のリンクをご覧ください。
Akihiroさんのインタビュー動画はこちら
https://youtu.be/DCGA4AHn87Y
Akiriroさんのnoteはこちら
https://note.com/belleame12/n/n3ea0610b7159
UI/UXデザイナーは、未経験からでも目指せる職種です。ただし、「デザインツールが使える」だけではなく、UI/UXデザインの本質を理解し、実践的なスキルを身につけることが大切になります。
BONOでは、未経験者や現場経験1〜2年目の方に向けて、UI/UXデザインの基礎スキルをしっかりと学べるコンテンツを提供しています。「デジタル業界で働きたい」「UI/UXデザインを武器に新しいキャリアを築きたい」 という方は、ぜひBONOを活用して学習を始めてみてください!
✅ UI/UXコース:学習ロードマップに沿ってポートフォリオを作成しよう
👉 https://www.bo-no.design/rdm/roadmap-uiuxdesigner**
✅ BONOの料金プランについてはこちら👉https://www.bo-no.design/plan
「デザイナー」と聞くと、見た目のデザインを作る仕事を思い浮かべるかもしれません。でも、UI(ユーザーインターフェース)を作る目的は、単に美しいデザインを作ることではなく、「良いソフトウェアを作ること」です。
では、「良いソフトウェア」とは何でしょうか?
それは、ユーザーが使うことで価値を得られ、なおかつビジネスとして成り立つソフトウェアのこと。つまり、使いやすさだけでなく、ユーザーにとって「これは使いたい!」と思える価値があることが重要です。
UI/UXデザイナーの仕事は、こうした「良いソフトウェア」を作るために、ユーザーにとって最適な操作体験(UX)を考え、それをUIとして形にすることです。
どんなに使いやすいデザインでも、ユーザーに価値を感じてもらえなければ、結局使われません。そこで、ユーザー体験を設計しながら、エンジニアやビジネスチームと協力してプロダクトを作り上げるのがUI/UXデザイナーの役割になります。
実際にUI/UXデザインがどのような工程で仕事をしているのか、ざっくりと流れを見てみましょう。※1つの職種で全てやるのではなく分業して取り組むことになります。
※特に、UI/UXデザイナーとしてのキャリアを始めたばかりの人は、6・7の後半部分を担当することが多いです。
こうしてみると、UI/UXデザイナーの仕事は「見た目を作る」だけではなく、プロダクトの設計やディレクション的な要素も含まれていることが分かります。そして、そのすべての目的は、「良いソフトウェアを作ること」にあります。
UI/UXデザインという仕事について、よくある誤解の一つが、「デザイナーはアーティスト」というイメージです。
確かに、有名なグラフィックデザイナーなどが一人の才能で素晴らしいデザインを生み出すことはあります。しかし、UI/UXデザインは少し違います。一人のデザイナーがすべてを決めるのではなく、エンジニアやビジネスチームと一緒に作り上げる仕事です。
例えば、デザイナーが「このUIが最適!」と思っても、エンジニアリングの制約があったり、ビジネスの目的に合わなかったりすることもあります。だからこそ、さまざまな専門領域の人と意見をすり合わせながら進めることが重要なのです。
また、デザイナー自身も単なる「見た目の設計者」ではなく、エンジニアリングやビジネスの視点を持ちながら、ユーザーにとって本当に価値のあるプロダクトを作ることが求められます。
「デザイン未経験でもUI/UXデザイナーになれるのでしょうか?」この質問は本当によくいただきます。
特に「デザインの経験がないし、IT業界も未経験だから難しそう…」と不安に思う方は多いかもしれません。ですが、未経験からでもUI/UXデザイナーになることは可能です。
実際に、BONOでは50人以上が未経験から転職を成功させており、ゼロからスキルを身につけて現場で活躍している人も多くいます。
とはいえ、どの企業でも未経験者を積極的に採用しているわけではありません。
未経験でも採用される会社がある一方で、即戦力を求める企業もあるため、スキルを身につけた後は自分に合う会社と巡り合う必要性やその会社に的確に自分の良さを伝える必要性もあります。
結論から言うと、未経験でも採用される企業はあります。ただし、すべての企業が未経験者を受け入れているわけではなく、会社によって方針が異なります。そのため企業を調べたり、調べてもわからないことが多いので面接や応募を通して、未経験でも採用を受け付けているのか?を自分の行動で知っていく必要があります。
企業の中には、以下のような状況にある会社もあります(一例です)
一方で、経験者のみの募集をしている企業も多く、そうした企業にいきなり応募するのは難しいのが現実です。
まずは、未経験者でもチャンスがある企業にアプローチすることが重要になります。
「デザイン」と聞くと、「美しいものを作る仕事」「特異なものを作る仕事」だと思われがちですが、実際にはそうではありません。本当に求められるのは、ユーザーの課題を解決し、ビジネスに貢献できるデザイナーです。
では、未経験からでもUI/UXデザイナーとして採用されやすい人には、どのような特徴があるのでしょうか?
UI/UXデザイナーに求められるスキルと考え方(2025年版)
•「このプロダクトをより良くするには?」と考える素養がありつつ、UIをデザインする基礎がある•見た目のデザインだけでなく、ユーザーの体験全体を設計できること•エンジニアやビジネスチームと協力し、プロダクトを形にできること
つまり、「デザインツールが使える」「きれいなUIが作れる」というスキルだけでは、現代のUI/UXデザイナーには不十分で、チームで**「このプロダクトはどうあるべきか?」を考え、それを実現するためのアプローチができる人が求められています。**未経験のうちに完璧に提案することは難しいのでそこまで求められていませんが、このプロダクトを作る上での基礎と素養があると感じられる人ほど採用確率は高まるはずです。
わたしのやっているBONOでは「3つの基礎」として、UI作成を中心に課題解決までのUIUXデザインに必要な基礎を身につけられるロードマップやコースを提供させていただいています。
✅ UIUXデザインコース
👉 https://www.bo-no.design/rdm/roadmap-uiuxdesigner
✅ UIUXデザイン学習ロードマップ
👉 https://www.bo-no.design/contents/rdm-howtostart-roadmap
UI/UXデザイナーを目指す上で、気になるのはやはり年収ではないでしょうか。
「やりたい仕事だけど、あまり稼げないなら躊躇してしまう…」というのは、誰しも考えることだと思います。そこで、実際の企業データや業界の傾向をもとに、UI/UXデザイナーの年収がどのくらいなのかを整理してみました。ざっくりとした目安ですが、以下のようになります。
この年収はあくまで目安ですが、業界のトレンドとしても大体このくらいのレンジに収まることが多いです。
※年収レンジについてはこちらのサービスの、レポートをもとにしています。
同じポジション・スキルでも、会社によって年収には大きな差があります。
例えば、
•I T企業やスタートアップは、デザイナーの重要性を理解している会社が多く、給与が高めの傾向。• 歴史のある企業や非IT業界では、デザイナー職の給与水準が比較的低めな場合も。• グローバル企業や外資系は、スキル次第でかなり高い報酬を得られることも。
また、「どれだけ会社に貢献できるか?」も、年収に直結します。
単にデザインができるだけでなく、ビジネスの成果につながるデザインを生み出せる人材は、企業から高く評価されます。
「デザイナー」というと、クリエイティブな才能が評価される職種に思われがちですが、UI/UXデザイナーの場合は、事業の成功に貢献できるかどうかが重要なポイントになります。
そのため、**「デザインを武器に、ビジネスの成長を推進できる人」**であれば、給与が高くなりやすい傾向があります。
近年、スタートアップなどでは**優秀なデザイナーに1000万円以上の年収を提示するケースも増えてきました。**ただし、これは単なる「UIデザインが得意な人」ではなく、プロダクトや事業の成長に直接貢献できるデザイナーに限られます。
例えば、
•プロダクト全体の設計に関わることができる•デザイン組織のリーダーとしてマネジメントも担当できる•ビジネス戦略とデザインを結びつけるスキルがある
母数は多くないかもしれませんし、それ相応の経験も必要ですが、こうした要素を持っているデザイナーは、企業にとって非常に価値が高いため、高い報酬を得やすくなります。
ここでは企業に所属する場合の年収について紹介しましたが、フリーランスという働き方もあります。フリーランスなら、自分のスキルと営業力次第で、収入をコントロールすることが可能です。
例えば、
といった柔軟な働き方も可能です。
もちろん、全員がすぐに成功できるわけではありませんが、スキルがあれば、自由度の高い働き方ができるのもUI/UXデザイナーの魅力のひとつです。
ここまでの内容でUI/UXデザイナーに興味を持った方が「何から勉強すればいいのか?」と持たないように最初のステップをお伝えします。
わたしの運営するBONOでは、UIUXデザイン学習のロードマップを詳しく解説していますが、ここではそのステップを簡単に紹介します。
基本的には、まず**デザインツール(現在はFigma)**の使い方を覚え、その後、UI/UXデザインの3つの基礎を身につけながら、実践的にアウトプットしていく流れがおすすめです。
✅ 参孝:UIUXデザイナーに転職するロードマップ
https://www.bo-no.design/rdm/roadmap-uiuxdesigner
最初に取り組むべきなのは、Figmaの基本操作を学ぶことです。
Figmaにはさまざまな機能がありますが、最初の段階で押さえておきたいのは以下のポイントです。
•UIの基本的な作成ができること
•オートレイアウト(Auto Layout)が使えること
•プロトタイピング機能を活用できること•コンポーネント機能の基礎を理解すること
特にオートレイアウトとプロトタイピングは、UIデザインを進める上で重要な機能なので、使いこなせるようになっておくと良いでしょう。また、Figmaの機能をただ覚えるのではなく、UIを作りながら「なぜこの機能を使うのか?」を意識しながら学ぶのがおすすめです。
この方法のほうが、単なるツールの使い方を学ぶよりも効率的にスキルが身につきます。
BONOでは、初心者向けのFigmaの操作を学べる無料の動画チュートリアルを公開していますので、ぜひ最初の学習に活用してみてください。
Figmaの基本を押さえたら、次に身につけるべきなのがUI/UXデザインの3つの基礎です。BONOでは、UI/UXデザインの学習において、次の3つを重要な基礎と定義しています。
1 見た目の基礎(UIデザインの基本)
UIデザインをする上での基本的な視覚表現に関するスキルです。具体的には、以下のような要素が含まれます。
•配色やフォントの基礎(視認性や可読性の確保)
•レイアウトの基本(ユーザーが迷わず操作できる構成)
•ボタンの配置やサイズ感など、使いやすさを考慮したデザイン
この部分をしっかり学ぶことで、UIの見た目を整えるだけでなく、ユーザーにとって使いやすいデザインを作る力が身につきます。
2 情報設計の基礎
UIは見た目だけで決まるものではなく、ユーザーが「何をしたいのか?」を実現するための設計が重要になります。
情報設計では、以下のような点を考えながらデザインを進めます。
•ユーザーが必要とする情報を整理し、適切に配置する•ナビゲーションやボタンの設計を考え、スムーズな導線を作る
•要件を満たすためのUI構造を設計する
この基礎を学ぶことで、見た目だけではなく、機能的で分かりやすいUIを作るスキルが身につきます。\
3 顧客理解と課題解決の基礎(UXデザインの基本)
UIデザインの最終的な目的は、単に見た目を作ることではなく、ユーザーに価値を提供することです。そのためには、ユーザーの課題を理解し、それを解決するためのUIを作ることが重要になります。BONOでは、UXデザインの基礎として以下のようなことを学ぶことを推奨しています。
•顧客をどのように理解するか?(ペルソナ設計やユーザーリサーチの基礎)
•ユーザーの課題をどのように見つけるか?(インタビューやアンケートの活用)
•課題を解決するUIを作る方法(小さな課題から実際にUIデザインを試してみる)
実際の現場では、UIデザイナーが顧客リサーチからUI作成まで全てを担当することは少ないですが、「なぜこのUIが必要なのか?」を理解しながらデザインを作れることが、デザイナーとしての価値を高めるポイントになります。
UI/UXデザインの学習を進めたら、次はポートフォリオを作ることが大切です。企業の採用では、履歴書や職務経歴書以上に、実際にどんなデザインができるのか? を示せるポートフォリオが重要になります。
ポイントとしては、
•Figmaを使ってUIデザインを作成した事例を載せる•3つの基礎を活かして、どのようにデザインを考えたかを説明する•課題を見つけ、解決するまでのプロセスをしっかり示す
特に、なぜそのデザインにしたのか?という意図を説明できることが大事です。企業は「見た目がいいUIを作れるか」だけではなく、「ロジカルにデザインを考えられるか?」を重視しているためです。
BONOでは、ポートフォリオ作成のサポートも行っているので、これからUI/UXデザイナーを目指す方は、ぜひ活用してみてください。
BONOでは、これらの学習をサポートするコンテンツを提供しているので、ぜひ活用しながら学びを深めてみてください!
最後に実際にBONOを活用してUI/UXデザイナーに転職を成功させた方の事例を紹介します。UI/UXデザイナーへの転職を目指している方にとって、「本当に未経験から転職できるの?」 という疑問は大きいと思います。
一人の事例を紹介しますが、他にも多くの転職成功事例があります。詳しくは以下のリンクからご覧ください。
✅ BONOの転職した人一覧ページ
👉 https://www.bo-no.design/rdm/users/all
Akihiroさんは、営業職からUI/UXデザイナーへ転職を成功させた事例です。UI/UXデザインの勉強を始める前に少しだけデザインツールを触ったことがある程度の経験でした。いわゆる「自主的に触ってことはある」レベルのスタートです。そんな彼が「BONO」を活用し、UI/UXデザインの基礎をしっかりと学び、ポートフォリオを作成したことで転職を成功させました。
転職を成功させた理由には、いくつかの重要なポイントがあります。
忙しい営業の仕事を続けながらも、計画的に学習を進めてスキルを磨きました。学びながら現職を続けることで、収入の不安を抱えずに新しいスキルを獲得できた点は、大きなポイントです。また時間を確保するために毎日継続できなくても、連休や土日など大きく時間を取れるタイミングで十分な時間をとってデザイン学習と制作に時間を充てることでスキル成長を成功させていました。
秋広さんは、自身がこれまで営業職で経験してきた人材業界に関連するウェブサービス会社を転職先に選びました。この選択は、これまでのキャリアを活かすだけでなく、業界の知識やネットワークを武器にできたことが転職成功の鍵となりました。
面接では、単に自分のポートフォリオを見せるだけではなく、転職先となる会社向けに自ら考案したサービスの提案内容も用意し、それを熱意をもってプレゼンしました。この「その会社のために考えたアクション」は、面接官に提案して、採用を後押しする要因になったかもしれません。
詳しくは、Akihiroさんのノートやインタビュー動画でより深く知ることができます。興味のある方はぜひ以下のリンクをご覧ください。
Akihiroさんのインタビュー動画はこちら
https://youtu.be/DCGA4AHn87Y
Akiriroさんのnoteはこちら
https://note.com/belleame12/n/n3ea0610b7159
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