シリーズ目次

UIUXデザイナーになる条件

7
1UI/UXデザイナーになるには
13:15
1UI/UXデザイナーになるには

1UI/UXデザイナーになるには

UIUXデザイナー転職で必要なスキルと要素は何?書類落ちしない条件をプロが解説
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UIUXデザイナー転職で必要なスキルと要素は何?書類落ちしない条件をプロが解説

UIUXデザイナー転職で必要なスキルと要素は何?書類落ちしない条件をプロが解説

【2025年版】未経験からUIUXデザイナーへ転職するロードマップ。プロが考えるスキル習得の流れ
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【2025年版】未経験からUIUXデザイナーへ転職するロードマップ。プロが考えるスキル習得の流れ

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未経験からUI/UXデザイナーに転職した4つの事例
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未経験からUI/UXデザイナーに転職した4つの事例

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UI/UXデザイナーは未経験から転職できるのか?年収と将来についても
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UI/UXデザイナーは未経験から転職できるのか?年収と将来についても

UI/UXデザイナーは未経験から転職できるのか?年収と将来についても

UI/UXデザイナー転職を成功させる!“会社の調べ方”ガイド
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UI/UXデザイナー転職を成功させる!“会社の調べ方”ガイド

UI/UXデザイナー転職を成功させる!“会社の調べ方”ガイド

UIUXデザイナー転職 面接質問集|企業が見るポイントを学習に取り入れよう
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UIUXデザイナー転職 面接質問集|企業が見るポイントを学習に取り入れよう

UIUXデザイナー転職 面接質問集|企業が見るポイントを学習に取り入れよう

2. UI/UXデザイン学習ゴール
13:15
2. UI/UXデザイン学習ゴール

2. UI/UXデザイン学習ゴール

UIUXデザイン学習ゴール:スキルとポートフォリオの具体イメージ
10:19
UIUXデザイン学習ゴール:スキルとポートフォリオの具体イメージ

UIUXデザイン学習ゴール:スキルとポートフォリオの具体イメージ

未経験からUIUXデザイナーに転職するのに必要なスキルってどれぐらい?
05:01
未経験からUIUXデザイナーに転職するのに必要なスキルってどれぐらい?

未経験からUIUXデザイナーに転職するのに必要なスキルってどれぐらい?

3. UIUXデザイン学習の進め方
13:15
3. UIUXデザイン学習の進め方

3. UIUXデザイン学習の進め方

UIUXデザイナー転職学習ゴール:3つの基礎が必要な理由
03:47
UIUXデザイナー転職学習ゴール:3つの基礎が必要な理由

UIUXデザイナー転職学習ゴール:3つの基礎が必要な理由

道のり:未経験からUI/UXデザイナーになるまでの勉強内容
https://vimeo.com/755390900
道のり:未経験からUI/UXデザイナーになるまでの勉強内容

道のり:未経験からUI/UXデザイナーになるまでの勉強内容

道のり①:ツールとUIに慣れる
03:39
道のり①:ツールとUIに慣れる

道のり①:ツールとUIに慣れる

道のり②:3つの基礎を体験する
12:12
道のり②:3つの基礎を体験する

道のり②:3つの基礎を体験する

道のり③:実践とポートフォリオと面接
03:46
道のり③:実践とポートフォリオと面接

道のり③:実践とポートフォリオと面接

3. UIUXデザイン学習の進め方
13:15
3. UIUXデザイン学習の進め方

3. UIUXデザイン学習の進め方

現場10年目が教える、未経験からUIUXデザインを勉強する7つのコツ
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現場10年目が教える、未経験からUIUXデザインを勉強する7つのコツ

現場10年目が教える、未経験からUIUXデザインを勉強する7つのコツ

デザイン学習の成功率UP「目標設定」のつくり方
13:15
デザイン学習の成功率UP「目標設定」のつくり方

デザイン学習の成功率UP「目標設定」のつくり方

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2024
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UIUXデザイナーとしてどんな能力が評価されるのか?

こんにちはカイクンです。

この記事ではUIUXデザインの現場10年以上の自分の目線と、約50人の転職者を出しているBONOを運営する目線から、UIUXデザイナーとしてどんな能力が評価されるのか?どういうスキルが最低限必要か?をまとめてみます。

記事の目次

  1. そもそもUIUXデザイナーってどんな仕事?
  2. 採用で見られるスキルの概要
  3. UIUXデザイン未経験でも採用されるか?その理由
  4. UIUXデザインスキル習得の進め方
  5. 採用で見られるスキルの詳細解説

1. そもそもUIUXデザイナーの仕事とは?

そもそもUIUXデザイナーって何をするのお仕事なのか

UIUXデザイナーは、ソフトウェアやWebサービスを作ることに参加するお仕事です。最も大きな目的はユーザーが得られる価値と体験の質を、主にUI部分を担当しながら、デザインで関わる職種です。実際にUIをデザインするスキルがメインですが、ユーザーの課題を解決する体験を考える力、そのために他のメンバーと協力して調整する力なども同じぐらい求められるます。

UIUXデザイナーが現場で使うスキル

実務の流れ(要件→UI実装→詰め→リリース)を意識した具体的行動力

「言われたものを相談しながら作れる」「複数パターンを検討できる」「フィードバックを取り入れて改善できる」といった実際の仕事の流れを考えると、要件からUIのアイデアを考えてそれを具体的な形に落とす、課題解決やサービスグロースに向けて考えられるスキルの素養が必要です。

主な業務内容を考えた時に必要になってくるスキルを3つ整理してみると以下のようになると考えています。

①UIを通して操作体験をデザインするスキル

  • 具体的な職能としては特に、「画面レイアウト」「見た目(UIビジュアル)」「ユーザーが操作する導線」など設計することで、ユーザーが快適にサービス価値を得られる体験を作ることが重要な役割です。

②課題解決スキル

  • グラフィックデザイナーやWebデザイナーと似た部分もありますが、見た目の良し悪しだけを見ていればいいわけではなく、より**“ユーザーの課題を解決する”**ことを軸して、どういう画面設計と体験が妥当か?を考えることが求められる職種です。そのため見た目でなはなく、操作感や、意図がちゃんと伝わるか、行動に移してもらえるか?の心理部分まで含めて責任を持ちUIを作る仕事になります

③コミュニケーションスキル

  • UIで体験を作るといってもデザイナーだけでは不可能です。ビジネス要件や、デザインを実装するエンジニアメンバーとの調整などなどが必要になってきます。すぐにビジネスの知識やエンジニアリングの知識を深めるのは難しいですが、相手の意見を汲み取ったり、自分のデザインの意図を伝えたりして、要件を固めていく力が必要になってきます。ソフトスキルと呼ばれる類のこうしたスキルもUIUXデザイナーには求められる力です。

なぜUIUXがサービス運営上必要なのか

  • インターネットで行動することが当たり前に使われる時代だからこそ、インターネットの体験に詳しいメンバーがサービス提供には欠かせません。「画面が使いづらい」「登録が面倒」「情報がうまく届かない」といった初歩的な使いやすさだけではなく、ユーザーは何を求めているのか?という大枠から逆算して重要な改善ポイントを提案できるデザイナーは、企業の成長にも貢献しますし、より良い社会にも貢献できます。
  • UIUXデザイナーは、そのユーザー体験の良し悪しに直接的な影響を与えるポジションになります。なので、ただ印象が良い、ただ使いやすいよね、ではなく、ユーザーやビジネスの架け橋を考えて体験を設計する、会社や事業の成長にとって重要な役割になります。

働くUIUXデザイナーの事例

一人目のデザイナーはどのようにチームの信頼を得たのか
https://spctrm.design/jp/interviews/the-first-designer-of-awarefy/
行政の現場を支える「デザイン」の考え方。デジタル庁のデザイナーの取り組み
https://digital-gov.note.jp/n/n03a70f4ce56a?magazine_key=m9c1d46a21d2f
Nstockでのデザイナーの役割と立ち上げ期の面白さと - ゲスト: ウエタニマサユキ 
https://listen.style/p/fmfmfm/iouatthi

2. 未経験で身につけるスキルの概要

未経験からUIUXデザイナーを目指すなら

3つのスキルを意識して進めよう

未経験でも現場に入れて”最低限動いてくれるな”、”よく成長していってくれそう”というメンバーが望ましいです。以下の3つのポイントのスキルを成長させることを意識しましょう。UIUXデザインの分野なので必然的に「普通に扱えるUIを設計する基礎スキル」があることが前提になってきます。

1.「普通に扱えるUIを設計する基礎スキル」

  1. 「顧客の課題解決をする素養スキル」
  2. 成長のポテンシャル

3つについての詳細は記事の後半で紹介します。以下は概要です。

1.「普通に扱えるUIを設計する基礎」

大前提、UI設計の基礎をしっかり身につけているかどうか。は足切り要素になります。”デザイナー”である以上、アイデアを具体化するスキルがないと雇う意味はありません。かなりグラフィック力がないといけないわけではないので、UIデザインの範疇でいいのでUIを構築スキルは作る量を重ねて身につける必要があります。

情報設計・画面レイアウト・UIパターンの引き出しなどを「最低限扱える」レベルで備わっており、ユーザーの目的をベースに体験設計する考え方がないと、実務の最低レベルをクリアできません。

2.「顧客の課題解決をする素養」

UIUXデザイナーは、単に見た目を美しくするだけでなく、**ユーザーが抱えている課題を“どうしたら解決できるか”**を考えてデザインを武器にチームに加わる役目があります。たとえば”個人的な”見た目の美しさよりも、ユーザーがその画面や機能で得たい価値や目的を達成できる状態を目指すことを優先しなくてはなりません。これは見た目の美しさを捨てるわけではなく、必要な情報や配慮を満たした上で、どう綺麗に見せて伝わりやすくするのか?というスキルや考え方です。

またチームで顧客理解や課題に対処していくため、チームメンバーで円滑にコミュニケーションしたり自分の考えを提案したり傾聴するような、ソフトスキルもここに関わってきます。

3.「成長のポテンシャル」

UIUXデザイナーは、単に見た目を美しくするだけでなく、**ユーザーが抱えている課題を“どうしたら解決できるか”**を考えてデザインを武器にチームに加わる役目があります。たとえば”個人的な”見た目の美しさよりも、ユーザーがその画面や機能で得たい価値や目的を達成できる状態を目指すことを優先しなくてはなりません。これは見た目の美しさを捨てるわけではなく、必要な情報や配慮を満たした上で、どう綺麗に見せて伝わりやすくするのか?というスキルや考え方です。

3.UIUXデザイン未経験でも採用されるか?その理由

UIUXデザイナーはまだまだ人材不足で、中途採用市場でもなかなか見つからないのが現状です。そんな中、企業が未経験者に注目する主な理由は大きく3つあります。

1.そもそもUIUXデザイナーが足りない

2025年現在、BONOでも50人ほどの転職者を生み出している現状を見ると、「顧客の課題解決ができ、基礎的なUI設計ができる」人材は国内では少なく、募集しても条件に合う人材の応募があまりない企業も多いです。これは現場が求めるデザイナーのレベルが勝手に向上している現状もかなり大きいです。作るだけではなく、事業貢献を考えたり、ディレクションスキルもあり物事を前に進め人材を求めがちです。

そのため、日本国内ではデザイナーの採用に苦戦している会社は多く、業界のデザインイベントでお金を出し自社をPRする企業も多いです。

そこで、ただ作るのではなく、会社が求めている最低限のスキルや意欲がある人なら、未経験でも育てる選択肢もあるかもと考えてくれる企業も存在してきます。

2.熱量や会社との相性がある人は大歓迎

「その会社で働きたい」という強い意欲や、事業領域・チームビジョンと合う経歴を持っている人なら、例え未経験でも“業務を任せやすい”と判断されることがあります。もちろん最低限のデザインスキルがあることが前提ですが、事業をやる上で、メンバーとの相性、事業への熱量を持てる人というのは貴重な存在です。

例えば、広告業界にいた人が、広告ツールの会社でUIUXデザイナーになるなど、自分の知見を活かしやすい分野なら相性が良いという例は、サービスや業界のことを理解してデザインをしてくれる貴重な人材として迎え入れてくれる会社も存在します。

3.ポテンシャルを重視し、伸びしろに期待したい

未経験者を採用する企業は、ある程度の育成コストを覚悟したうえで、**「この人なら成長しそう」**と感じた場合にチャンスを与える体制や意志がある企業、もしくは現場のメンバーがいる企業になります。

実務経験こそなくても応募した時に、意外と最低限のスキルがあり、学習意欲や自分で考えて改善していく力があれば、長期的に見て戦力として期待されることがあります。

そのためスキルを示すのは最低条件として、それ以外の”成長ポテンシャル”もどこまでアピールしていくのか?も大切になります。自分が未経験の人を採用することを想像してみましょう。いろいろ教えなくてはいけないです。面倒も見ます。それなのに相手がやる気がない、何考えてるかわからない人だったら大変ですよね。

スキルはこれからだけど前向きに取り組んでくれて、応援したいと思える、アドバイスすればしっかり成長してくれそう、と思える人なら未経験でも視野に入る可能性は高くなるはずです。

注意点:すべての企業が未経験を歓迎するわけではない

企業にはそれぞれ採用方針やタイミングがあり、常に未経験歓迎というわけではありません。募集要項にわざわざ書く会社もほとんどありません。最低限のレベルのない人が応募してきてもらっても困るからです。

未経験で採用するということは、会社にとって「ある程度その人を育てる意思がある」会社じゃないと無理ですし、「とにかく手が足りなくて一緒に頑張ってくれる人ならOK」という状態かのどちらかです。

すべての会社が未経験を受け入れたいという意思や素養を持っているわけではないです。その時の会社の状態でタイミングが変わります。こればかりは明確に予想ができないので、未経験のうちはそこまで会社を選びすぎず、現場経験を得る会社を探すのが個人的にはおすすめです

未経験からUIUXデザインの基礎力を身につけるコース

BONOでは誰でも社会や人に対するものづくりをはじめるための「UIUXデザインコース」を提供しています。今まで50人近い転職者を出しているコースで、現場10年以上のデザイナーであるカイクンが作成とアップデートを行なっています。

UIUXデザインコース
https://www.bo-no.design/rdm/roadmap-uiuxdesigner

4. UIUXデザインスキル習得の進め方

UIUXデザイナーになるために必要な3要素(UIデザインスキル顧客の課題解決の素養未経験のポテンシャル)を、まずは60~70点ほど獲得するイメージを持ちましょう。

そのなかでも**「UIデザイン基礎スキル」は、足切りを突破するための必須条件**です。ここが身についていないと、そもそも面接すら進めません。

なので基本的には”UIデザインの基礎3スキル”を高めながら進めることが肝心です。スキルを全体の進め方は「ロードマップ」の記事を参考にして計画を立てると良いでしょう。

とにかくアウトプットを重ねる

未経験者がUIデザインスキルを身につけるうえで、最も重要なのはアウトプットの数と質です。

「参孝デザインを集める → UIアイデア×パターンを作る → 評価する/課題点を出す ⁩→ ブラッシュアップする」というプロセスを繰り返すことで、自然と基礎力が鍛えられます。

まずはUIデザインの3つの基礎を習得することを目指して進めます。この3つの視点を持って初めてUIを考えてデザインすることができます。

そしてデザインをしながら自分の成長や気づきを言葉でまとめると、論理思考や伝達力の練習になります。

他のスキルは“UI制作の過程”で同時に学ぶ

1.顧客の課題解決の素養

まずは3基礎の1つである「顧客の課題解決の基礎」について学びましょう。ここでUIと顧客課題の解決のつながりをできるようになります。

顧客理解課題解決を進める際に必要な論理的に考えていくスキルをもにつけるために自分の学びやUIの課題展などを言語化して学習を進めていきましょう。

言語化の練習は論理トレーニングに最適です。

2.未経験のポテンシャル

アウトプットのプロセスや学習ログをSNSやポートフォリオなどで公開すると、「自発的に動ける」「成長意欲が高い」というポテンシャルを示す材料になります。

なるべく学習をしながら月1でもいいのでまとまったログを置いておくと効果的です。あとからちゃんとまとめる際にも思い出す手助けになってくれます。

またデザインしながら出てきた疑問を調べたり、自分で掘り下げて読んだ本などのことをブログにまとめておくのもポテンシャルをアピールしつつ自己成長するために効果的です。

5. 採用で見られるスキルについて

UIUXデザイナーは、ソフトウェアやWebサービスを通じてユーザーの課題を解決し、価値ある体験を提供する職種です。**「最低限ここは押さえていてほしい」**のポイントを中心に見てください。

プラスαでアピールできる・しやすいポイントも含めて、なるべく全ての変数を記したものになります。なぜ最低限以外のものも書くかというと、各個人の今までの経験上、アピールできる部分もあることに気づいてほしいためです。そのための全てのスキルを実務経験が少ないうちからアピールすることは難しいです。

※UIUXデザインスキルを身につける流れや詳細は「UIUXデザイナーになるロードマップ」が詳しいのでそちらをご覧ください。

スキル1) 普通に扱えるUIを設計する基礎

「最低限のUI設計スキルが足りないと書類選考すら厳しい」一方で、上乗せとなるスキルがあれば未経験でも企業側が興味を持ってくれるケースは大いにあります。

■ 必須な習得スキル

とにもかくにもUIが作れないとUIUXデザイナーとしては話が始まりません。UIデザインの基礎である「インターフェースの基礎」と「情報設計の基礎」、この2つは最低ないと満足のいくUI設計をすることは不可能だと考えています。

  • 使い慣れたデザインツールで試作を重ねられる
    • Figmaの基本操作
    • オートレイアウト、コンポーネント、プロトタイプ機能
  • UIデザインの「3つの基礎」を理解し、画面を作り上げられる力
    • インターフェースの基礎:UIを構成するビジュアル要素、UIの状態変化、UI操作の基礎を抑えてふつうに操作できるUIアイデアを構築、提案することができる
    • 情報設計の基礎:要件やユーザーを軸に必要な情報構造や、操作の流れ・ユーザーの行動の流れを整理して、要件を満たすUIをつくるスキル。目的に即して、使いやすいUIを作る基礎です。
    • 顧客と課題解決の基礎:課題解決スキルにもかかる部分ですが、なんのためにUIを作るのか?という視点があることはUIデザインをする上でも重要なポイントになります

■ プラスアルファで評価される可能性がある点

UIUXデザイナーだとまずは操作できるUI体験が作れることが必須ですが、以下のような知識や経験もプラスになります。

  • グラフィック・Webデザインの経験
    • UIもデジタルグラフィックの上に成り立つので、基礎的なグラフィック力はUI作成の安心材料になるでしょう。また業務的にバナーやWebサイトを使ってサービスや機能の認知活動することも多いため、その辺りのスキルがあることもプラスアルファの評価につながります
  • 実装知識やエンジニアリングの理解
    • デザインデータは中間成果物でコードを書かないとユーザーが触れる形になりません。このスキルの経験があるとエンジニアさんとの意思疎通のスムーズさやUIのシステム理解につながるため、評価になります。

スキル2)「顧客の課題解決の素養」

この「顧客の課題解決」スキルは、実務で磨いていける部分も大きいですが、「そもそもユーザーの立場を想像しながらUIを考える」姿勢があるかどうかは、UIUXデザイナーの役割を考えると非常に重要です。過去のキャリアで築いたコミュニケーション力や業界知識を「ユーザー課題の解決」にどう活かすか、具体的に示せると好印象につながります。

■ 必須な習得スキル

  • 顧客理解
    • 「何に困っているのか?」「どこでつまずくのか?」をインタビューなどの手法で理解しデザインに活かす基礎的な知識が備わっっている。また、デザインするUIが顧客の何の価値に繋がるのか?を論理的に考える視点が最低限持っている
  • 課題解決の素養
    • 顧客のゴールと現状のギャップ=課題であるという基礎的な知識が備わっている。また、UIをデザインするのではなく、顧客の課題を解決するためのアプローチとしてサービス、UIが存在している視点を持ってUIデザインをできる素養がある。
  • 論理的なコミュニケーション・意思伝達
    • 作成したデザインの意図を他職種にわかりやすく説明できる、かつ、相手の要望や意見を整理し取り入れる論理性とコミュニケーションのスキルの土台が備わっている。

■ プラスアルファで評価される可能性がある点

  • 会社の事業や業界に対する理解や経験、興味
    • 入りたい会社の事業領域を過去のキャリアで経験している場合、業界の理解やユーザーの理解が圧倒的にやりやすいため、課題解決に向けて動きやすい。またキャリア経験がなくとも趣味などでその領域に詳しい場合も同様である。
    • 例)広告代理店出身で広告ツールのUXを設計する、金融業界経験者がFintechサービスを設計する 等
  • チーム、会社のカルチャーとの相性
    • チームでサービスを伸ばしていく必要があるため、その会社やチームの文化、またメンバーとの相性は採用時には見られます。ブログやポッドキャストを公開しているならそれを見たり、会社のバリューなどを見て、同じような価値観や考え方であるほうが受け入れられやすいでしょう。

スキル3)「未経験者のポテンシャル」

未経験であっても、「今後確実に伸びてくれそう」と企業に思わせることができれば採用の可能性は大きく上がります。あなた自身のこれまでの経験(社会人としての責任感や目標達成力など)も、この「成長ポテンシャル」を裏付ける要素にできます。成長のログや自分で学んだことなどを、ブログなどまとまった情報で誰でも見れるものにまとめておいて、ポートフォリオでもわかるようにすると良いでしょう

■ 最低限おさえたいポイント

  • 学習意欲・探究心
    • 継続的な学習姿勢や成長意欲が見れるかは、自分自身で学んで成長していけるのか?という採用側への安心感と共感になります。言われたことしかやらない人ではなく、自ら疑問を持って情報を集めて試す、その結果から学んで次へ繋いで成長していくような姿勢を、自分の学習ログなどで伝えられるとアピールできるでしょう
  • デザインへの関心
    • 言われたことだけではなく、自分自身でデザインに興味を持って幅を広げられているか?も成長意欲につながる重要な要素です。日頃からUIやデザインに触れているか?自分が好きなサービスはあるのか?など。情報は無限にある時代です。その中で学び始めなのにデザインが関心無い・低い状態というのは、あまり良くは写らないでしょう。

■ プラスアルファで評価される可能性がある点

  • 自分ならではの強みやビジョン
    • 「こんなUIを作って社会を良くしたい」「この業界の課題をデザインで解決したい」など、情熱ややりたいことが明確であり、それが受ける会社の内容と合致していると共感を生む場合があります。
  • 今までのキャリアでの経験や学び
    • 自分のキャリアは資産です。デザインとは関係ない仕事でもどういうスタンスで仕事をしているのか?そこからデザインをやろうと思ったきっかけなどなどは自分の人柄とデザインへの興味をアピールするポイントになります。

まとめ

UIUXデザイナーの仕事は、ユーザーの課題を解決しながら事業を成長させる重要なポジションです。
UIを設計する基礎スキル」「顧客の課題解決に取り組む素養」「成長のポテンシャル」の3つを軸に、自分ができること・学びたいことを明確にしていきましょう。

特にUIデザインの基礎がないと選考を突破するのが難しいため、とにかくUIを作りアウトプットを重ねることが最短ルートです。

UI制作を通じて

  • ビジュアルや情報設計の力を底上げできる
  • 「なぜこのUIなのか?」を言語化することで、論理思考とコミュニケーション力が鍛えられる

顧客の課題視点をもつ

  • 見た目の良さだけでなく、ユーザーが求める体験・価値を設計できるかがカギ

ポテンシャルの示し方

  • 学習ログやポートフォリオ発信など、意欲・探究心を具体的にアピールすると効果的

とはいえ、未経験を歓迎している企業はいつも多いわけではありません。スキルレベルやタイミングによって合否は左右されますが、実務に準じた学習を続ければ必ずチャンスは巡ってきます。失敗を恐れず、学びと改善を繰り返していきましょう。

BONOでUIUXスキルを学ぶという選択肢

BONOでは、未経験からUIUXデザイナーを目指す方向けに学習コースやキャリアサポートを提供しています。
これまで50名以上が転職に成功しており、UIUXデザインの基礎から実践的な課題解決のアプローチまで、短期間で習得できる環境づくりを行っています。

  • 実務経験豊富なメンターがサポート:学習やポートフォリオづくりのお悩みをコミュニティで質問できる
  • 体系化された学習コンテンツ:必要なスキルを分解して、実践しながら身につけられます
  • 充実した動画コンテンツ:BONOがコースは動画がメインです。そのため具体的な操作やデザインの流れを真似して習得することができます

UIUXデザイナーとしての第一歩を迷っている方は、ぜひBONOのコースも検討してみてください。

未経験からでも、基礎スキル×実践的な課題解決力×ポテンシャルを掛け合わせれば、あなたの新しいキャリアの扉を開くことができるはずです。

UIUXデザインコース
https://www.bo-no.design/rdm/roadmap-uiuxdesigner

UIUXデザイナーとしてどんな能力が評価されるのか?

こんにちはカイクンです。

この記事ではUIUXデザインの現場10年以上の自分の目線と、約50人の転職者を出しているBONOを運営する目線から、UIUXデザイナーとしてどんな能力が評価されるのか?どういうスキルが最低限必要か?をまとめてみます。

記事の目次

  1. そもそもUIUXデザイナーってどんな仕事?
  2. 採用で見られるスキルの概要
  3. UIUXデザイン未経験でも採用されるか?その理由
  4. UIUXデザインスキル習得の進め方
  5. 採用で見られるスキルの詳細解説

1. そもそもUIUXデザイナーの仕事とは?

そもそもUIUXデザイナーって何をするのお仕事なのか

UIUXデザイナーは、ソフトウェアやWebサービスを作ることに参加するお仕事です。最も大きな目的はユーザーが得られる価値と体験の質を、主にUI部分を担当しながら、デザインで関わる職種です。実際にUIをデザインするスキルがメインですが、ユーザーの課題を解決する体験を考える力、そのために他のメンバーと協力して調整する力なども同じぐらい求められるます。

UIUXデザイナーが現場で使うスキル

実務の流れ(要件→UI実装→詰め→リリース)を意識した具体的行動力

「言われたものを相談しながら作れる」「複数パターンを検討できる」「フィードバックを取り入れて改善できる」といった実際の仕事の流れを考えると、要件からUIのアイデアを考えてそれを具体的な形に落とす、課題解決やサービスグロースに向けて考えられるスキルの素養が必要です。

主な業務内容を考えた時に必要になってくるスキルを3つ整理してみると以下のようになると考えています。

①UIを通して操作体験をデザインするスキル

  • 具体的な職能としては特に、「画面レイアウト」「見た目(UIビジュアル)」「ユーザーが操作する導線」など設計することで、ユーザーが快適にサービス価値を得られる体験を作ることが重要な役割です。

②課題解決スキル

  • グラフィックデザイナーやWebデザイナーと似た部分もありますが、見た目の良し悪しだけを見ていればいいわけではなく、より**“ユーザーの課題を解決する”**ことを軸して、どういう画面設計と体験が妥当か?を考えることが求められる職種です。そのため見た目でなはなく、操作感や、意図がちゃんと伝わるか、行動に移してもらえるか?の心理部分まで含めて責任を持ちUIを作る仕事になります

③コミュニケーションスキル

  • UIで体験を作るといってもデザイナーだけでは不可能です。ビジネス要件や、デザインを実装するエンジニアメンバーとの調整などなどが必要になってきます。すぐにビジネスの知識やエンジニアリングの知識を深めるのは難しいですが、相手の意見を汲み取ったり、自分のデザインの意図を伝えたりして、要件を固めていく力が必要になってきます。ソフトスキルと呼ばれる類のこうしたスキルもUIUXデザイナーには求められる力です。

なぜUIUXがサービス運営上必要なのか

  • インターネットで行動することが当たり前に使われる時代だからこそ、インターネットの体験に詳しいメンバーがサービス提供には欠かせません。「画面が使いづらい」「登録が面倒」「情報がうまく届かない」といった初歩的な使いやすさだけではなく、ユーザーは何を求めているのか?という大枠から逆算して重要な改善ポイントを提案できるデザイナーは、企業の成長にも貢献しますし、より良い社会にも貢献できます。
  • UIUXデザイナーは、そのユーザー体験の良し悪しに直接的な影響を与えるポジションになります。なので、ただ印象が良い、ただ使いやすいよね、ではなく、ユーザーやビジネスの架け橋を考えて体験を設計する、会社や事業の成長にとって重要な役割になります。

働くUIUXデザイナーの事例

一人目のデザイナーはどのようにチームの信頼を得たのか
https://spctrm.design/jp/interviews/the-first-designer-of-awarefy/
行政の現場を支える「デザイン」の考え方。デジタル庁のデザイナーの取り組み
https://digital-gov.note.jp/n/n03a70f4ce56a?magazine_key=m9c1d46a21d2f
Nstockでのデザイナーの役割と立ち上げ期の面白さと - ゲスト: ウエタニマサユキ 
https://listen.style/p/fmfmfm/iouatthi

2. 未経験で身につけるスキルの概要

未経験からUIUXデザイナーを目指すなら

3つのスキルを意識して進めよう

未経験でも現場に入れて”最低限動いてくれるな”、”よく成長していってくれそう”というメンバーが望ましいです。以下の3つのポイントのスキルを成長させることを意識しましょう。UIUXデザインの分野なので必然的に「普通に扱えるUIを設計する基礎スキル」があることが前提になってきます。

1.「普通に扱えるUIを設計する基礎スキル」

  1. 「顧客の課題解決をする素養スキル」
  2. 成長のポテンシャル

3つについての詳細は記事の後半で紹介します。以下は概要です。

1.「普通に扱えるUIを設計する基礎」

大前提、UI設計の基礎をしっかり身につけているかどうか。は足切り要素になります。”デザイナー”である以上、アイデアを具体化するスキルがないと雇う意味はありません。かなりグラフィック力がないといけないわけではないので、UIデザインの範疇でいいのでUIを構築スキルは作る量を重ねて身につける必要があります。

情報設計・画面レイアウト・UIパターンの引き出しなどを「最低限扱える」レベルで備わっており、ユーザーの目的をベースに体験設計する考え方がないと、実務の最低レベルをクリアできません。

2.「顧客の課題解決をする素養」

UIUXデザイナーは、単に見た目を美しくするだけでなく、**ユーザーが抱えている課題を“どうしたら解決できるか”**を考えてデザインを武器にチームに加わる役目があります。たとえば”個人的な”見た目の美しさよりも、ユーザーがその画面や機能で得たい価値や目的を達成できる状態を目指すことを優先しなくてはなりません。これは見た目の美しさを捨てるわけではなく、必要な情報や配慮を満たした上で、どう綺麗に見せて伝わりやすくするのか?というスキルや考え方です。

またチームで顧客理解や課題に対処していくため、チームメンバーで円滑にコミュニケーションしたり自分の考えを提案したり傾聴するような、ソフトスキルもここに関わってきます。

3.「成長のポテンシャル」

UIUXデザイナーは、単に見た目を美しくするだけでなく、**ユーザーが抱えている課題を“どうしたら解決できるか”**を考えてデザインを武器にチームに加わる役目があります。たとえば”個人的な”見た目の美しさよりも、ユーザーがその画面や機能で得たい価値や目的を達成できる状態を目指すことを優先しなくてはなりません。これは見た目の美しさを捨てるわけではなく、必要な情報や配慮を満たした上で、どう綺麗に見せて伝わりやすくするのか?というスキルや考え方です。

3.UIUXデザイン未経験でも採用されるか?その理由

UIUXデザイナーはまだまだ人材不足で、中途採用市場でもなかなか見つからないのが現状です。そんな中、企業が未経験者に注目する主な理由は大きく3つあります。

1.そもそもUIUXデザイナーが足りない

2025年現在、BONOでも50人ほどの転職者を生み出している現状を見ると、「顧客の課題解決ができ、基礎的なUI設計ができる」人材は国内では少なく、募集しても条件に合う人材の応募があまりない企業も多いです。これは現場が求めるデザイナーのレベルが勝手に向上している現状もかなり大きいです。作るだけではなく、事業貢献を考えたり、ディレクションスキルもあり物事を前に進め人材を求めがちです。

そのため、日本国内ではデザイナーの採用に苦戦している会社は多く、業界のデザインイベントでお金を出し自社をPRする企業も多いです。

そこで、ただ作るのではなく、会社が求めている最低限のスキルや意欲がある人なら、未経験でも育てる選択肢もあるかもと考えてくれる企業も存在してきます。

2.熱量や会社との相性がある人は大歓迎

「その会社で働きたい」という強い意欲や、事業領域・チームビジョンと合う経歴を持っている人なら、例え未経験でも“業務を任せやすい”と判断されることがあります。もちろん最低限のデザインスキルがあることが前提ですが、事業をやる上で、メンバーとの相性、事業への熱量を持てる人というのは貴重な存在です。

例えば、広告業界にいた人が、広告ツールの会社でUIUXデザイナーになるなど、自分の知見を活かしやすい分野なら相性が良いという例は、サービスや業界のことを理解してデザインをしてくれる貴重な人材として迎え入れてくれる会社も存在します。

3.ポテンシャルを重視し、伸びしろに期待したい

未経験者を採用する企業は、ある程度の育成コストを覚悟したうえで、**「この人なら成長しそう」**と感じた場合にチャンスを与える体制や意志がある企業、もしくは現場のメンバーがいる企業になります。

実務経験こそなくても応募した時に、意外と最低限のスキルがあり、学習意欲や自分で考えて改善していく力があれば、長期的に見て戦力として期待されることがあります。

そのためスキルを示すのは最低条件として、それ以外の”成長ポテンシャル”もどこまでアピールしていくのか?も大切になります。自分が未経験の人を採用することを想像してみましょう。いろいろ教えなくてはいけないです。面倒も見ます。それなのに相手がやる気がない、何考えてるかわからない人だったら大変ですよね。

スキルはこれからだけど前向きに取り組んでくれて、応援したいと思える、アドバイスすればしっかり成長してくれそう、と思える人なら未経験でも視野に入る可能性は高くなるはずです。

注意点:すべての企業が未経験を歓迎するわけではない

企業にはそれぞれ採用方針やタイミングがあり、常に未経験歓迎というわけではありません。募集要項にわざわざ書く会社もほとんどありません。最低限のレベルのない人が応募してきてもらっても困るからです。

未経験で採用するということは、会社にとって「ある程度その人を育てる意思がある」会社じゃないと無理ですし、「とにかく手が足りなくて一緒に頑張ってくれる人ならOK」という状態かのどちらかです。

すべての会社が未経験を受け入れたいという意思や素養を持っているわけではないです。その時の会社の状態でタイミングが変わります。こればかりは明確に予想ができないので、未経験のうちはそこまで会社を選びすぎず、現場経験を得る会社を探すのが個人的にはおすすめです

未経験からUIUXデザインの基礎力を身につけるコース

BONOでは誰でも社会や人に対するものづくりをはじめるための「UIUXデザインコース」を提供しています。今まで50人近い転職者を出しているコースで、現場10年以上のデザイナーであるカイクンが作成とアップデートを行なっています。

UIUXデザインコース
https://www.bo-no.design/rdm/roadmap-uiuxdesigner

4. UIUXデザインスキル習得の進め方

UIUXデザイナーになるために必要な3要素(UIデザインスキル顧客の課題解決の素養未経験のポテンシャル)を、まずは60~70点ほど獲得するイメージを持ちましょう。

そのなかでも**「UIデザイン基礎スキル」は、足切りを突破するための必須条件**です。ここが身についていないと、そもそも面接すら進めません。

なので基本的には”UIデザインの基礎3スキル”を高めながら進めることが肝心です。スキルを全体の進め方は「ロードマップ」の記事を参考にして計画を立てると良いでしょう。

とにかくアウトプットを重ねる

未経験者がUIデザインスキルを身につけるうえで、最も重要なのはアウトプットの数と質です。

「参孝デザインを集める → UIアイデア×パターンを作る → 評価する/課題点を出す ⁩→ ブラッシュアップする」というプロセスを繰り返すことで、自然と基礎力が鍛えられます。

まずはUIデザインの3つの基礎を習得することを目指して進めます。この3つの視点を持って初めてUIを考えてデザインすることができます。

そしてデザインをしながら自分の成長や気づきを言葉でまとめると、論理思考や伝達力の練習になります。

他のスキルは“UI制作の過程”で同時に学ぶ

1.顧客の課題解決の素養

まずは3基礎の1つである「顧客の課題解決の基礎」について学びましょう。ここでUIと顧客課題の解決のつながりをできるようになります。

顧客理解課題解決を進める際に必要な論理的に考えていくスキルをもにつけるために自分の学びやUIの課題展などを言語化して学習を進めていきましょう。

言語化の練習は論理トレーニングに最適です。

2.未経験のポテンシャル

アウトプットのプロセスや学習ログをSNSやポートフォリオなどで公開すると、「自発的に動ける」「成長意欲が高い」というポテンシャルを示す材料になります。

なるべく学習をしながら月1でもいいのでまとまったログを置いておくと効果的です。あとからちゃんとまとめる際にも思い出す手助けになってくれます。

またデザインしながら出てきた疑問を調べたり、自分で掘り下げて読んだ本などのことをブログにまとめておくのもポテンシャルをアピールしつつ自己成長するために効果的です。

5. 採用で見られるスキルについて

UIUXデザイナーは、ソフトウェアやWebサービスを通じてユーザーの課題を解決し、価値ある体験を提供する職種です。**「最低限ここは押さえていてほしい」**のポイントを中心に見てください。

プラスαでアピールできる・しやすいポイントも含めて、なるべく全ての変数を記したものになります。なぜ最低限以外のものも書くかというと、各個人の今までの経験上、アピールできる部分もあることに気づいてほしいためです。そのための全てのスキルを実務経験が少ないうちからアピールすることは難しいです。

※UIUXデザインスキルを身につける流れや詳細は「UIUXデザイナーになるロードマップ」が詳しいのでそちらをご覧ください。

スキル1) 普通に扱えるUIを設計する基礎

「最低限のUI設計スキルが足りないと書類選考すら厳しい」一方で、上乗せとなるスキルがあれば未経験でも企業側が興味を持ってくれるケースは大いにあります。

■ 必須な習得スキル

とにもかくにもUIが作れないとUIUXデザイナーとしては話が始まりません。UIデザインの基礎である「インターフェースの基礎」と「情報設計の基礎」、この2つは最低ないと満足のいくUI設計をすることは不可能だと考えています。

  • 使い慣れたデザインツールで試作を重ねられる
    • Figmaの基本操作
    • オートレイアウト、コンポーネント、プロトタイプ機能
  • UIデザインの「3つの基礎」を理解し、画面を作り上げられる力
    • インターフェースの基礎:UIを構成するビジュアル要素、UIの状態変化、UI操作の基礎を抑えてふつうに操作できるUIアイデアを構築、提案することができる
    • 情報設計の基礎:要件やユーザーを軸に必要な情報構造や、操作の流れ・ユーザーの行動の流れを整理して、要件を満たすUIをつくるスキル。目的に即して、使いやすいUIを作る基礎です。
    • 顧客と課題解決の基礎:課題解決スキルにもかかる部分ですが、なんのためにUIを作るのか?という視点があることはUIデザインをする上でも重要なポイントになります

■ プラスアルファで評価される可能性がある点

UIUXデザイナーだとまずは操作できるUI体験が作れることが必須ですが、以下のような知識や経験もプラスになります。

  • グラフィック・Webデザインの経験
    • UIもデジタルグラフィックの上に成り立つので、基礎的なグラフィック力はUI作成の安心材料になるでしょう。また業務的にバナーやWebサイトを使ってサービスや機能の認知活動することも多いため、その辺りのスキルがあることもプラスアルファの評価につながります
  • 実装知識やエンジニアリングの理解
    • デザインデータは中間成果物でコードを書かないとユーザーが触れる形になりません。このスキルの経験があるとエンジニアさんとの意思疎通のスムーズさやUIのシステム理解につながるため、評価になります。

スキル2)「顧客の課題解決の素養」

この「顧客の課題解決」スキルは、実務で磨いていける部分も大きいですが、「そもそもユーザーの立場を想像しながらUIを考える」姿勢があるかどうかは、UIUXデザイナーの役割を考えると非常に重要です。過去のキャリアで築いたコミュニケーション力や業界知識を「ユーザー課題の解決」にどう活かすか、具体的に示せると好印象につながります。

■ 必須な習得スキル

  • 顧客理解
    • 「何に困っているのか?」「どこでつまずくのか?」をインタビューなどの手法で理解しデザインに活かす基礎的な知識が備わっっている。また、デザインするUIが顧客の何の価値に繋がるのか?を論理的に考える視点が最低限持っている
  • 課題解決の素養
    • 顧客のゴールと現状のギャップ=課題であるという基礎的な知識が備わっている。また、UIをデザインするのではなく、顧客の課題を解決するためのアプローチとしてサービス、UIが存在している視点を持ってUIデザインをできる素養がある。
  • 論理的なコミュニケーション・意思伝達
    • 作成したデザインの意図を他職種にわかりやすく説明できる、かつ、相手の要望や意見を整理し取り入れる論理性とコミュニケーションのスキルの土台が備わっている。

■ プラスアルファで評価される可能性がある点

  • 会社の事業や業界に対する理解や経験、興味
    • 入りたい会社の事業領域を過去のキャリアで経験している場合、業界の理解やユーザーの理解が圧倒的にやりやすいため、課題解決に向けて動きやすい。またキャリア経験がなくとも趣味などでその領域に詳しい場合も同様である。
    • 例)広告代理店出身で広告ツールのUXを設計する、金融業界経験者がFintechサービスを設計する 等
  • チーム、会社のカルチャーとの相性
    • チームでサービスを伸ばしていく必要があるため、その会社やチームの文化、またメンバーとの相性は採用時には見られます。ブログやポッドキャストを公開しているならそれを見たり、会社のバリューなどを見て、同じような価値観や考え方であるほうが受け入れられやすいでしょう。

スキル3)「未経験者のポテンシャル」

未経験であっても、「今後確実に伸びてくれそう」と企業に思わせることができれば採用の可能性は大きく上がります。あなた自身のこれまでの経験(社会人としての責任感や目標達成力など)も、この「成長ポテンシャル」を裏付ける要素にできます。成長のログや自分で学んだことなどを、ブログなどまとまった情報で誰でも見れるものにまとめておいて、ポートフォリオでもわかるようにすると良いでしょう

■ 最低限おさえたいポイント

  • 学習意欲・探究心
    • 継続的な学習姿勢や成長意欲が見れるかは、自分自身で学んで成長していけるのか?という採用側への安心感と共感になります。言われたことしかやらない人ではなく、自ら疑問を持って情報を集めて試す、その結果から学んで次へ繋いで成長していくような姿勢を、自分の学習ログなどで伝えられるとアピールできるでしょう
  • デザインへの関心
    • 言われたことだけではなく、自分自身でデザインに興味を持って幅を広げられているか?も成長意欲につながる重要な要素です。日頃からUIやデザインに触れているか?自分が好きなサービスはあるのか?など。情報は無限にある時代です。その中で学び始めなのにデザインが関心無い・低い状態というのは、あまり良くは写らないでしょう。

■ プラスアルファで評価される可能性がある点

  • 自分ならではの強みやビジョン
    • 「こんなUIを作って社会を良くしたい」「この業界の課題をデザインで解決したい」など、情熱ややりたいことが明確であり、それが受ける会社の内容と合致していると共感を生む場合があります。
  • 今までのキャリアでの経験や学び
    • 自分のキャリアは資産です。デザインとは関係ない仕事でもどういうスタンスで仕事をしているのか?そこからデザインをやろうと思ったきっかけなどなどは自分の人柄とデザインへの興味をアピールするポイントになります。

まとめ

UIUXデザイナーの仕事は、ユーザーの課題を解決しながら事業を成長させる重要なポジションです。
UIを設計する基礎スキル」「顧客の課題解決に取り組む素養」「成長のポテンシャル」の3つを軸に、自分ができること・学びたいことを明確にしていきましょう。

特にUIデザインの基礎がないと選考を突破するのが難しいため、とにかくUIを作りアウトプットを重ねることが最短ルートです。

UI制作を通じて

  • ビジュアルや情報設計の力を底上げできる
  • 「なぜこのUIなのか?」を言語化することで、論理思考とコミュニケーション力が鍛えられる

顧客の課題視点をもつ

  • 見た目の良さだけでなく、ユーザーが求める体験・価値を設計できるかがカギ

ポテンシャルの示し方

  • 学習ログやポートフォリオ発信など、意欲・探究心を具体的にアピールすると効果的

とはいえ、未経験を歓迎している企業はいつも多いわけではありません。スキルレベルやタイミングによって合否は左右されますが、実務に準じた学習を続ければ必ずチャンスは巡ってきます。失敗を恐れず、学びと改善を繰り返していきましょう。

BONOでUIUXスキルを学ぶという選択肢

BONOでは、未経験からUIUXデザイナーを目指す方向けに学習コースやキャリアサポートを提供しています。
これまで50名以上が転職に成功しており、UIUXデザインの基礎から実践的な課題解決のアプローチまで、短期間で習得できる環境づくりを行っています。

  • 実務経験豊富なメンターがサポート:学習やポートフォリオづくりのお悩みをコミュニティで質問できる
  • 体系化された学習コンテンツ:必要なスキルを分解して、実践しながら身につけられます
  • 充実した動画コンテンツ:BONOがコースは動画がメインです。そのため具体的な操作やデザインの流れを真似して習得することができます

UIUXデザイナーとしての第一歩を迷っている方は、ぜひBONOのコースも検討してみてください。

未経験からでも、基礎スキル×実践的な課題解決力×ポテンシャルを掛け合わせれば、あなたの新しいキャリアの扉を開くことができるはずです。

UIUXデザインコース
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UIUXデザイナーとしてどんな能力が評価されるのか?

こんにちはカイクンです。

この記事ではUIUXデザインの現場10年以上の自分の目線と、約50人の転職者を出しているBONOを運営する目線から、UIUXデザイナーとしてどんな能力が評価されるのか?どういうスキルが最低限必要か?をまとめてみます。

記事の目次

  1. そもそもUIUXデザイナーってどんな仕事?
  2. 採用で見られるスキルの概要
  3. UIUXデザイン未経験でも採用されるか?その理由
  4. UIUXデザインスキル習得の進め方
  5. 採用で見られるスキルの詳細解説

1. そもそもUIUXデザイナーの仕事とは?

そもそもUIUXデザイナーって何をするのお仕事なのか

UIUXデザイナーは、ソフトウェアやWebサービスを作ることに参加するお仕事です。最も大きな目的はユーザーが得られる価値と体験の質を、主にUI部分を担当しながら、デザインで関わる職種です。実際にUIをデザインするスキルがメインですが、ユーザーの課題を解決する体験を考える力、そのために他のメンバーと協力して調整する力なども同じぐらい求められるます。

UIUXデザイナーが現場で使うスキル

実務の流れ(要件→UI実装→詰め→リリース)を意識した具体的行動力

「言われたものを相談しながら作れる」「複数パターンを検討できる」「フィードバックを取り入れて改善できる」といった実際の仕事の流れを考えると、要件からUIのアイデアを考えてそれを具体的な形に落とす、課題解決やサービスグロースに向けて考えられるスキルの素養が必要です。

主な業務内容を考えた時に必要になってくるスキルを3つ整理してみると以下のようになると考えています。

①UIを通して操作体験をデザインするスキル

  • 具体的な職能としては特に、「画面レイアウト」「見た目(UIビジュアル)」「ユーザーが操作する導線」など設計することで、ユーザーが快適にサービス価値を得られる体験を作ることが重要な役割です。

②課題解決スキル

  • グラフィックデザイナーやWebデザイナーと似た部分もありますが、見た目の良し悪しだけを見ていればいいわけではなく、より**“ユーザーの課題を解決する”**ことを軸して、どういう画面設計と体験が妥当か?を考えることが求められる職種です。そのため見た目でなはなく、操作感や、意図がちゃんと伝わるか、行動に移してもらえるか?の心理部分まで含めて責任を持ちUIを作る仕事になります

③コミュニケーションスキル

  • UIで体験を作るといってもデザイナーだけでは不可能です。ビジネス要件や、デザインを実装するエンジニアメンバーとの調整などなどが必要になってきます。すぐにビジネスの知識やエンジニアリングの知識を深めるのは難しいですが、相手の意見を汲み取ったり、自分のデザインの意図を伝えたりして、要件を固めていく力が必要になってきます。ソフトスキルと呼ばれる類のこうしたスキルもUIUXデザイナーには求められる力です。

なぜUIUXがサービス運営上必要なのか

  • インターネットで行動することが当たり前に使われる時代だからこそ、インターネットの体験に詳しいメンバーがサービス提供には欠かせません。「画面が使いづらい」「登録が面倒」「情報がうまく届かない」といった初歩的な使いやすさだけではなく、ユーザーは何を求めているのか?という大枠から逆算して重要な改善ポイントを提案できるデザイナーは、企業の成長にも貢献しますし、より良い社会にも貢献できます。
  • UIUXデザイナーは、そのユーザー体験の良し悪しに直接的な影響を与えるポジションになります。なので、ただ印象が良い、ただ使いやすいよね、ではなく、ユーザーやビジネスの架け橋を考えて体験を設計する、会社や事業の成長にとって重要な役割になります。

働くUIUXデザイナーの事例

一人目のデザイナーはどのようにチームの信頼を得たのか
https://spctrm.design/jp/interviews/the-first-designer-of-awarefy/
行政の現場を支える「デザイン」の考え方。デジタル庁のデザイナーの取り組み
https://digital-gov.note.jp/n/n03a70f4ce56a?magazine_key=m9c1d46a21d2f
Nstockでのデザイナーの役割と立ち上げ期の面白さと - ゲスト: ウエタニマサユキ 
https://listen.style/p/fmfmfm/iouatthi

2. 未経験で身につけるスキルの概要

未経験からUIUXデザイナーを目指すなら

3つのスキルを意識して進めよう

未経験でも現場に入れて”最低限動いてくれるな”、”よく成長していってくれそう”というメンバーが望ましいです。以下の3つのポイントのスキルを成長させることを意識しましょう。UIUXデザインの分野なので必然的に「普通に扱えるUIを設計する基礎スキル」があることが前提になってきます。

1.「普通に扱えるUIを設計する基礎スキル」

  1. 「顧客の課題解決をする素養スキル」
  2. 成長のポテンシャル

3つについての詳細は記事の後半で紹介します。以下は概要です。

1.「普通に扱えるUIを設計する基礎」

大前提、UI設計の基礎をしっかり身につけているかどうか。は足切り要素になります。”デザイナー”である以上、アイデアを具体化するスキルがないと雇う意味はありません。かなりグラフィック力がないといけないわけではないので、UIデザインの範疇でいいのでUIを構築スキルは作る量を重ねて身につける必要があります。

情報設計・画面レイアウト・UIパターンの引き出しなどを「最低限扱える」レベルで備わっており、ユーザーの目的をベースに体験設計する考え方がないと、実務の最低レベルをクリアできません。

2.「顧客の課題解決をする素養」

UIUXデザイナーは、単に見た目を美しくするだけでなく、**ユーザーが抱えている課題を“どうしたら解決できるか”**を考えてデザインを武器にチームに加わる役目があります。たとえば”個人的な”見た目の美しさよりも、ユーザーがその画面や機能で得たい価値や目的を達成できる状態を目指すことを優先しなくてはなりません。これは見た目の美しさを捨てるわけではなく、必要な情報や配慮を満たした上で、どう綺麗に見せて伝わりやすくするのか?というスキルや考え方です。

またチームで顧客理解や課題に対処していくため、チームメンバーで円滑にコミュニケーションしたり自分の考えを提案したり傾聴するような、ソフトスキルもここに関わってきます。

3.「成長のポテンシャル」

UIUXデザイナーは、単に見た目を美しくするだけでなく、**ユーザーが抱えている課題を“どうしたら解決できるか”**を考えてデザインを武器にチームに加わる役目があります。たとえば”個人的な”見た目の美しさよりも、ユーザーがその画面や機能で得たい価値や目的を達成できる状態を目指すことを優先しなくてはなりません。これは見た目の美しさを捨てるわけではなく、必要な情報や配慮を満たした上で、どう綺麗に見せて伝わりやすくするのか?というスキルや考え方です。

3.UIUXデザイン未経験でも採用されるか?その理由

UIUXデザイナーはまだまだ人材不足で、中途採用市場でもなかなか見つからないのが現状です。そんな中、企業が未経験者に注目する主な理由は大きく3つあります。

1.そもそもUIUXデザイナーが足りない

2025年現在、BONOでも50人ほどの転職者を生み出している現状を見ると、「顧客の課題解決ができ、基礎的なUI設計ができる」人材は国内では少なく、募集しても条件に合う人材の応募があまりない企業も多いです。これは現場が求めるデザイナーのレベルが勝手に向上している現状もかなり大きいです。作るだけではなく、事業貢献を考えたり、ディレクションスキルもあり物事を前に進め人材を求めがちです。

そのため、日本国内ではデザイナーの採用に苦戦している会社は多く、業界のデザインイベントでお金を出し自社をPRする企業も多いです。

そこで、ただ作るのではなく、会社が求めている最低限のスキルや意欲がある人なら、未経験でも育てる選択肢もあるかもと考えてくれる企業も存在してきます。

2.熱量や会社との相性がある人は大歓迎

「その会社で働きたい」という強い意欲や、事業領域・チームビジョンと合う経歴を持っている人なら、例え未経験でも“業務を任せやすい”と判断されることがあります。もちろん最低限のデザインスキルがあることが前提ですが、事業をやる上で、メンバーとの相性、事業への熱量を持てる人というのは貴重な存在です。

例えば、広告業界にいた人が、広告ツールの会社でUIUXデザイナーになるなど、自分の知見を活かしやすい分野なら相性が良いという例は、サービスや業界のことを理解してデザインをしてくれる貴重な人材として迎え入れてくれる会社も存在します。

3.ポテンシャルを重視し、伸びしろに期待したい

未経験者を採用する企業は、ある程度の育成コストを覚悟したうえで、**「この人なら成長しそう」**と感じた場合にチャンスを与える体制や意志がある企業、もしくは現場のメンバーがいる企業になります。

実務経験こそなくても応募した時に、意外と最低限のスキルがあり、学習意欲や自分で考えて改善していく力があれば、長期的に見て戦力として期待されることがあります。

そのためスキルを示すのは最低条件として、それ以外の”成長ポテンシャル”もどこまでアピールしていくのか?も大切になります。自分が未経験の人を採用することを想像してみましょう。いろいろ教えなくてはいけないです。面倒も見ます。それなのに相手がやる気がない、何考えてるかわからない人だったら大変ですよね。

スキルはこれからだけど前向きに取り組んでくれて、応援したいと思える、アドバイスすればしっかり成長してくれそう、と思える人なら未経験でも視野に入る可能性は高くなるはずです。

注意点:すべての企業が未経験を歓迎するわけではない

企業にはそれぞれ採用方針やタイミングがあり、常に未経験歓迎というわけではありません。募集要項にわざわざ書く会社もほとんどありません。最低限のレベルのない人が応募してきてもらっても困るからです。

未経験で採用するということは、会社にとって「ある程度その人を育てる意思がある」会社じゃないと無理ですし、「とにかく手が足りなくて一緒に頑張ってくれる人ならOK」という状態かのどちらかです。

すべての会社が未経験を受け入れたいという意思や素養を持っているわけではないです。その時の会社の状態でタイミングが変わります。こればかりは明確に予想ができないので、未経験のうちはそこまで会社を選びすぎず、現場経験を得る会社を探すのが個人的にはおすすめです

未経験からUIUXデザインの基礎力を身につけるコース

BONOでは誰でも社会や人に対するものづくりをはじめるための「UIUXデザインコース」を提供しています。今まで50人近い転職者を出しているコースで、現場10年以上のデザイナーであるカイクンが作成とアップデートを行なっています。

UIUXデザインコース
https://www.bo-no.design/rdm/roadmap-uiuxdesigner

4. UIUXデザインスキル習得の進め方

UIUXデザイナーになるために必要な3要素(UIデザインスキル顧客の課題解決の素養未経験のポテンシャル)を、まずは60~70点ほど獲得するイメージを持ちましょう。

そのなかでも**「UIデザイン基礎スキル」は、足切りを突破するための必須条件**です。ここが身についていないと、そもそも面接すら進めません。

なので基本的には”UIデザインの基礎3スキル”を高めながら進めることが肝心です。スキルを全体の進め方は「ロードマップ」の記事を参考にして計画を立てると良いでしょう。

とにかくアウトプットを重ねる

未経験者がUIデザインスキルを身につけるうえで、最も重要なのはアウトプットの数と質です。

「参孝デザインを集める → UIアイデア×パターンを作る → 評価する/課題点を出す ⁩→ ブラッシュアップする」というプロセスを繰り返すことで、自然と基礎力が鍛えられます。

まずはUIデザインの3つの基礎を習得することを目指して進めます。この3つの視点を持って初めてUIを考えてデザインすることができます。

そしてデザインをしながら自分の成長や気づきを言葉でまとめると、論理思考や伝達力の練習になります。

他のスキルは“UI制作の過程”で同時に学ぶ

1.顧客の課題解決の素養

まずは3基礎の1つである「顧客の課題解決の基礎」について学びましょう。ここでUIと顧客課題の解決のつながりをできるようになります。

顧客理解課題解決を進める際に必要な論理的に考えていくスキルをもにつけるために自分の学びやUIの課題展などを言語化して学習を進めていきましょう。

言語化の練習は論理トレーニングに最適です。

2.未経験のポテンシャル

アウトプットのプロセスや学習ログをSNSやポートフォリオなどで公開すると、「自発的に動ける」「成長意欲が高い」というポテンシャルを示す材料になります。

なるべく学習をしながら月1でもいいのでまとまったログを置いておくと効果的です。あとからちゃんとまとめる際にも思い出す手助けになってくれます。

またデザインしながら出てきた疑問を調べたり、自分で掘り下げて読んだ本などのことをブログにまとめておくのもポテンシャルをアピールしつつ自己成長するために効果的です。

5. 採用で見られるスキルについて

UIUXデザイナーは、ソフトウェアやWebサービスを通じてユーザーの課題を解決し、価値ある体験を提供する職種です。**「最低限ここは押さえていてほしい」**のポイントを中心に見てください。

プラスαでアピールできる・しやすいポイントも含めて、なるべく全ての変数を記したものになります。なぜ最低限以外のものも書くかというと、各個人の今までの経験上、アピールできる部分もあることに気づいてほしいためです。そのための全てのスキルを実務経験が少ないうちからアピールすることは難しいです。

※UIUXデザインスキルを身につける流れや詳細は「UIUXデザイナーになるロードマップ」が詳しいのでそちらをご覧ください。

スキル1) 普通に扱えるUIを設計する基礎

「最低限のUI設計スキルが足りないと書類選考すら厳しい」一方で、上乗せとなるスキルがあれば未経験でも企業側が興味を持ってくれるケースは大いにあります。

■ 必須な習得スキル

とにもかくにもUIが作れないとUIUXデザイナーとしては話が始まりません。UIデザインの基礎である「インターフェースの基礎」と「情報設計の基礎」、この2つは最低ないと満足のいくUI設計をすることは不可能だと考えています。

  • 使い慣れたデザインツールで試作を重ねられる
    • Figmaの基本操作
    • オートレイアウト、コンポーネント、プロトタイプ機能
  • UIデザインの「3つの基礎」を理解し、画面を作り上げられる力
    • インターフェースの基礎:UIを構成するビジュアル要素、UIの状態変化、UI操作の基礎を抑えてふつうに操作できるUIアイデアを構築、提案することができる
    • 情報設計の基礎:要件やユーザーを軸に必要な情報構造や、操作の流れ・ユーザーの行動の流れを整理して、要件を満たすUIをつくるスキル。目的に即して、使いやすいUIを作る基礎です。
    • 顧客と課題解決の基礎:課題解決スキルにもかかる部分ですが、なんのためにUIを作るのか?という視点があることはUIデザインをする上でも重要なポイントになります

■ プラスアルファで評価される可能性がある点

UIUXデザイナーだとまずは操作できるUI体験が作れることが必須ですが、以下のような知識や経験もプラスになります。

  • グラフィック・Webデザインの経験
    • UIもデジタルグラフィックの上に成り立つので、基礎的なグラフィック力はUI作成の安心材料になるでしょう。また業務的にバナーやWebサイトを使ってサービスや機能の認知活動することも多いため、その辺りのスキルがあることもプラスアルファの評価につながります
  • 実装知識やエンジニアリングの理解
    • デザインデータは中間成果物でコードを書かないとユーザーが触れる形になりません。このスキルの経験があるとエンジニアさんとの意思疎通のスムーズさやUIのシステム理解につながるため、評価になります。

スキル2)「顧客の課題解決の素養」

この「顧客の課題解決」スキルは、実務で磨いていける部分も大きいですが、「そもそもユーザーの立場を想像しながらUIを考える」姿勢があるかどうかは、UIUXデザイナーの役割を考えると非常に重要です。過去のキャリアで築いたコミュニケーション力や業界知識を「ユーザー課題の解決」にどう活かすか、具体的に示せると好印象につながります。

■ 必須な習得スキル

  • 顧客理解
    • 「何に困っているのか?」「どこでつまずくのか?」をインタビューなどの手法で理解しデザインに活かす基礎的な知識が備わっっている。また、デザインするUIが顧客の何の価値に繋がるのか?を論理的に考える視点が最低限持っている
  • 課題解決の素養
    • 顧客のゴールと現状のギャップ=課題であるという基礎的な知識が備わっている。また、UIをデザインするのではなく、顧客の課題を解決するためのアプローチとしてサービス、UIが存在している視点を持ってUIデザインをできる素養がある。
  • 論理的なコミュニケーション・意思伝達
    • 作成したデザインの意図を他職種にわかりやすく説明できる、かつ、相手の要望や意見を整理し取り入れる論理性とコミュニケーションのスキルの土台が備わっている。

■ プラスアルファで評価される可能性がある点

  • 会社の事業や業界に対する理解や経験、興味
    • 入りたい会社の事業領域を過去のキャリアで経験している場合、業界の理解やユーザーの理解が圧倒的にやりやすいため、課題解決に向けて動きやすい。またキャリア経験がなくとも趣味などでその領域に詳しい場合も同様である。
    • 例)広告代理店出身で広告ツールのUXを設計する、金融業界経験者がFintechサービスを設計する 等
  • チーム、会社のカルチャーとの相性
    • チームでサービスを伸ばしていく必要があるため、その会社やチームの文化、またメンバーとの相性は採用時には見られます。ブログやポッドキャストを公開しているならそれを見たり、会社のバリューなどを見て、同じような価値観や考え方であるほうが受け入れられやすいでしょう。

スキル3)「未経験者のポテンシャル」

未経験であっても、「今後確実に伸びてくれそう」と企業に思わせることができれば採用の可能性は大きく上がります。あなた自身のこれまでの経験(社会人としての責任感や目標達成力など)も、この「成長ポテンシャル」を裏付ける要素にできます。成長のログや自分で学んだことなどを、ブログなどまとまった情報で誰でも見れるものにまとめておいて、ポートフォリオでもわかるようにすると良いでしょう

■ 最低限おさえたいポイント

  • 学習意欲・探究心
    • 継続的な学習姿勢や成長意欲が見れるかは、自分自身で学んで成長していけるのか?という採用側への安心感と共感になります。言われたことしかやらない人ではなく、自ら疑問を持って情報を集めて試す、その結果から学んで次へ繋いで成長していくような姿勢を、自分の学習ログなどで伝えられるとアピールできるでしょう
  • デザインへの関心
    • 言われたことだけではなく、自分自身でデザインに興味を持って幅を広げられているか?も成長意欲につながる重要な要素です。日頃からUIやデザインに触れているか?自分が好きなサービスはあるのか?など。情報は無限にある時代です。その中で学び始めなのにデザインが関心無い・低い状態というのは、あまり良くは写らないでしょう。

■ プラスアルファで評価される可能性がある点

  • 自分ならではの強みやビジョン
    • 「こんなUIを作って社会を良くしたい」「この業界の課題をデザインで解決したい」など、情熱ややりたいことが明確であり、それが受ける会社の内容と合致していると共感を生む場合があります。
  • 今までのキャリアでの経験や学び
    • 自分のキャリアは資産です。デザインとは関係ない仕事でもどういうスタンスで仕事をしているのか?そこからデザインをやろうと思ったきっかけなどなどは自分の人柄とデザインへの興味をアピールするポイントになります。

まとめ

UIUXデザイナーの仕事は、ユーザーの課題を解決しながら事業を成長させる重要なポジションです。
UIを設計する基礎スキル」「顧客の課題解決に取り組む素養」「成長のポテンシャル」の3つを軸に、自分ができること・学びたいことを明確にしていきましょう。

特にUIデザインの基礎がないと選考を突破するのが難しいため、とにかくUIを作りアウトプットを重ねることが最短ルートです。

UI制作を通じて

  • ビジュアルや情報設計の力を底上げできる
  • 「なぜこのUIなのか?」を言語化することで、論理思考とコミュニケーション力が鍛えられる

顧客の課題視点をもつ

  • 見た目の良さだけでなく、ユーザーが求める体験・価値を設計できるかがカギ

ポテンシャルの示し方

  • 学習ログやポートフォリオ発信など、意欲・探究心を具体的にアピールすると効果的

とはいえ、未経験を歓迎している企業はいつも多いわけではありません。スキルレベルやタイミングによって合否は左右されますが、実務に準じた学習を続ければ必ずチャンスは巡ってきます。失敗を恐れず、学びと改善を繰り返していきましょう。

BONOでUIUXスキルを学ぶという選択肢

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これまで50名以上が転職に成功しており、UIUXデザインの基礎から実践的な課題解決のアプローチまで、短期間で習得できる環境づくりを行っています。

  • 実務経験豊富なメンターがサポート:学習やポートフォリオづくりのお悩みをコミュニティで質問できる
  • 体系化された学習コンテンツ:必要なスキルを分解して、実践しながら身につけられます
  • 充実した動画コンテンツ:BONOがコースは動画がメインです。そのため具体的な操作やデザインの流れを真似して習得することができます

UIUXデザイナーとしての第一歩を迷っている方は、ぜひBONOのコースも検討してみてください。

未経験からでも、基礎スキル×実践的な課題解決力×ポテンシャルを掛け合わせれば、あなたの新しいキャリアの扉を開くことができるはずです。

UIUXデザインコース
https://www.bo-no.design/rdm/roadmap-uiuxdesigner

UIUXデザイナーになる条件

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1UI/UXデザイナーになるには
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UIUXデザイナー転職で必要なスキルと要素は何?書類落ちしない条件をプロが解説
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【2025年版】未経験からUIUXデザイナーへ転職するロードマップ。プロが考えるスキル習得の流れ
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未経験からUI/UXデザイナーに転職した4つの事例
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UI/UXデザイナーは未経験から転職できるのか?年収と将来についても
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UI/UXデザイナー転職を成功させる!“会社の調べ方”ガイド
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2. UI/UXデザイン学習ゴール
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UIUXデザイン学習ゴール:スキルとポートフォリオの具体イメージ
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3. UIUXデザイン学習の進め方
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道のり:未経験からUI/UXデザイナーになるまでの勉強内容
https://vimeo.com/755390900
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道のり①:ツールとUIに慣れる
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道のり②:3つの基礎を体験する
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道のり③:実践とポートフォリオと面接
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3. UIUXデザイン学習の進め方
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現場10年目が教える、未経験からUIUXデザインを勉強する7つのコツ
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デザイン学習の成功率UP「目標設定」のつくり方
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